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わんだふるぷりきゅあ!二次創作「心からのワンダフル!」前編

 

わんだふるぷりきゅあ!【Blu-ray】vol.4 [Blu-ray]

 

※今作は、あくまで二次創作です。わんぷり本編とは何の関連も無い、一オタクの妄想話です。ご了承の上、お楽しみください。

 

メフィラス(初代)「地球……美しい星。悟いろが成就した今では、その美しさも更に磨きがかかったようだ……」

 

メフィラス(初代)は、宇宙空間から地球を眺めていた。この星のとある小さな町、アニマルタウン。そこで繰り広げられた人間と動物たちの絆の物語に、そして兎山悟と犬飼いろはという2人のティーンエイジャーの恋模様に脳を焼かれたメフィラス(初代)は、故郷のメフィラス星で『わんだふるぷりきゅあ!』を放送した。この番組はメフィラス星で大ヒットし、悟といろはが結ばれた回にいたっては全星視聴率が100%となった。

 

その少し前に、メフィラス(初代)は悟いろへのリビドーを抑えきれず、暴走したことがあった。間近で悟いろを見たいがために悟を誘拐、いろはを巨大化させ、悟のいろはへの気持ちを確かめようとした。結果、悟はメフィラス(初代)が期待した通り、いろはの気持ちを第一に考えた上で決して誘惑に負けなかった。ウルトラマンたちのお縄についたメフィラス(初代)だったが、何の後悔も無かった。

 

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そしてこの度、ウルトラマンカードゲームのヒットに伴う恩赦を受け、晴れて自由の身となった。そんな彼が真っ先にしたかったことが、悟いろが成就した地球を間近で眺めることだったのだ。

 

メフィラス(初代)「悟くん……私は君が好きだ(加藤精三ボイス)。だからこそ、もう君たちには近づかない……。また君たちを傷つけてしまうからね。こうしてたまに眺めるに留めておくよ……。いろは君と末永くお幸せに……」

 

その時であった。

 

背後に凄まじい殺気を感じたメフィラス(初代)。赤黒く禍々しい光線が彼に襲いかかった。すかさず振り向き、防御態勢に入ったが、その凄まじい威力は、到底抑えきれるものではなかった。

 

メフィラス(初代)「ぐああああああああああ!!!!!ぐあああああああああ!!!!!」

 

赤黒い粒子となって消滅するメフィラス。光線を放った元凶は、その身を赤黒い炎で覆ったまま、不気味に沈黙を保っていた。

 

※※※※※

 

狼たちとの戦いが終わり、2ヶ月が経っていた。3月の、春の息吹を感じつつもまだ凍てつくように寒い、月曜日の朝。

 

いろは「はぁ〜……」

 

登校中。犬飼いろはは悩んでいた。その理由は、前日に猫屋敷まゆと自室で交わした会話だった。

 

〜日曜日、いろはの部屋〜

 

いろは「ねぇ、まゆちゃん……」

 

まゆ「なに?いろはちゃん」

 

いろは「その……キスって、付き合ってからどのくらい経ったらするのが普通なのかなぁ……」

 

まゆ「あーーーーーッッッッッ!!?」

 

いろは「ま、まゆちゃん!??」

 

白目を剥いて体を仰け反らせながら絶叫するまゆに仰天するいろは。

 

まゆ「あーーーーーッッッッッ!!?あぁーーーーーッッッッッ!!?」

 

いろは「お、落ち着いてまゆちゃん!」

 

まゆ「うん」

 

いろは「うわぁ!急に落ち着かないで!」


まゆ「取り乱してごめんねいろはちゃん。それより、詳しく……説明して。いま私は、冷静さを欠こうとしています」

 

口元に笑みを浮かべつつ、至極真剣なまゆの眼差しに、いろはも緊張する。

 

いろは「う、うん……。悟くんとお付き合いするようになって、ネットとかで色々調べたの……。その……恋人の色々って、どういう時期に、どういうタイミングですれば良いのかとか……。」

 

まゆ「うんうん。」

 

いろは「手をつないだり、デートしたりっていうのはもうしてるんだけど……その次って、やっぱり……その……」

 

まゆ「キスだよね!!!!!」(クソデカ声)

