
京都府京都市西京区大原野南春日町1152
訪問日:令和7年1月12日(日) 11:00
天 候:曇り
気 温:5.0℃
湿 度:71%
URL:https://www.instagram.com/sobakiri_cogoro/
https://www.facebook.com/cogoro3106/
電 話:075-333-7311
所在地:京都府京都市西京区大原野南春日町1152
https://maps.app.goo.gl/BxUTa8NrT7arPhBR7
2018年(平成30年)オープンのお店だそうです。
お店は大原野神社の参道にあります。

大原野神社は延暦3年(784年)に藤原氏の氏神・春日大社の分霊を勧請したことから「京春日」と呼ばれていて、良縁や女性守護にご利益があるとされる神社だそうです。

また大原野を深く崇敬し大原野神社を氏神と崇めた紫式部ゆかりの地らしく、作品にも描いたとされているそうです。

秋季は紅葉の名所なんですって。へぇ~
で、お店の話に戻って。
今回はじめての訪問となりました。

はじめてのお店は何があるかわからないので、こういう場合はとにかく開店前のもっと早い時間に店前で構えて待っておくのがいか様スタイルなのでしたが、今回は「開店時刻10分前ぐらいでいいかな…」と軽く考えていたのが仇になりまして、こごろさん人気店だったのか既に6組の待ち客が…( ̄□ ̄;)!!

ごくたまにある、「えっ、この店こんなに人気店だったの?(ノ∀`)アチャー」って気持ちになりました。いやあ久しぶりですこの感覚。そして一瞬嫌な予感も漂いつつ…
得てして、人気店って何が理由で人気なのかよくわかりませんけど、いか様個人的にはかなり高確率で残念な店になってしまう訳で…
おそらくですが、
- セットメニューが多い
- 店のプロデュースが今風
- 誰が食べてもわかる絶対的に蕎麦が美味い
- 口コミ
みたいな要素があって、結果口コミで拡散されて人気店になっちゃうのかなーと。1,2で人気店ってことなら再訪はしませんが、3なら仕方ない。果たしてこごろさんはどれに該当するのでしょうか。
ま、そんなこんなでギリギリ一巡目で入店できたので一旦良しとしましょう。

今日は寒い日でしたが、店内は暖かくなりすぎない程度で暖房がほどよく効いていました。

また一瞬薄暗いかなと思いましたが、採光がしっかりしていて席によっては太陽の直射日光で目が眩むぐらい。結果明るい店内でした。
大野原神社の境内にある店で、そのせいか客層も良くぺちゃくちゃ喋る客がおらず、おかげさまで静かに心地よく食事ができそうです。

入店は一組目でも一組目のラストで店入りしたので、オーダーは最後の方になってしまいました(^^ゞ まあいいです仕方ない。それでは注文しましょうか!

割と豊富にメニューありますね… で、蕎麦前もあるし季節限定メニューも色々あります。セットメニューはあるにはありましたが、シンプルなのが2種だけでした。ま、いか様は己の慣例がございますので王道的注文をしていきます。今回は(も)ざる盛り系の粗挽きそばと、こちらもド定番の鴨汁そばを頂くことにしようじゃないか。

蕎麦茶飲んでゆっくり待ちましょう………
果たしてどんな蕎麦が出てくるでしょうか。
| 粗挽きそば |

------ 蕎麦切り ------------------

蒜山在来使用で、石臼挽き自家製粉の挽きぐるみ生粉打ちの蕎麦切りです。粗挽きだけあって蕎麦切りの中にたくさんの蕎麦の実が封入されています。ちなみに粗挽きそばは大盛り対応不可です。
星飛びがふんだんにあり、濃いめの灰白色をしています。リップタッチはプツプツ感があり、気持ちのいい抵抗感がありました。口に入れて咀嚼をはじめるとジワーッと甘みが溶け出してきます。同時に荒ぶる野生の蕎麦の香りが立ち込め始め、そのまま鼻腔へ抜けていきます。食感はもっちりしておりコシは弱め。生粉打ちらしい食感です。ビジュアル、風味、味わいともに在来種の野生感を感じさせる優秀な蕎麦切りだと感じました。
お店の方に訊くと、蕎麦は蒜山方面の知人さんの蕎麦農場で育てた蕎麦を直接購入調達されているそうです。蒜山在来が好きな方は聖地のような蕎麦店さんですね。時折他の品種の蕎麦も仕入れられるそうですが、基本的には鳥取県の蕎麦をメインに使用するとのことでした(蒜山在来は岡山県真庭市で収穫されます)。まー実は蒜山だけでなく中国山地の蕎麦処の蕎麦はよく使われているそうです。他にもその他産地の蕎麦、時期によっては福井県産(どこだろう…)も使われるそうです。
------ 蕎麦つゆ ------------------

