※前編・中編の続きです。今回で完結です。あくまで一オタクの妄想であり、わんぷり本編とは全くの無関係です。ご了承の上、お楽しみください。
いろは「あ……嘘……嘘……」
消滅したこむぎ。膝から崩れ落ちたいろはは、虚空に手を伸ばす。
悟「…………!!!!!」
悔しさ、悲しさ、無力さ。様々なものが胸中を駆け巡り、何も言えない悟。
まゆ「そ、そんな……こむぎちゃんが……あっ……」
ユキ(人)「フーッ……!!!!!フーッ……!!!!!」
まゆが横を見ると、ユキ(人)が目に涙を溜め、鬼のような形相でエンペラ星人を睨みつけていた。
まゆ「ユキ…………」
悟「……いろはちゃんは僕たちが見ます、皆さんは……シュプリームさんとプーカさんをお願いできますか?」
ソラ「……はい」
みらい「うん、わかった!」
プリムとプーカのもとへ駆けるひろプリ組と魔法つかい組。
※※※※※
ソラ「プリム!!!」
ましろ「プーカ!!!」
重なり合うようにして倒れているふたり。ソラとましろがその体を揺らして呼びかける。
プーカ(妖精)「プ……カ……」
プーカ(妖精)が目を覚ます。
ましろ「プーカ!良かった……!」
プーカ(妖精)「ぼ、僕よりも……プリムを……」
息も絶え絶えのなか、プリムを気遣うプーカ。
ツバサ「こ……これはひどい……」
かつて自分たちを圧倒したシュプリーム(プリム)がボロボロになり、ピクリとも動かない今の光景が信じられないツバサ。
あげは「……ツバサくん、手伝って!」
ツバサ「……!はい!」
プリムに応急処置を始めるツバサとあげは。
ことは「私たちも手伝うよ!」
全員がやれることをやろうとする。
※※※※※
「プリキュアが……負けた……」
意気消沈する避難所の人々。動物たちも不安そうな表情で見つめる。
※※※※※
エンペラ星人「ヌハハハハ……悔しかろうダイヤモンドユニコーン、ウルトラの父……この街の命運は、いま潰えた!!!」
嘲笑うエンペラ星人。
いろは「…………」
光が消えた虚ろな目のまま涙を流すいろは。膝から崩れ、生気がない。
悟「…………」
大福(兎)「……マズいなんてもんじゃないぜ、こりゃ……」
まゆ「……もう、終わりなのかな私たち……」
ユキ(人)「……そう、ね……」
暗雲に覆われた空を見上げるユキ(人)。
ユキ(人)「……この街も……太陽も……」
絶望的な状況に、全員が涙を流す。
その時であった。
「「「「あきらめるな!!!!!」」」」
悟「えっ?」
全員の頭の中に声が響く。4つの声が重なった、力強い激励。
〈〈〈もうコレで終わり……本当にそう思うか?耳を澄ませるのだ!〉〉〉
……んな……
……み、……な……
みん……な……!
みんな……!
いろは「こむぎ……!」
まゆ「こむぎちゃんの声……!」
ユキ(人)「こむぎ……!」
どこかから聞こえてくるこむぎの声。皆の目に光が戻る。
※※※※※
宇宙空間。4人のメフィラス星人が、黒点に覆われた太陽を前にしていた。
メフィラス(2代目)「君たちになら聞こえるはずだァ!今は傍にいなくとも、共に過ごしてきた彼女の声がァ!」
メフィラス(3代目)「立つのです!アニマルタウンと悟いろの未来は今、あなた達に託されています……!」
魔導のスライ「どんな困難な状況でも諦めず立ち上がる……それを私たちに教えてくれたのはあなたたち……!」
外星人第0号メフィラス「ワンダフル、悟いろ。私の好きな言葉です」
メフィラス4「「「「フーーーーーン!!!!」」」」
4人のメフィラス星人は一斉にグリップビームを太陽に向けて放つ。黒点に覆われ、燃え尽きた太陽を甦らせるために!
