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4.29の朝日俳壇・歌壇

 私は詩人(含む俳人)を自称していますが、最近では会心作が作れていません。想像力の欠如があるとは思っているのですが、それをいかんともし難い。ちょっと勉強の意味で上記文献をひも解いてみました。ちなみに、私が理想とするのは以下の詩です。


参考過去ログ:ナタでヒゲ剃る女
 http://d.hatena.ne.jp/iirei/20070318


朝日新聞の歌壇の場合も俳壇の場合も、4人の撰者が10編づつ撰びますが、俳壇の場合は撰に重複なし、歌壇の場合には重複の場合があります。今回挙げるのは2013.04.29の紙面からです。


まず歌壇を見て行きますが


@TPPの説明会に村人は
田畑の匂い持ちて集ひ来  (さいたま市 泉 明)


@重力がいつもの2分の1になる
受験番号見つけたときから  (大宰府市 須田 紫野)


@削られし土はしずしず土中へと
柩の如く埋められてゆく  (福島市 美原 凍子)


時事問題なども含み、意外な題材とともに興味深いです。重力の歌は今風でおしゃれですし、特に原発事故の被害者である福島市の女性の魂の叫びが垣間見られるようです。短歌は物語を語れるのです。


次に俳壇。


@分れたる道また会ひて山笑う(東京都 大和 勲)


山笑う」というのは木々の芽吹きが匂い立つ有様を示す春の季語です。なんとも爽やかな句。


@蟻穴を出て太陽を背負いたる  (玉野市 勝村 博)


これはスゴイ句です。ちっぽけな蟻に太陽の光が当たるというある意味当然なことを言うのに、「太陽を背負う」とは・・・写生の句というわけにはいかないでしょうが、この句には非常なインパクトがあります。神話的と言ってもよいでしょう。こんな句が私の目標です。朝日新聞の記事にこの句があるから、今回ブログにしたというものです。俳句はスナップ・ショットのようなものです。





今日のことわざ


スズメの目にも涙


こんど働き始めた塾で、なかなか授業をするチャンスがなく、給与が微々たるもので「雀の涙」ということわざが浮かんだのですが、これに「鬼の目にも涙」という別のことわざをだぶらせ、出来たのが今日のことわざです。

  (2013.05.03)



今日の一句



モッコウバラ
寄り合いながら
匂いけり


 近所の民家の生垣に生えているバラ。中国原産のバラです。

  (2013.05.04)




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