近況
こんばんは。
昨日は二度寝して昼に起き、高齢者福祉施設のボランティアに行ってきました。
今日は障碍者施設のイベントの手伝いに行ってきましたよ。
仕事の繁忙期で結構、疲れています。
暖かい湯舟に浸かるとか良いですね。
真の実力
今日は、実力とか底力というものについて書こうかなと思います。
Twitterなどネットで漫画の切り抜きがよく貼られています。その一コマで登場人物が、全ての条件が下振れした時の力が実力なのだと言っている画像があります。
私もこの意見に賛成です。人間の力は、実は他人の支援や周囲の環境の安定を前提している事が多いです。家庭環境もそうですし、自然環境もそうです。
自分の気付かない所で、誰かが自分の不始末やミスをフォローしてくれているという事もあり得ます。
よく感謝を忘れないで、日ごろから気をつけようと言われたりしますが、これは驕れる者は久しからずやという意味でしょう。自分の力は、自分だけのパフォーマンスではなく、多くの人の善意によるものであるという認識を持つべきだと思います。
私はよくRPGゲームをプレイするのですが、ボスと戦う時には自キャラの行動が全部下振れしても勝てる位に準備をしてから挑みます。会心の一撃がいつも出るとは限りません。
そう考えてみると、自分のできる事を多く見積もるというのは破滅への第一歩と言えるかも知れません。常に絶対に勝てる相手とだけしか戦うなという教えが昔の剣客によって語られてたりしますが、本当にそうで、負けたら死んでしまうようなリスクの高い挑戦の場合には、とにかくやってみようという精神は命取りです。
どんどん試行回数を重ねて場数を踏んで成長しようとか、コンフォートゾーン、つまり自分の安全地帯から出て自分に負荷をかけよう等と言う話は間違っていないのですが、場合によります。
自分の実力というものを弁えて、自分が確実に処理できる範囲で仕事をする事が長く仕事を継続するコツ、つまり持続可能性ある働き方なのかも知れません。
支援を取り付ける力
逆に言えば、多くの人から助けて貰えるような人、支援したくなる人は自分の基本的能力を超えて何倍もパフォーマンスを発揮できるという事になりますね。
よく、私は働く上でこう言っているのですが、現代では能力が高くても周囲の人間に害を及ぼし、能力をスポイルする人間よりも、自分の能力は左程でもなくても、周囲の人間に力を与えて全体のパフォーマンスを向上させる人の方が評価されるし、仕事において有用であるという考えを持っています。
実は、天才とかカリスマと呼ばれる人もこういう人間なのではないかと私は考えています。支援を取り付ける力や、支えたくなる性質は、個人の抜きんでた能力を遥かに超える成果を生み出す事があるのではないかと思います。
倫理
そこで問題になってくるのが倫理です。実力を超えた力を発揮するには倫理が必要になってきます。人の事を傷付ける人を助けたいと思うような人は稀でしょう。利益の為に敵対関係を作るとか、煽るとかも考えられますが、ここではそういう考えは一旦脇においておきます。できるだけ多くの人の力を得る為には、多くの人と良い関係を作る事が大切です。しかし、倫理って難しいですよね。
正しい事を主張すると、人を傷付ける事もあります。そもそも正しい事って何なんだろう?人を殺害したり、暴力を振るったり、盗みをしたり、騙したり、嘘を吐くのは悪いと言われますが、これもケースバイケースで正当化される事があります。基本的にはこうだなという事が言えても、詳細を詰めていくと人との関係の中で色々と差異が明らかになってきます。
功利主義と、功利主義的観点に反対する立場
話は変わりますが、功利主義という考えがあります。ジェレミ・ベンサムやジョン・スチュアート・ミルが代表的な論者です。ベンサムとミルの功利主義は異なるのですが、大まかに言うと、功利主義とは全体の利益を最大化する選択をするという思想です。
逆に、トロッコ問題などは、功利主義に否定的な見解を持つ論者に良く取り上げられる事がありますね。ポストモダン思想でもフーコーはパノプティコンというベンサムが提案した刑務所、一望監視施設を監視社会のメタファーとして用い、批判しています。
全体の利益を最大化しようとする時、そこから零れ落ちる要素があるという事は否めません。多数派・マジョリティに対する少数派・マイノリティの擁護というのもこういう視点から主張されています。とは言え、多くの社会は民主主義的な投票によって支えられている側面があるので、マジョリティの思想、主張を無視する事はできません。衆愚制・ポピュリズムの危険もありますが、うまく折り合いをつけていく必要があります。
資本主義における仕事は欲望の奉仕である
この資本主義において、仕事とは需要に供給する事で報酬を得るという事になります。需要を掘り下げていくと、人間の欲望に突き当たります。この欲望には基本的欲求のようなものも含まれますし、社会的な承認欲求なども含まれ得ます。人の欲望が経済を駆動しています。この欲望を利用し、うまく需要に供給を満たし、その結果、報酬を効率良く得る人がビジネスで成功するという訳ですね。こう考えてみると、支援を取り付けるカリスマ的能力は、倫理と欲望という二つの軸で成り立っているように見えます。
まとめ
人の真の実力とは、確率の上振れを差し引いたものである、と考えました。
その上で、大きなパフォーマンスを発揮する為には、倫理と欲望への奉仕という二つの要素があるのではないかと考えました。
実力は支援に依存する → 支援には倫理が関わる → 倫理は功利主義と対立する → 資本主義では欲望が基盤という流れがあります。
自分の小ささを知る謙虚な心と、人の欲望を理解し、それをうまく「乗りこなす」ような知性という一見すると相反するものを両立する事がこの世界で成功する要素なのかも知れません。
是非、あなたもこのテーマについて考えた事、もっと掘り下げたいと思う事をコメントなどで教えて下さい。
それでは、また来週。