※※※※※
メフィラス星人たちの激励を受け、立ち上がる一同。
いろは「みんなも聞こえたよね?」
まゆ「うん!メフィラスさんたちの声と……!」
ユキ(人)「こむぎの声……!」
3人に活力と笑顔が戻る。
悟「みんな……!」
立ち上がった3人を見て、悟は意を決する。
悟「大福、一緒に来て!」
大福(人)「悟?」
悟「みんな、また立ち上がったんだ……僕たちも、僕たちにできることをやろう!」
大福(人)「……わかった!」
悟「いろはちゃん、みんな!」
いろは「うん。分かってる。私たちは私たちにできることを……だから、悟くんと大福ちゃんも……!必ず、必ずまた会おうね!」
力強く頷き、走り出す悟と大福(人)。
エンペラ星人「む……?」
異変に気がつくエンペラ星人。
エンペラ星人「何をする気か知らんが……まだ歯向かうか。面白い、余を楽しませてみせよ……!」
※※※※※
悟「皆さん!」
体育館の扉を開けて叫ぶ悟。人々はプリキュアの敗北にすっかり意気消沈していた。
大福(人)「みんな顔を上げてくれ!」
悟「プリキュアはまだ諦めてません!メフィラス星人たちも太陽をもとに戻そうと頑張ってくれています……!彼らに力を与えるためにも、僕たちの声援が必要なんです!」
それでもなかなか顔を上げられない人々。
いろはママ「悟くん……」
その時であった。人々と一緒に避難してきていた動物たちが、一斉に鳴き声をあげ始めたのだ。驚く飼い主たち。
大福(人)「みんな……!」
動物たちの力強い声を聞き、人々も顔を上げ始める。
「この子たちもまだ諦めてない……!」
「じゃあ、俺たちも……!」
「また、もとのアニマルタウンでこの子たちと暮らしたい……!」
人々の目にも希望の光が戻る!
鷲尾市長「皆さんン!!!もう一度、もう一度!!!プリキュアの皆さんを応援しましょオオオオオ!!!!!」
人間、動物双方から歓声があがる。感極まり涙ぐむ悟。
大熊「兎山くん、すごいよ!」
蟹江「やるー!」
悟「えへへ……」
大福(人)「流石、俺のダチだぜ」
その時であった。人々の手に光が灯り、ミラクルライトとなって現れたのだ!
悟「これは……!皆さん!プリキュアへ想いを込めて、そのライトを振ってください!!!」
※※※※※
〈〈〈ニコ様、ニコ様……!〉〉〉
ダイヤモンドリボンキャッスルに通信が入る。
メエメエ「メェ〜!?キラリンアニマルの皆さんからです!」
驚くメエメエ。ダイヤモンドリボンキャッスルにキラリンアニマルたちが映る。
ニコ様「みんな!十字架に架けられてたんじゃ……!?」
キラリンウサギ〈〈〈アニマルタウンの皆の希望の光が届いて解放されたキラ!〉〉〉
キラリンライオン〈〈〈ニコ様、俺たちキラリンアニマルのエネルギーと、ニコアニマルみんなが分けてくれたエネルギーを送りますキラ!プリキュアに届けてほしいキラ!!!〉〉〉
ダイヤモンドリボンキャッスルを通じて送られてきた光がニコ様の角に集まる。
ニコ様「確かに受け取りました……スペースN(ニコ)!!!!!」
ニコ様は角でそのエネルギーを更に増幅させ、いろはたちのもとへ放つ!
※※※※※
メフィラスディレクター(R/Bに登場した個体)「ディレクターの俺自らカメラ回してんだァ!気合い入れて呼びかけろォ!!!!!」
メフィラス(ウルトラ怪獣散歩)「了解ィ!メフィラス星の皆さんこんにちはァ!私はいま、地球のアニマルタウンからお届けしています!ただ今、あの暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人にわんだふるぷりきゅあが立ち向かおうとしています!!!私たちを楽しませ……元気と勇気と甘酸っぱさをくれたプリキュアが!!!アニマルタウンが!!!そして!!!悟いろが!!!無くなってしまうかどうかの瀬戸際なんです!!!これをご覧になってプリキュアを応援したくなった皆さん!!!その気持ちがあれば、皆さんのお手元にもミラクルライトが来てくれたはずです!!!プリキュアに、力を!!!!!」(東京03角田ボイス)
※※※※※
〜メフィラス星〜
全メフィラス星人(5兆人)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
全メフィラス星人がミラクルライトを振るう。その光が地球に、アニマルタウンに降り注ぐ!