 

いろは「そ、そうだよね……」

 

まゆ「あ、ごめんね急に大声出して。でも焦らないでいろはちゃん。いや、焦って。もっとそういうの、見せ……いや、なんでもないの。私、そういうのは、いろはちゃんが良いなって思ったタイミングで良いと思うな」

 

いろは「そ、そうかなぁ……」


……というような会話があり、今日。

 

いろは(はぁ……まゆちゃんは、ああ言ってくれたけど、実際どうなんだろ)

 

まゆ「おはよう、いろはちゃん」

 

いろは「!!!!!」\ビクッ!!!/

 

すぐ後ろから不意に声をかけられ心臓が飛び跳ねるいろは。

 

いろは「お、おはよう、まゆちゃん」

 

まゆ「今朝は兎山くん、一緒じゃないの?」

 

いろは「う、うん。悟くん、今週は日直だから少し早く学校に行ってるんだ」

 

まゆ「そう……いろはちゃん、昨日の話だけど、私、応援してるからね。ウェヒヒ」

 

まゆは昨日と同じく、口元に笑みは浮かべているものの、眼差しは怖いくらい真剣だった。

 

大熊「あ!ふたりともおはよう〜!」

 

いろはとまゆが振り返ると、そこにはクラスメイトの大熊・蟹江・猿渡・烏丸の4人がいた。

 

いろは「みんなおはよう!」

 

まゆ「おはよう〜」

 

いろはは内心ホッとしていた。このまま、まゆと2人っきりであの話題が続いていたら、正直どうにかなりそうだった。

 

蟹江「そういえば2人とも、あの件どうなりそう?」

 

まゆ「え?あの件?」

 

猿渡「引っ越しちまったこむぎとユキと電話で話すって話だよ!」

 

いろは「あー……」

 

プリキュアとしての使命を終えた2ヶ月前の戦いの後、こむぎとユキ(と大福)は、人の姿になる能力を失った。言葉を発する能力までは失わなかったのが幸いだったが、通っていたわんにゃん中からは去らなければならなくなった。周囲には、家庭上の理由での引っ越し、ということにしておいたが、あまりにも急な別れに、クラスメイトは皆、一様に残念がっていたのであった。

 

烏丸「別れの挨拶もできずにいなくなっちゃったし、せめて電話で話ができないかって、お願いしてたよね」

 

いろは「うん、もちろん忘れてないよ。こむぎもすごく残念がってた」

 

まゆ「うんうん、ユキもああ見えて、結構寂しがってるの」

 

大熊「え?あのユキちゃんが?なんか嬉しいね!」

 

蟹江「ね!」

 

こむぎとユキがすっかりクラスに受け入れられ、そして去ったことを皆が残念がっているという様子が、いろはもまゆもたまらなく嬉しかった。目を合わせて笑い合う2人。

 

いろは「じゃあ、次の日曜日でよければ……」

 

その時であった。皆が鏡石のある横断歩道に差し掛かった時、鏡石が眩い光を放った。

 

一同「わっ!!?」

 

メエメエ「みなさあああ〜〜〜ん!!!」

 

いろは「ええっ!!?」

 

まゆ「メエメエ!!?」

 

光り輝く鏡石の中から飛び出してきたメエメエが、一同の前に倒れ込む。

 

大熊「な、なに!!?」

 

蟹江「羊が喋ったァ!!?」

 

驚く大熊たちに構わず、メエメエが泣き叫ぶ。

 

メエメエ「いろは様、まゆ様!緊急事態です!」

 

いろは「ちょっ、メエメエ!」

 

まゆ「み、皆が見て……!」

 

メエメエ「本当はダメェ〜〜〜!なのですが、そんなことを言っている場合ではないのです!ニコ様が……!キラリンアニマルの皆さんが……!ニコガーデンが大変なことに!」

 

そう言うと、メエメエは背中に背負っていたものを降ろした。それは……

 

いろは「ニ、ニコ様!!?」

 

深く傷つき、息も絶え絶えなニコ様であった。

 

ニコ様「い、いろは……まゆ……」

 

まゆ「どうしたんですか!?」

 

ニコ様「や、奴らが……」

 

