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ガンダムSEED世代なのに一度も観たことなかった僕が劇場版キッカケにドハマりした話。

 

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

 

ガンダムSEED関連作の内容に触れています。

 

 

本記事は木本仮名太さん主催の「ブログクリーンアップ Advent Calendar 2024」の22日目にエントリーしたものです。僕一人では下書きの保存欄に残ったままで終わっていたであろう記事を世に出すキッカケを下さった本企画に感謝します。

 

 

kimotokanata.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、ガンダムSEEDを観る気が無かった。その理由を語る前に、僕のガンダム遍歴をザッとご紹介したい。

 

2006年、小学6年生のころ。今は亡き地元TSUTAYAで、機動戦士ガンダム、所謂1stガンダムのVHS(DVDですらない)をレンタルしたのが始まりだ。それまではウルトラシリーズ仮面ライダーシリーズを愛好していたが、ふと未開拓だったガンダムの世界に飛び込んでみたくなったのだ。新しい作品との出逢いに心躍らせながら、TSUTAYAのマジックテープで止められた袋を開ける。バリッという音と共に開いた袋からテープを取り出し、自室のテレビデオに入れ、白い横線がチラつく画面を凝視した。

 

よく言われていることだが、ガンダムは従来のヒーロー作品、ロボット作品と違い、「正義対悪」「人間対宇宙人」ではなく、「正義対正義」、「人間対人間」という、少し大人向けの世界観が魅力だ。「地球の連邦軍が正義で宇宙のジオン軍が悪ね」というぐらいの認識で観始めた僕も、話数を重ねていくうちにその世界観に魅了されていった。TVシリーズだけでなく劇場版も観た。新規作画が多くて、子供心に「別のアニメみたいだ!」と興奮した。

 

『1st』→『Ζ』→『ZZ』→『逆襲のシャアと観進めていき(『ZZ』は序盤のノリについていけず飛ばし飛ばしで観てしまった!いつかちゃんと観たい)、僕はすっかりガンダムが好きになっていた。

 

 

劇場版 機動戦士ガンダム

  • 古谷 徹
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宇宙世紀ガンダム作品を観ていくうちに、新しいガンダムにも興味が湧いてきた。その当時最新のTVシリーズこそ、機動戦士ガンダムSEED、そして続編の機動戦士ガンダムSEED DESTINYだった。

 

 

 

 

 

 

一体どういう作品なのか、なんとなくネットで調べてみた。すると、出るわ出るわ、SEEDへの悪評が。それはもう、とてつもない量のバッシングだった。個人ホームページ、ブログ、掲示板、いたるところで、「ここが変だよガンダムSEEDといったような感じで、作品が抱える問題点が沢山挙げられていた。なんとなくネット全体で「SEEDは叩いて良い」といった風潮が見受けられ、擁護意見は殆ど見かけなかった。こうした状況から、僕は思った。

 

「SEEDは観なくて良いや」、と。

 

ちょうどその頃、テレビで新しいガンダムをやるという報せも耳に入ってきていた。機動戦士ガンダム00だ。もうすぐテレビで毎週新しいガンダムが観られる、ガンダムを初めてリアルタイムで視聴できる。その喜びと興奮で、僕の頭の中からSEEDの存在はひとまず消えた。『00』は1stシーズンと2ndシーズンを合わせ、2年に渡って展開された。僕は2年間リアルタイムで作品を追って、ガンプラを組んだ。そして、完結編となる劇場版の公開の報せに胸を踊らせた。

 

 

 

 

一方で、ネット上ではある声が大きくなっていた。「SEEDの映画はいつやるんだよ」というヤジだ。調べてみると、どうやらSEEDも映画で完結するらしい。『00』の放送開始前からそうアナウンスがされていたのに、後発の『00』の完結編の方が先に公開されそうだというのだ。どうやら制作がゴタついているらしかった。元々叩かれまくっていたSEEDだが、更に叩かれる要因が増えていた。こうした状況を見て、僕は思った。「あんなに叩かれている上に映画も公開の見通しが立たないなんて、やっぱりSEEDはロクな作品じゃないんだ」、と。そこから長い間、僕の中でSEEDは「叩かれてる作品」「イジって良い作品」「映画が公開されない作品」として記憶されていた。

