昨日はボランティアに行ってきました。今日は半日寝てました。夕方から家族と買い物に出かけて、先ほど帰宅しました。雨で憂鬱でしたが、サムライマックを食べて満足しました。
引っ越しシーズンは終わったものの、まあまあ忙しい日が続いています。そこで、土曜日も活動すると、日曜日は電源が切れたように疲れて寝てしまいます。多分、平日の睡眠が浅いのもあるのだと思いますが、仕方ないですね。
今日は読書をしたかったのですが、あまり読めていません。
その代わりと言っては何ですが、自分なりに色々と考えた事があります。
それについてちょっとだけ触れてみましょう。
倫理学とか法律に関する法学、法哲学とか、歴史学などの分野を人文学と言い表す事があります。人文科学と呼ばれる事もありますね。
では、こうした分野の学問は自然科学と同じ「科学」なのでしょうか。
これは結構難しい問題で、自然科学の基準を、社会科学や人文学に適用するのは難しいのです。
この話題、実はたびたび私のブログでは取り扱っています。
科学と非科学の線引き問題という分野の話で、主に科学哲学というジャンルの学問で扱われる話題です。基本的に、現代の科学哲学では、反証主義のような強い制約によって科学と非科学を区別できるという考えは批判されていて、廃れています。
では、あらゆる考えを全て科学と言って良いのでしょうか。これは難しい問題です。実際、科学的アナキズムを唱えるファイヤアーベントなどの哲学者は、科学も実利があるかどうかで評価される道具に過ぎないという発想です。この意味で、占星術も科学と言えると言っていますね。これはもちろんある種の皮肉なのですが、科学と非科学を区別するのはなかなか難しいのです。
又、人文学を科学と評価する事も別に悪くないと思うのですが、人文学に自然科学の基準をそのまま適用できないというのも事実です。
実験とか観測事実とか、再現性とかの指標は、倫理学や法学や歴史学でそのまま導入できません。私は人文学が無用だとは思いませんが、同様の基準で管理できる同じ分野であるとは全く言えない別種の性質を持つものであると思っています。
社会学が広く、特にジェンダー論、フェミニズムなどのジャンルにおいて表現規制などの問題で嫌われているのを知っている人は多いと思います。そういう時、社会学は科学ではないという人を良く目にします。確かに、社会学は自然科学ではありません。ジャンルとしては人文学や社会科学という枠組みです。ですが、社会学は本当に科学ではないのでしょうか。それは言い過ぎかも知れません。反証主義的基準によって、社会学に実験がないから科学ではないと断言してしまうと、実験が存在しない他分野、例えば天文学はどうなのだとか言えるでしょう。又、社会学にも実際の社会の統計データを用いて評価する分野もあり、実証が存在しない訳ではありません。量的調査と質的調査、アンケートなどを組み合わせて、何事かを語ろうとしているのです。
又、反証主義における反証可能性という基準は、自然科学の根底に反証可能性がないテーゼが存在するという反論で批判されています。もしも、反証可能性があるものだけが科学だとしたなら、自然の斉一性なども反証可能性を持たないので、自然科学が科学として成り立たない事になってしまいます。
この意味で、気に入らない学問を科学ではないと批判するのは悪手だと思います。
もっと、その調査方法は妥当なのかとか、その基準や「法則」は、自然科学の中の再現性の高い物と同等の再現性を持っているものなのか?とか緻密な言い方をする必要があるでしょう。もし批判するにしても、科学ではないとか、反科学だという言い方は雑すぎるという事が言えるかも知れません。
何が妥当で、何が絶対なのか。これは難しい問題ですね。
基本的に物理宇宙は実在していると言って差し支えないと思いますが(人間の認識がなければ世界は存在しないという言い方もできるはできますが)それと、人間の社会の仕組み、社会構築物におけるルールとかマナーとかモラルというものを同列に扱うのは危険であると私は思っています。
人間の欲求が、社会を形作り、欲求の衝突点、交錯点に倫理が求められるという事を前回ブログに書いたと思いますが、そういう風に社会が本音と建て前で運営されている事と、重力の働きとか、電磁気の作用とかを同列に扱おうとするのは無理があると思うんですよね。人間は裏をかく生き物です。経済学の法則が分かれば大儲けできるかと言えば、そんな事はないですよね。でも、損失を減らす方法は分かるかも知れません。何々がどう動くという見立て、推測が成り立つならそれを出し抜こうとする人がいるのも現実で、人間の営みを考察するという事はある意味では鼬ごっこであり、動的な何か形無きものを取り扱っているという認識が必要ではないでしょうか。
他にも色々と思う所はあるのですが、この辺にしておきますね。
(後々整理の為、この文章は加筆修正される可能性がある事を付言しておきます)
それでは、また来週。