※※※※※
プリム「う……」
プーカ(妖精)「プリム!!!気がついたプカ!!?」
プリムが目を開いた。安堵する一同。プーカは人の姿になり、プリムの上体を起こしてあげる。
ソラ「良かった……!」
ましろ「良かったねプーカ!」
あげは「うう〜〜〜!ほんっとに良かった!ね、ツバサくん!」
ツバサ「はい!」
プリム「みんな……この光は……」
空から、地から。あらゆる所から集まってきている光を眺めるプリム。
エルちゃん(少女)「ミラクルライトの光だよ!」
プリム「そうか……僕は……この光に負けて……そして……憧れたんだ……」
プーカ(人)「……プリム、プリムにもその光があるプカ!」
プリム「……え?」
プーカ(人)に促されて自らの手を見るプリム。その手にはミラクルライトが握られていた。
プリム「ミラクルライト……僕のところにも……来てくれたのか……!?」
驚くプリム。やがて一筋の涙が頬を伝う。
みらい「応援しよ!あの子たちが起こそうとしてる魔法を!」
リコ「今の私たちにはもう変身する力は残ってないけど……!」
ことは「ミラクルライトを照らすことはできる!」
モフルン(ぬいぐるみ)「モフー!」
プーカ(人)「プリム……!みんなで一緒にやるプカ!」
プリム「……!」
ボロボロのパーカーの袖で涙を拭って力強く頷き、プリムは力いっぱい叫んだ。
プリム「プリキュアぁーーーーー!!!!!頑張れぇーーーーー!!!!!」
※※※※※
すべての想いを乗せたすべての光がいろは、まゆ、ユキ(人)に降り注ぐ。
いろは「みんなの光……!」
まゆ「想い……!」
ユキ(人)「私たちの力になる!」
3人の手に光が集まり、ブレスレットになる。
いろは・まゆ・ユキ(人)「「「ワンダフルニャイトブレス!!!!!」」」
希望のアイテム、ワンダフルニャイトブレスが顕現した!目を閉じて手を重ねる3人。
いろは(感じる……こむぎを!ごめんね、気づいてあげられなくて……!こむぎ、みんなが待ってるよ……!おいで!)
次の瞬間、3人の手の上にもうひとつの手が重ねられた。目を開く3人。光り輝くこむぎ(人)が手を重ねていたのだ。その手には3人と同じくワンダフルニャイトブレスが装着されている。
いろは「こむぎ……!」
まゆ「こむぎちゃん……!」
ユキ「こむぎ……!」
こむぎ(人)「ごめんね、みんな!心配かけて……!メフィラスさんたちが、ぷらんくぶれーん?ってところに押し込んでくれたおかげで助かったの!」
笑い合う4人。手を重ね合ったまま、力強い眼差しでエンペラ星人を見つめる。
こむぎ(人)「みんな!!!」
こむぎ(人)の合図で、4人はワンダフルニャイトブレスを天高く掲げる!
こむぎ(人)・いろは・ユキ(人)・まゆ「「「「ワンダフーーーーール!!!!!」」」」
エンペラ星人「む!!!??」
ワンダフルニャイトブレスからとてつもない光が発せられる。4人の身体は完全に光となって融合し、新たな存在、ワンダフルブレイブとなった!