 

 

2023年、ガンダム界隈に衝撃的な報せが届いた。なんとSEEDの映画が公開されるというのだ。調べてみると、映画の発表自体は2006年にされていたので、17年越しということになる。放送当時から(賛否問わず)のめり込んでいたファンにとっては、まさに青天の霹靂だろう。SEEDに深入りしてこなかった僕も、思わず声を上げてしまった。この報せを受けて、ネット上には様々な声が上がった。「こんなに時間がかかった映画が面白いはずがない」「いや、時間がかかったからこそ、素晴らしい映画になっているはず」などなど。印象的だったのは、昔はあれだけ叩かれまくっていたSEEDに、擁護派が目に見えて増えていたことだ。恐らく、リアルタイム世代が大人になり、ネットでの発言力が増しているのだろう。僕は不安視する声が多数になると思っていたのだが、五分五分と言って良いくらいに「SEEDの映画が楽しみ」という声も大きかった。SEEDをスルーしてきた僕ですら、なんだか感慨深くジ〜ンと来てしまった。

 

そしていざ映画が公開されると、ネット上には絶賛の声が溢れた。多くの人が熱い感想を書き、映画のみならず、SEEDという作品、コンテンツと自分の人生を絡めた記事を投稿していた。ネットでのバッシングの裏に隠されてしまっていたSEED好きたちの思い、そして20年という歳月の重みが感じられて、僕はまたジ〜ンときてしまった。そして、ふつふつと湧き上がってきた。「SEEDの映画、観てみようかな」という思いが。しかし、SEEDの映像作品を全く通ってこなかった僕が、果たしてフルに楽しめるのだろうか?TVシリーズを完走してからの方が良いんじゃないか?でも、100話近くあるアニメを観終えるまでに、公開終了になってしまうんじゃないか?いや、20年前のアニメの映画化なんだから、制作側も初めて触れる人のこともちゃんと考えて作っているだろう?なら、いきなり映画から観ても良いのでは?などなど、色んなことを考えていたのだが。そんな折、友人から、「一緒に観に行かないか」との誘いが。これは天命……と考え、思い切って観に行ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メッッッッッチャ、面白かった……。

 

 

こりゃ話題になるしヒットするわ、という、納得の面白さだった。この映画の良いところはそりゃ沢山あるのだが、僕はとにかく、20年近く前からネットで何度も目にしていた、「ここが変だよガンダムSEEDに対する回答が、全て用意されていたことに感動してしまった。


・キラが「ぼくのかんがえたさいきょうのしゅじんこう」すぎてウザい

ラクスに人の心が無い

・戦闘シーンがバンクだらけ

シン・アスカ周りのあれこれ(ルナと傷の舐め合いでくっついたり主役の座から降ろされたり)


ザっとこんなところだろうか。正直、もっと沢山あったと思うが、概ねこんな印象だ。

 


・キラが「ぼくのかんがえたさいきょうのしゅじんこう」すぎてウザい

 

ぜんっぜんそんなことなかった。今回の映画のキラは、ボロ負けするし、メチャメチャ苦悩する。終わりの見えない戦いに苛立ち、罠に嵌められて機体と艦を失い、愛するラクスを攫われる。アスランに修正してもらわなければあのまま塞ぎ込んでいただろうし、吹っ切れてから挑む最終決戦も終始オルフェに圧倒されボロボロになる。一人では何もできないが、愛する人と仲間たちの存在に救われる男だった。気取ってないしカッコ悪い、だからこそ応援したくなる奴じゃないの。

 


ラクスに人の心が無い

 