ニコ様が何かを話しかけた瞬間、空が歪み、その歪みの中から巨大な質量を持った何かが降り立った。

 

一同「うわあああ!!?」

 

降下に伴って起きた大きな揺れに叫ぶ一同。態勢を整えて顔を上げると、そこには、巨大なロボットが立ちはだかっていた。

 

猿渡「で、でっかいロボット!!?」

 

烏丸「なんなの!!?」

 

ニコ「インペライザー……!」

 

メエメエ「メェ〜〜〜!!!ここまで追ってきたのですか!!?」

 

あまりに突然起こった異常事態に固まる一同。そこへ……

 

こむぎ(犬)「いろは〜〜〜!!!」

 

ユキ(猫)「まゆ!!!大丈夫!!?」

 

異変を察知して、こむぎ(犬)とユキ(猫)が駆けつけた。

 

こむぎ(犬)「何アレ〜〜〜!?すっごく大きいワン!!!」

 

大熊「ペットの方のこむぎちゃんとユキちゃん!!?喋ってる!!?」

 

こむぎ(犬)「あ、みんな!久しぶりワン!」

 

ユキ(猫)「ちょ、こむぎ!」

 

こむぎ(犬)「ワン〜〜〜!!!しまったワン!!!」

 

蟹江「もう何がなんなの〜〜〜!!?」

 

混迷を極める状況の中、インペライザーの肩に備わった2つの砲門が光り始める。

 

ニコ様「やむをえません、こむぎ、ユキ、いろは、まゆ!」

 

ニコ様の角が眩く輝き、4つの光がこむぎ、ユキ、いろは、まゆの手に渡った。

 

いろは「これって……!」

 

こむぎ(犬)「ワンダフルパクトだワン!」

 

ユキ(猫)「シャイニーキャッツパクトも!」

 

まゆ「ってことは……!」

 

こむぎ(犬)とユキ(猫)の体が光り輝き、人の姿へと変わる。

 

大熊・蟹江・猿渡・烏丸「ええええええええええ!!!??」

 

いろははクラスメイト達の驚愕の視線を感じつつ、意を決して叫んだ。

 

いろは「みんな、いくよ!」

 

〜変身〜

 

大熊・蟹江・猿渡・烏丸「ええええええええええ!!!??」

 

蟹江「こ、こむぎちゃんとユキちゃんがこむぎちゃんとユキちゃんで……」

 

猿渡「しかも4人がプリキュア!!?」

 

烏丸「プリキュアって、黒い獣から町を守ってくれてるって噂の……」

 

フレンディ「みんな黙っててごめん、話すと色々長くなって……」

 

ニャミー「来るわよ!」

 

驚く4人を尻目に、インペライザーの両肩から光弾が放たれる。

 

ワンダフル「プニプニバリア!!!」

 

ワンダフルが展開した肉球型のバリアに反射され、光弾がインペライザーの頭部に命中する。

 

ワンダフル「あれ!!!??」

 

しかし、破損した頭部はすぐさま再生してしまう。

 

ニコ様「インペライザーは両肩に再生装置があります!そこを破壊しない限り倒せません!」

 

フレンディ「た、倒すって……」

 

ニコ様「相手はガルガルやガオガオーンとは違います!破壊しない限り、何度でも襲ってきます!」

 

ニャミー「やるしかないみたいね」

 

リリアン「う、うん……!」

 

意を決したプリキュア4人は、いま繰り出せる最大級の技を放つ。


ワンダフル・フレンディ「「プリキュア!フレンドリベラーレ!!!」」

 

ニャミー・リリアン「「プリキュア!アミティルミエール!!!」」

 

インペライザーの上半身が吹き飛び、完全に沈黙する。

 

メエメエ「やりました!」

 

しかし次の瞬間、残っていた下半身が消え、入れ替わるように完全な状態のインペライザーが現れた。

 

ワンダフル「えええ~~~!?また直っちゃったの!!?」

 

ニコ様「いえ、違います!空間転移ですぐに新たなインペライザーが送り込まれているのです!」

 

リリアン「そんな……!」

 

ニコ様「ハァ!!!ニコ念力!!!」

 

トゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥ!!!!!