※※※※※
悟「すごい……!」
大福(人)「あいつら、やりやがった!」
体育館から出て、校舎屋上で目視でワンダフルブレイブを確認する悟と大福。
※※※※※
ワンダフルブレイブの精神、光の空間、インナースペースの中で並び立つこむぎ(人)、いろは、ユキ(人)、まゆ。
こむぎ(人)「……みんな、エンペラ星人は……」
神妙な面持ちで口を開くこむぎ(人)。
いろは「大丈夫、分かってるよ。いま、私たちはひとつだから」
まゆ「こむぎちゃんが感じたこと、やりたいこと。全部分かるよ」
ユキ(人)「仕方ない……付き合ってあげる」
力強い眼差しで答える3人。
こむぎ(人)「みんな……!ありがとう!」
※※※※※
エンペラ星人「…………フッ…………ヌハハハハハ…………確かに多少、力は増したようだが……それでも余には到底及ばぬ……!」
ワンダフルブレイブを前にしても動じないエンペラ星人。その時であった。
外星人第0号メフィラス〈〈〈ご心配なく。アフターケアも万全です〉〉〉
エンペラ星人「む!!?」
空から巨大な箱型の物体が降下してくる。
外星人第0号メフィラス〈〈〈私は暴力を嫌悪します。ですがエンペラ星人のように暴力を行使する輩からの自衛のための戦いはやむを得ないと考えます。そこで、このベーターボックスをあなた方に供与いたします〉〉〉
ベーターボックスが開き、赤い光が降り注ぐ。あっという間にエンペラ星人と同スケールに巨大化するワンダフルブレイブ。
エンペラ星人「なに……!!!」
悟「よし!!!これで条件は同じだ!!!」
※※※※※
メフィラス(2代目)「巨人化は成功したようだな!相手はあのエンペラ星人、卑怯もラッキョウもないのだ!」
外星人第0号メフィラス「ええ、我々も踏ん張りましょう」
グリップビームを放ち続けるメフィラス星人たち。そこへ援軍が到着する。
ドン・ノストラ「加勢するぞ!!!ベアリング光線!!!」
アーマードメフィラス(大怪獣バトル)「私も助太刀しよう!スライ、合わせろ!」
魔導のスライ「ハッ!」
メフィラスブレードの切っ先を合わせる2人のメフィラス星人。
アーマードメフィラス(大怪獣バトル)・魔導のスライ「「メフィラスダブルフラッシャー!!!!!」」
少しずつ黒点が削られ、太陽が輝きを取り戻していく。
メフィラス(3代目)「良い調子ですね……む?」
グリップビームを放ちながら、少し離れたところで静止しているマントの男に気づくメフィラス(3代目)。
メフィラス(3代目)「ほう……彼も来ましたか。珍しい……ですが助かります!」
男はマントを翻し手を突き出す。
メフィラス大魔王「超魔光閃!!!!!」
※※※※※
いろはママ「私たちも……最後の切り札を!」
頷き合ういろは・まゆの両親。
避難所のパソコンにコードを打ち込む。
まゆママ「アクセスコードは……!」
W O N D E R F U L
※※※※※
暗雲の中を大きな光が駆け巡る。
エンペラ星人「む!!?」
その光は雲を抜け降下!それは巨大な装置だった。傘のように開く装置。それはまるで太陽のようなフォルム。
悟「あれは!!?」
いろはママ「ついに起動したのね……ワンダフル・リダブライザー」
いつの間にか屋上に来ているいろは・まゆ両親、鷲尾市長、大熊、蟹江、猿渡、烏丸。
悟「お義母さん、お義父さん!いつの間に!?」
いろはパパ「まだお義父さんじゃない。殺すぞ」
悟「アッ ハイ……スミマセン……」
いろはママ「剛くん、ちょっと黙ってて」
いろはパパ「アッ ハイ……スミマセン……」
いろはママ「あれはワンダフルエネルギーを増幅できる、ワンダフル・リダブライザー」
悟「ワンダフルエネルギーを増幅……!?そうか!!!」
この装置がこの戦いにどのような影響を及ぼすのか一瞬で理解した悟。
いろはママ「私は獣医師としての見地から開発に参加したわ」
いろはパパ「僕もドッグトリマーとしての見地から開発に参加したんだ」
まゆママ「私もコスメショップ店長としての見地から参加したわ」
まゆパパ「僕は特に関わってない。凄いね」
鷲尾市長「皆さんの協力のもと……!アニマルタウン市民の皆さんの血税が形となったモノなのですよオオオオオ!!!!!」
蟹江「我が蟹江財閥(本作独自の設定です)の技術の粋を集めて作り上げた一級品よ!!!!!」
猿渡「猿渡コンツェルン(本作独自の設定です)の技術も相当使われてるってことを忘れんなよ!!!!!」
蟹江「うっさいわね!!!!!……感謝してるわよ!!!!!」
烏丸「私は無事完成するように毎日祈ってたんだ」
大熊「うちの牧場の子たちの糞から作られた完全バイオエネルギーで動くんだよ!」
ワンダフル・リダブライザーはワンダフルブレイブとエンペラ星人の間で静止する。
悟「みんな!ワンダフルニャイトシュートで、ワンダフル・リダブライザーを撃つんだ!!!!!」
ワンダフルブレイブは力強く頷くと、ワンダフルニャイトブレスの力を解放する。両腕を縦横無尽に動かすやたらと長い予備動作でエネルギーを溜め、ついにその両手を交差……
しない!