鰹風味が上品に香る蕎麦つゆです。かえしは濃すぎず、そのせいか蕎麦つゆ全体として比較的ややあっさりとした蕎麦つゆとなっていました。誤解無きよう申し上げると、決して薄い口当たりということではありません。比較論として、ややあっさりと表現しています。
蕎麦つゆ自体はあっさり感が目立ちますが、鰹の出汁風味と若干感じる酸味が上品さを演出しています。おかげで物足りなさは一切感じず、結果、上品な蕎麦つゆだったと判断しました。
出汁には羅臼昆布、鹿児島産の鰹節(本枯れ節)、かえしには小豆島の醤油(マルキンさん?)を使われているそうです。感じた酸味は枯節が理由だったんですね(^^)
温蕎麦向けには兵庫県養父の天然醸造有機醤油(大徳醤油さん?)を使われるそうで、蕎麦のスタイルに合わせて出汁やかえしも変化させているそうです。こだわりがゴイゴイスーですね(o^-')b
------ 薬味 ----------------------

山葵と白葱の二種。まず両者共通して感じたことは、「とても控えめ」ということでしょうか。
山葵は鮮烈な緑色で、口にするととても上品な香気が漂います。辛味は驚くほど少なめで、なんて優しい山葵なんだ!と驚かされました。
白葱も同様、優しい刺激で辛味はとても仄か。代わりに高貴な葱の風味がとても目立っていました。食感はシャキシャキ感に優れています。
------ 蕎麦湯 --------------------

やや粘度のある片栗粉型の蕎麦湯。片栗粉の風味と本来の蕎麦湯の風味の抱き合せは個人的には避けて通りたいところですが、こればっかりは選択肢の余地はありません。
蕎麦の風味は片栗粉の風味に掻き消され然程蕎麦風味は感じませんでしたが、代わりに十分な甘みを感じ取ることができました。蕎麦切り単体で口にした時以上に甘みを感じます。
粘度のある口当たりと優しい甘み、程よい温度のおかげでとても安心感のある癒しの雰囲気を堪能することができました。
しかし蕎麦の素性が良いので、片栗粉など使用せずにストレートな蕎麦湯が望ましいかと思います。昨今の風潮ではトロトロ系・ねっとり系が時流でトレンドみたいですが、蕎麦とは違うもの(蕎麦切りの小麦粉は例外)を混入させるのは好ましくないでしょう。どうせ混ぜるのなら、せめて蕎麦粉でお願いしたいです。
| 鴨汁そば |

------ 蕎麦切り ------------------

粗挽きとは違い、細切りの丸抜き生粉打ちです。エッジが立ち、まるでつなぎ入りの蕎麦切りのようでした。口当たりはツルツルでスイスイ口の中に入っていきます。蕎麦の香りは粗挽きと比較してやや少なめですが、それでも蒜山の力は十分に感じ取ることはできます。食感良くコシの力が増え、「麺を啜る」という表現がぴったりの蕎麦切りでした。
------ 鴨汁 ----------------------

鴨肉が6片、長めにカットされた長葱がザクザク入っています。鴨汁の実直な印象は、粗挽きそばの蕎麦つゆと同様、良い意味でパンチがやや弱めの上品テイストでした。濃厚さは控えめで、何ならそのまま飲みきれてしまうぐらいです。しかし存在感は高く、濃さは控えめながらも一切不満なく、トータルの質が高い印象深い鴨汁の味わいを堪能しました。
鴨肉はとても印象深く、脂身が異様にジューシー。噛めば噛むほど強烈な鴨の味が滴り落ちてくるような印象でした。久しぶりに心に残る鴨肉と巡り合えた気がします。葱は程よくローストされ、心地よい香ばしさが伝わってきます。食感も抜群で、今回の食事では最も「食べている」という感覚を抱かされました。
来客が多いことだけ気がかりですが、それを差し引いてもまた来たい・行きたいと思わせる蕎麦店さんだと思います。つまり、
- セットメニューが多い
- 店のプロデュースが今風
- 誰が食べてもわかる絶対的に蕎麦が美味い
- 口コミ
のうちの「3」が理由で人気店になっていた、ということを今回蕎麦を口にして体感しました。今度来るときは早く来ないといけないですね(^^ゞ
では駐車事情のお話です。
こごろさんの店の近く、大原野神社参拝者駐車場にて駐車可能です。

店舗は大原野神社の境内にあり、店(こごろ)持ちの駐車場はありません。
よって大原野神社の入口鳥居西側にある有料駐車場を使用します。駐車場から店舗まで徒歩2分程度の距離です。
結構な台数の駐車が可能ですが、うーん、上述の通り紅葉シーズンとかどうなんだろうか…クルマ多くなるんじゃないですかね?
でもこの駐車場の北手にもっと広い臨時駐車場があったんで、何らかのシーズンで混み合うことになっても多分大丈夫なんじゃないかなと思います。安心して大丈夫でしょう。多分(^^ゞ
「そば切りこごろ」主観的評価
★★★★★★★☆☆☆
(何度でも行きたくなる素晴らしい蕎麦店)
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