 

ニコ様が角から発する強烈な念力で、インペライザーが硬直する。

 

ニコ様「み、みんな、今のうちに……逃げ……」

 

ただでさえ傷ついた体で念力を使い、ついに倒れるニコ様。

 

メエメエ「メェ~~~!!!ニコ様!!!」

 

フレンディ「っ……!逃げよう、みんな!」

 

フレンディがニコ様を、ワンダフルがメエメエを抱える。

 

リリアン「みんな!すこし我慢して!リリアンネット!!!」


大熊・蟹江・猿渡・烏丸「わあああああ!!?」

 

4人をまとめてリリアンネットで包み込むリリアン

 

ニャミー「飛ぶわよ!」

 

なんとかこの場から離脱する一同。鏡石の前でインペライザーは項垂れたままだった。

 

※※※※※

 

学校の裏まで飛んできた一同。プリキュアたちは変身を解除する。

 

いろは「なんとか逃げられたね……あ……」

 

大熊たちの視線を感じるいろは。

 

ユキ(人)「……みんな、驚いたと思うけど、私たち……」

 

その時、その場にいた全員のスマホから緊急警報の音が鳴り響いた。

 

まゆ「なに!!?」

 

大熊「ええっ!!?」

 

スマホの画面を見た大熊の顔が青ざめる。

 

大熊「さっきのロボットが、アニマルタウン中に何体も現れたって……!」

 

 

※※※※※

 


その日の夜。

 

鷲尾市長「みなさん、物資を配ります!落ち着いて並んでくださ~い!」

 

避難所となったわんにゃん中の体育館。多くの市民や動物たちが不安な夜を過ごしていた。鷲尾市長が大きな声で市民に呼びかけている。

 

こむぎ(人)「……大変なことになっちゃった」

 

ユキ(人)「そうね……」

 

アニマルタウン各地に現れた13体のインペライザーは、手当たり次第に光弾を放ち、沈黙した。町中に大きな被害が出たが、わんにゃん中はなんとか被害を免れ、避難所となった。役場にも被害が及んだため、臨時の指揮所がわんにゃん中の避難所の中に設営された。

 

いろはママ「怪我をした動物がいたらこちらまで!」

 

いろはパパ「ペットフードもありますよ~!」

 

「フレンドリィ動物病院」と書かれた手書きの看板を立て、いろはの両親も声をあげていた。

 

いろは「みんなすごい……こんな状況だけど、できることを頑張ってる」

 

まゆ「そうだね……」

 

その時であった。

 

悟「いろはちゃん!!!猫屋敷さん!!!」

 

いろは「!!?悟くん!!!」

 

大福を連れた悟が現れた。いろはは目に涙を溜め、悟の胸に飛び込む。

 

いろは「悟くん……!無事で良かった……!学校に着いてもいないし、電話は通じないし……!」

 

悟「ごめん、緊急警報を見て、いろはちゃんを探しに飛び出したんだ。それでロボットの大暴れに巻き込まれて……なんとか逃げられたけど、電話は通じないし、瓦礫だらけで色んな回り道をして……それでなんとか家にたどり着いて、とりあえずなんとか大福を連れてきたところなんだ」

 

いろは「そうだったんだ……とにかく良かった……!」

 

大福「いろは、悪ィんだが、ちと苦しいぜ」

 

いろはと悟の胸の間で潰れている大福が根をあげる。

 

いろは「あっ、ごめん大福ちゃん」

 

顔を赤らめて離れるいろは。

 

まゆ「良かった、良かったねいろはちゃん、兎山くん」(鼻血を出しながら)


こむぎ(人)「いろはとまゆ、どうして赤くなってるの???」

 

悟「あれ!!!??こむぎちゃんとユキちゃん、人の姿に!!?」

 

ユキ(人)「いま気づいたのね」

 

その時、皆の頭の中にニコ様の声が響く。

 

<<<みなさん、体育館裏に来てください。お話があります>>>

 

※※※※※

 


悟「ニコ様、お久しぶりです。メエメエも!」

 

メエメエ「メェ~!悟くん!」

 

ニコ様「みんな、集まったね。……今回の事件のことを、全部話すから、ちゃんと聞いて」

 

真剣な表情で頷く一同。

 