交差するかと思われた瞬間、やたら長い予備動作をもう一度最初から繰り返す!
エンペラ星人「むぅ!!!」
そしてついに両手が交差し、十字に組んだ手から凄まじいワンダフルエネルギーの波動、ワンダフルニャイトシュートが放たれた!
ワンダフルニャイトシュートはワンダフル・リダブライザーを通して何倍にも輝きを増し、広範囲に拡散した光の波動がエンペラ星人を直撃する!
エンペラ星人「ぬおお…………!!!」
BGM:わんだふるぷりきゅあ!evolution!!
エンペラ星人「ぐぅ……!ぬおお……!」
苦しむエンペラ星人!そこへ2つの声が響く。
ニコ様〈〈〈エンペラ星人!アニマルタウンを照らすワンダフルを消すことはできません!〉〉〉
ウルトラの父〈〈〈その通りだ!〉〉〉
エンペラ星人「何故だダイヤモンドユニコーン、ウルトラの父……!何故のうのうと太陽に照らされ、じゃれあい、色恋にうつつを抜かす者たちを救おうとする……!闇こそが……!!!永遠の世界なのだ……!!!!!」
ウルトラの父〈〈〈言ったであろう。光があるからこそ闇もある。だが、闇があればこそ、また光もあるのだ〉〉〉
ニコ様〈〈〈あなたの闇を前にして彼女らの光は……ワンダフルはより一層輝きを増すのです!あの姿は……ワンダフルブレイブは、私も知らないプリキュアの姿……古き私たちの想定を超え、未来へ進む希望の象徴なのです!〉〉〉
まゆ「私たちはこの街が好き!人間と動物が支え合ってるこのアニマルタウンが……!そこに暮らすみんなが好き……!」
ユキ(人)「そんなみんなとの日々がずっと続くように……!」
いろは「私たちは頑張るの!この街に溢れてる光を……!ワンダフルを守るためにも!」
こむぎ(人)「だから、絶対に負けない!!!」
力強い言葉とともにワンダフルニャイトシュートを放ち続けるワンダフルブレイブ。その言葉はみんなにも届いていた。
悟「そうだ……!信じるんだ、僕たちの未来を……!僕たちのワンダフルを!」
大福(人)「いけ!!!みんな!!!!!」
しかし!!!
エンペラ星人「ぬううううう!!!」
全身から闇の波動を放つエンペラ星人。ワンダフル・リダブライザーが少しずつ破壊されていく!
悟「そんな!?このままじゃ……!」
その時であった。
悟くん……
悟くん…………
悟くん………………
悟「え?この声は……!?」
悟くん、私は君が好きだ(加藤精三ボイス)
大福(人)「アンタは……!」
悟くん、大福くん、共に行こう。今こそ君たちの力が必要だ。
力強く頷く悟と大福(人)。目の前に光が降り注ぎ、ふたりはその光へと足を踏み入れ……

メフィラス(初代)「フーーーーーン!!!!!」
悟と大福(人)と一体化して甦ったメフィラス(初代)はワンダフルブレイブの隣に降り立ち、渾身のグリップビームをワンダフル・リダブライザーへ放つ。メフィラス(初代)を見て頷くワンダフルブレイブ。
ワンダフル・リダブライザーを通して増幅されたワンダフルニャイトシュートとグリップビームの猛攻。エンペラ星人はリフレクターマントで抵抗するが、防ぎきれない。
悟「みんな!もう一息だ!」
大福(人)「これが俺たちの、最後の戦いだ!」
こむぎ(人)・いろは・ユキ(人)・まゆ「「「「うん!!!!!」」」」
エンペラ星人「がっ……!ああ……!」
ついに膝をつくエンペラ星人。ニコ様とウルトラの父との戦いでできた2つの古傷が開く。
エンペラ星人「余は……暗黒の皇帝……!女子中学生と犬猫なぞに敗れはせぬゥアアアアアアアアアア!!!!!」
仰け反りながら叫ぶエンペラ星人。
悟「みんな!!!今だ!!!!!」
ワンダフルブレイブは力強く頷くと、自らの全身を炎に包む。翼の生えた一角獣の姿をした炎の塊となったワンダフルブレイブは、ワンダフル・リダブライザーに突入して更にその輝きを増し、エンペラ星人に突撃する!