コレ、ネットで一番言われていたことかもしれない。作り手たちは今回、この指摘にかなり自覚的で、なんなら作中の人物がラクスに聞こえるようにこの話題をブチ込んでくる。アグネス!!!!!CV桑島法子!!!!!更に、コレを陰から聞いていたラクスが、持ってきた夜食をキラに渡せなくて、目に涙を溜めながら去って行ってしまうのが良いんですよ。ラクスにもその自覚あったんだ、罪悪感あったんだ、っていう。勿論、その直後のキラの「そんなことない!君は何も分かってない!」というアグネスへの拒絶が全ての答えなんですけどね。

 

 

・戦闘シーンがバンクだらけ

流石にコレは無かったですね。大迫力で大満足でした。

 

 

・シン周りのあれこれ

 

言わずもがな。汚名挽回ガンダム流の言い方)とはこの事。可愛いよシン。カッコいいよシン。分身はこうやるんだあああああ!!!!!!!!!!ルナアアアアアア好きだアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!私もよシンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!(あの2人、中の人も夫婦なんだよな……)

 


改善、圧倒的改善。20年という月日の中で溜まっていたSEEDへの色んなドス黒いもの、それらを全て理解した上で作られた映画のように感じた。ほぼ初めて触れる僕がこんなにスッキリしちゃうんだから、リアルタイムで追っていた人の胸中やどれだけ晴れやかなものか。

 

 

 

 

 

 

というわけで、映画を観た後、すぐにTVシリーズを履修開始。もう夢中で、貪るように観てしまいました。で、『SEED』と『DESTINY』を全話観た感想なんですが、

 

 

 

 


「ここが変だよガンダムSEED」、合ってるわ……

 

 

 

 


これで終わりで……しかも20年近く続きが無かったのは……まあそりゃあ、なぁ……と、リアタイファンの皆さんに思いを馳せたり……。「戦闘シーンはそんなにバンクだらけではなくないかい?」と思ったら、どうも今日配信で観られるのは新規作画マシマシのHDエディションというものだそうで。観てみたいぜ……バンクだらけのモノホンのSEEDをよ……。

 

そして嬉しいことに、僕が2シリーズ観終わった後でもまだやってたんですね、映画館で。『FREEDAM』が。大ヒットによるロングラン。ありがてぇ!という訳で、2回目の鑑賞に行って参りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メッッッッッチャ、面白かった……。(2回目)

 

 

理解(わか)る。理解(わか)ってしまう。初見時は理解(わか)らなかった、アレコレが。何故この映画は花が吹き飛ばされるところから始まるのか。アークエンジェルが沈むということがどれほど深刻なことなのか。『DESTINY』で悟っちゃってた(ように見えた)キラが感情を取り戻すことが、どれほど嬉しいことか。あのタイミングで「出撃!デスティニー」が流れることがどれだけアガることなのか。CV桑島法子のアグネスが生き延びることがどれだけ尊いことなのか。デュエルブリッツ!!?ライトニングバスター!!?デュエルブリッツとライトニングバスター!!?しかもミーティアを!!?ミリアリアと!!!!!サイ!!!!!カガリに仕えてるよ!!!!!あああああああ!!!!!あえぇ!!?ミーアのハロいるやん!!!??おおぉぉおおおう!!!??あああ!!!ステラが喋るならフレイにも出番やれよ!!!そしてやっぱアスカガだけ別作品だろ。しかししかし、SEEDのあの鬱屈とした世界観に風穴を開けたのはやはりアスカガだったのだ。アホみたいに強いズゴック、宇宙空間にいるズゴックズゴックをブチ破って現れる無限の正義、エロ妄想で勝利を掴むアスランきょええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!アスカガだけじゃねえ!!!CP最高!!!キララクアスカガシンルナ!!!!!愛だよ愛。最後に~歌うよ~♪ラストのラクスのモノローグが〆として完璧ですね。


リアルの友人に会うたびに「SEEDにハマったよ」と話すと「今更かよ!!?」と驚かれるけど、それだけのパワーがある映画だった。ありがとうガンダムSEED。そしてこれからもよろしくガンダムSEED。20年近く君のこと知ってたけど、最近好きになったよ。

 

 

 

 




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