ニコ様「昨日、インペライザーの大群がニコガーデンを襲ったの。私とキラリンアニマルの皆で力を合わせて、なんとか数体は倒せたけど……」

 

目を伏せるニコ様。

 

メエメエ「先ほどと同じように、倒しても倒しても新たなインペライザーが転送されてきてしまうのです……」

 

ニコ様「私たちが戦ってる間にニコアニマルの皆は安全なところへ逃げられたけど……キラリンアニマルの皆は……」

 

ダイヤモンドリボンキャッスルが光り、現在のニコガーデンの様子が投影される。

 

いろは「えっ!!?」

 

そこには、ひどく傷つき、十字架に磔にされたキラリンアニマルたちが映っていた。

 

まゆ「ひどい……!」

 

メエメエ「メェ〜〜〜!キラリンアニマルの皆さん、なんてことに……!」

 

悟「酷すぎる!!!誰が一体こんなことを!!!」

 

悟の怒りに、ニコ様が静かに答える。

 

ニコ様「黒幕は……エンペラ星人です。

 

いろは「エンペラ星人……?」

 

ニコ様「暗黒宇宙を支配する大皇帝……暗黒の支配者と言って良いでしょう。はるか昔……エンペラ星人は、今と同じように、ニコガーデンへ侵攻したことがありました。」

 

ニコ様が手をかざすと、投影されている映像が変わった。そこには数万年前のニコガーデンの様子が映っていた。炎に包まれた草原から逃げるニコアニマルたち。傷つき倒れているキラリンアニマルたち。それを見下ろす漆黒の巨人。

 

ユキ(人)「ひどい……」

 

こむぎ(人)「これがエンペラ星人???」

 

ニコ様「そうです」

 

ニコ様は続ける。

 

ニコ様「彼は光あるもの全てを憎み、消し去ろうとしていたのです。ニコガーデンは格好の標的となりました……。その時は大きな被害が出ましたが……友好関係にあったM78星雲光の国より贈られた、ニコティメイトブレードの力で、なんとか撃退できたのです」

 

全盛期ニコ様(西岡徳馬ボイス)・エンペラ星人「「フゥン!!!」」

 

すれ違い様に剣で斬り合う両者。

 

全盛期ニコ様(西岡徳馬ボイス)「うっ!」

 

エンペラ星人「ぐおお……!」

 

同時に膝をつく両者。

 

エンペラ星人「光がぁぁぁぁぁ……!

 

傷を抑えながら、エンペラ星人は撤退していった。

 

ニコ様「なんとかエンペラ星人は追い返せましたが……この時に受けたダメージが原因で私は大きく力を落とし、声も変わってしまったのです」

 

いろは「そうだったんですね……(声変わったってレベルか???)

 

ニコ様「長い時を経て彼は復活し……ついにニコガーデンは堕ちてしまいました。そして次の標的は……」

 

ユキ(人)「ここアニマルタウンって訳ね」

 

蟹江「そんな……!」

 

一同「!!?」

 

不意に聞こえた蟹江の声に驚いた一同が振り返ると、そこには大熊・蟹江・猿渡・烏丸が立っていた。

 

大熊「あはは……ごめん、盗み聞きするつもりはなかったんだけど……」

 

猿渡「お前らがコソコソ出てったのが見えたからよぅ……」

 

バツが悪そうに言う大熊たち。いろははニコ様の目を見据え、口を開いた。

 

いろは「ニコ様。私、みんなに説明したいんです。今まで秘密にしてたこと……これから起きること……」

 

ニコ様は目を閉じてしばし沈黙したが、ゆっくりと目を開いた。

 

ニコ様「やむを得ませんね……」

 

いろは「ありがとうございます……!」

 

いろはは今まで秘密にしていた一切合切を話した。大熊たちは驚きを隠せなかったが、少しずつ飲み込んでいった。

 

烏丸「そうだったんだ……」

 

蟹江「いやいや、正直頭がついていけないけど……」

 

大熊「実際に見ちゃったしねぇ」

 

まゆ「みんなごめんね、今まで黙ってて……」

 

猿渡「まぁ、言えねえよな、そんなこと」

 

烏丸「それよりも……」

 