エンペラ星人「ぬぐううううう!!!!!」
衝撃に備えるエンペラ星人。炎の角が彼を刺し貫…………
かない!!!!!
炎の翼がエンペラ星人を優しく包んだ。
怖くない、怖くない!
仕方ない……構ってあげる
あなたの声を聞かせて!
一緒に遊ぼ!
エンペラ星人「む!!?貴様ら……!!!??」
エンペラ星人の頭に響く声。
※※※※※
ワンダフルブレイブ「…………」
もとの姿に戻ったワンダフルブレイブ。苦しむエンペラ星人を見つめる。
エンペラ星人「馬鹿な……なぜ余が、プリキュアごときに……!」
エンペラ星人の目に光が灯る。
エンペラ星人「余は……余は、プリキュアに負けたのではない……!プリキュアと……この街の人間の……動物の……ちっぽけな絆に、“ワンダフル”に、負けたのか……。あぁ、余が、余が……光になっていく…………」
エンペラ星人は光の粒子となり、天へと昇っていった。
※※※※※
こむぎ(人)「……私たち、あの人に……何かしてあげられたのかな……」
いろは「そうだね……分からない。でも……」
ユキ(人)「精一杯のことは、やったと思うわ」
まゆ「後悔は……してない!」
※※※※※
またたく間に消えていく暗雲。青い空。眩い光がアニマルタウンに降り注ぐ。太陽の、暖かい光。
真っ赤に燃え盛る太陽。黒点が消え去ったのだ。
満足そうにそれを見つめるメフィラス星人たち。
歓声をあげながら、体育館から出てくる人たち。皆、青空と太陽を見上げて喜んでいる。動物たちも歓喜の鳴き声をあげていた。
鷲尾市長「皆さアアアアアん!!!!!もう大丈夫でえええええす!!!!!」
屋上から叫ぶ鷲尾市長の声に人々が拍手する。
※※※※※
ワンダフルブレイブの勝利を見届けた先輩プリキュアたち。
プリム「みんな、来てくれてありがとう。この街を救えて良かった……このゲートを使って、自分たちの街に戻って」
プーカに支えられながらなんとか立っているプリム。指を鳴らして虹のゲートを開く。
ソラ「ヒーローとして当然のことをしたまでです!それにしても……」
ましろ「プーカとプリム、本当に良いコンビになったね!」
口々に別れの言葉を言いながら帰っていくひろがるスカイ!プリキュアと魔法つかいプリキュア。
プリム「良いコンビ、か……」
プーカ(人)「僕たちも帰るプカ!」
プリムを背負って指を鳴らすプーカ(人)。新たに開いた虹色のゲートに入る。
※※※※※
プリム「…………プーカ」
プーカに背負われて虹の空間を飛ぶプリム。小さくプーカの名を呼ぶ。
プリム「…………ありがとう、僕のために怒ってくれて」
プーカ(人)「え?何プカ?」
プリム「…………なんだよ、聞こえなかったのかよ」
苦笑しながらプーカの頭に手を伸ばしてわしゃわしゃと撫でるプリム。
※※※※※
メフィラス(初代)は手から光を放つ。その光はわんにゃん中校舎屋上に降り立ち、悟と大福(人)になる。
見つめ合うメフィラス(初代)と悟・大福(人)。笑顔で頷き合う。
その背後で見守るいろはママたち。
蟹江「ん?アレは……?」
空から2つの何かが飛んでくることに気づいた蟹江。
エックス「イーッサァ!!!」(中村悠一ボイス)
タイガ「タァーーーッ!!!」(寺島拓篤ボイス)
エックス「アニマルタウンにエンペラ星人が現れたと聞いてやって来た!」
タイガ「アレ?エンペラ星人は?」
悟「あの〜……申し上げにくいんですけど……」
大福(人)「とっくに解決しちまったよ!遅えんだよ!!!」
エックス・タイガ「「えぇ〜…………」」
縮こまる2人のウルトラマン。
エックス「…………って、えぇ!!?なんだ君は!!?」
大福(人)「だから!!!諸々遅えんだよ!!!」
悟「かくかくしかじか……」
エックス「なんと……そんな素晴らしいユナイトが!」
タイガ「メフィラス、お前、小学生や中学生を誘拐するような奴だったのによくやったな!」