こむぎ(人)とユキ(人)を見つめる一同。

 

大熊「2人にまた会えて嬉しいよ!」

 

こむぎ(人)「皆〜〜〜!」

 

滝のように涙と鼻水を流しながら皆に飛び込むこむぎ(人)。

 

ユキ(人)「フフ……」

 

まゆ「ユキも嬉しそうだね」

 

ユキ(人)「いや……私は別に……」

 

狐崎&狸原「話は聞かせてもらいましたよ〜〜〜!!!」

 

一同「!!?」

 

突如現れた狐崎と狸原がユキ(人)に飛び込む。

 

ユキ「ちょっ……あなた達、演劇部の……」

 

狐崎「ユキさん〜〜〜!もう会えないと思ってた〜〜〜!」

 

狸原「良かったです〜〜〜!」

 

こむぎ(人)のように涙と鼻水を流しながら叫ぶ2人に、ユキ(人)も思わず頬が緩む。

 

ユキ(人)「もう……仕方ないわね」

 

まゆ「色々不安はあるけど……」

 

いろは「うん……皆に話したら、なんだか大丈夫かもって思えてきた!ね、悟くん!」

 

悟「そうだね、いろはちゃん」

 

その時であった。

 

???「アニマルタウンに住まう生命に告ぐ」

 

突如、街中に声が響く。

 

こむぎ(人)「な、なに!?」

 

ニコ様「この声は……!」

 

メエメエ「メェ〜〜〜!エンペラ星人です!」

 

エンペラ星人(声)「余は暗黒の支配者。このアニマルタウンは余が制圧した」

 

息を飲んで聞き入る一同。

 

エンペラ星人(声)「余の要求は2つ!これを聞き入れれば、あらゆる脅威からアニマルタウンを守ると約束しよう」

 

ユキ(人)「え……!?」

 

エンペラ星人(声)「アニマルタウンに住まう人間たちよ……共に暮らす全ての動物を余に差し出すのだ!」

 

まゆ「ええっ!!?」

 

エンペラ星人(声)「そして……」

 

いろは「えっ!!?」

 

目を見開く一同。夜空にいろはと悟の顔が映し出されていた。

 

エンペラ星人(声)「犬飼いろはと兎山悟……この2人の仲を分かつのだ!」

 

悟「な、何を言って……!??」

 

エンペラ星人(声)「明日までに返答をするのだ。聞き入れられない場合は……こうなる!」

 

アニマルタウン各地で沈黙を保っていた13体のインペライザーが一斉に起動し、わんにゃん中に向かって光弾を放った。

 

ユキ(人)「不味いわ!何か来る!」

 

いろは「みんな!」

 

瞬時にプリキュアに変身した4人は飛び立ち、わんにゃん中の上空で静止する。

 

ワンダフル「ぷにぷにバリア!」

フレンディ「リボンバリア!」

ニャミー「ニャミーシールド!」

リリアンリリアンネット!」

 

中合わせになった4人のプリキュアがそれぞれバリアを展開する。12発の光弾が一斉に降り注ぎ、わんにゃん中の真上で爆発が起こった。

 

プリキュア「ああああああああ!!!」

 

校庭に落ちていく4人のプリキュア

 

悟「みんなー!…………あっ!!?」

 

遅れて飛んできた1発の光弾。固まる一同。

 

蟹江「や、やば……」

 

ワンダフル「させないっ……!」

 

フレンディ「ワンダフル!!?」

 

1人飛び立つワンダフル。

 

ワンダフル「学校を……!みんなの大切な場所を、守るワン!!!」

 

光弾がワンダフルの体を直撃する!

 

ワンダフル「ワンンンンンンンンンンン!!!」

 

フレンディ「こむぎいいいいい!!!!!」

 

 

※※※※※

 


宇宙空間。太陽の引力圏に囚われないギリギリのところで、その輝きを見つめる2人の人影があった。

 

???①「これは……」

 

???②「プカ……!」

 

太陽の端から、ゆっくりと黒点が増え続けている。

 

???②「このままだと……大変なことになるプカ。これもまさかアイツの仕業プカ!?」

 

???①「…………行こう。僕たちの力が必要になるかもしれない」

 

 

つづく




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