メフィラス(初代)「君らってナチュラルに失礼だよな。まあ、違いないんだが……では悟くん、もう会うこともないだろう。いろはくんとお幸せに!!!!!さらば!!!!!フワッッッ!!!!!」
飛び立つメフィラス。
悟「ありがとう……メフィラスさん」
大福(人)「最高のユナイトだったな」
メフィラス(初代)が飛び立ったのを見送ったワンダフルブレイブ。その身体は元の大きさになって屋上に降り立ち、4人に分裂した。
いろはママ「みんな、本当にお疲れ様!」
いろは・まゆ両親や大熊らが駆け寄る。笑い合う一同。
悟「みんな、本当にお疲れ様。凄かったよ……!」
いろは「悟くん……!!!!!」
悟の胸に飛び込むいろは。皆、暖かい視線でそれを見守る。
その時であった。
チュッ。
悟「…………え?????」
いろは「…………へ?????」
悟に唇を重ねていたいろは。全くもって無意識の行動であり、自身でも驚く。
いろは「〜〜〜〜〜!!!??わ、私、何を……!!???」
顔を真っ赤にしながら離れるいろは。放心状態の悟。
まゆ「あーーーーーッッッ!!???あぁーーーーーッッッ!!!??」
物凄い勢いで鼻血を出しながら全身を仰け反らせるまゆ。
まゆ「あーーーーーッッッ!!???あぁーーーーーッッッ!!!??」
ユキ(人)「ちょ、ちょっとまゆ!!!??」
こむぎ(人)「今の知ってる!好きな人とするやつでしょ?ユキ、私たちもやろー!」
ユキ(人)「やらないわよ!」
メフィラス(初代)「フーーーン!!!!!」
一同「わああああ!!!??」
物凄いスピードで戻ってきたメフィラス(初代)。着地の衝撃で悟がいろはに覆いかぶさってしまう。
メフィラス(初代)「悟いろの波動を感じ取って舞い戻ったアアアアア!!!!!一体何があった……む!!???」
なんと覆いかぶさった悟の唇がいろはに重なってしまっていた!!!!!
悟&いろは「「〜〜〜〜〜!!???」」
メフィラス(初代)「あーーーーーッッッ!!???あぁーーーーーッッッ!!!??」
全身を仰け反らせ叫ぶメフィラス(初代)。
まゆ「あーーーーーッッッ!!???あぁーーーーーッッッ!!!??」
メフィラス(初代)「あーーーーーッッッ!!???あぁーーーーーッッッ!!!??」
まゆ「あーーーーーッッッ!!???あぁーーーーーッッッ!!!??」
メフィラス(初代)「あーーーーーッッッ!!???あぁーーーーーッッッ!!!??」
ユキ(人)「お、落ち着きなさい2人とも!」
まゆ&メフィラス(初代)「「はい」」
ユキ(人)「うわぁ!急に落ち着かないで!」
その時であった。
メフィラス(初代)と猫屋敷まゆ、悟いろを愛してやまない2人の思念は互いを惹きつけ合い、融合を果たしたのだ。
一同「えええええ!!!??」
全身ライトグリーンのメフィラスリリアンの誕生である。
メフィラス(初代)(インナースペース)「お互い悟いろを愛する者同士でありながら喋るのはこれが初めてだね猫屋敷まゆくん」
まゆ(インナースペース)「ええ、お噂は常々、メフィラスさん。全くここは素晴らしいアニマルタウンですね。無自覚いろはちゃんの衝動的ファーストキス。一昔前のラブコメ漫画のような悟くんのラッキースケベセカンドキス」
メフィラス(初代)(インナースペース)「我々の今の思いの丈をこの場で叫んでは周りに迷惑がかかる。行こう」
まゆ(インナースペース)「はい!」
物凄いスピードで飛び立つメフィラスリリアン。
ユキ(人)「まゆーーーーー!!???」
いろは「まゆちゃん!!!??」
悟「猫屋敷さーーーん!!!!!」
こむぎ(人)「すごーーーい!!!!!」
物凄い速さで太陽の近くまでやって来たメフィラスリリアン。燃え盛る太陽を前に、力強く叫んだ。
メフィラスリリアン「悟いろ、最高ォォォォォーーーーーーーーーー!!!!!」
完
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