東急目黒線の西小山駅を出て3分程度。
にこま通り商店街の中に、その店は存在していた。

もともとは武蔵小山にあった町中華の店が、再開発に伴い閉店。
2017年に、ここ西小山に移転してきたようだ。

店内は、カウンターのみ10席程度。
まだ開店から数年ということもあって、とても綺麗で落ち着いた感じ。
ひとり餃ビーをするには、これ以上ないぐらい、理想的な環境だ。
僕が入店した時間は、まだそれほど遅くなかったので、店内は、常連客と思われる人が1人だけ。
ただ、その後、続々と1人客が入ってきたから、地元に愛されている店なのだろうなぁと思う。
僕は、席に座るや、まず、ビールを注文。それとともに、ニラ玉を頼んだ。
SNSなどの情報で、ニラ玉写真のビジュアルがとても魅惑的だったからだ。
カウンターからは厨房が見渡せるのだけれど、僕が座った席は、その中でも特等席。

ニラ玉を作っている姿を間近で眺めることができた。
店のマスターは、ニラ1把を丸々使って、鍋を振り、カンカンと軽快な音を鳴らしながら、僕のニラ玉を作り上げていく。
あぁ、なんと幸せな情景、なんと幸せな音だろう。
この店は、きっと炒飯も美味しいに違いないと思った。
待つこと数分。

ニラ玉、登場!
いやぁ、この圧倒的なニラ感がたまらない。
店によっては、「ニラ玉」といいながら、「もやし玉」なんじゃないかと思うものが出てきたりするが、これは正真正銘のニラ玉。
ニラと卵だけで勝負した、ごまかしの利かない王道のニラ玉だ。
ニラは、卵に覆い被さるように調理されており、ニラのシャキシャキ感と玉子焼きのふんわり感が、絶妙のバランスで両立している。
その塩加減も素晴らしく、いやぁ、これはご飯が進みそうなメニューだなぁと思った。

もちろん、ビールのお供としても最高だ。
僕は、そんなニラ玉に舌鼓を打ちながら、メイン料理を注文。10分程度でそれは僕の眼前にやってきた。

焼餃子だ!
550円というその価格は、町中華にしては、ちょっと強気の価格設定に思えたのだが、いざ目の前に出てきてみると、納得。
ぷっくり、ぽっちゃりとしたその筐体は、とてもボリューミーで、これならば、550円の価値は十分あると思った。

最強の相棒、瓶ビールとの比較でも、その大きさがおわかりいただけるだろう。

一口囓ってみると、肉の旨みと野菜の甘みが、口内に満ちあふれた。
いやぁ、なんてジューシーな餃子なんだ!
下味がしっかりついているので、何もつけなくても十分に美味しいが、あえてつけるなら、酢胡椒。
肉汁たっぷりの餃子なので、その旨みを殺さない酢胡椒との相性は抜群だ。
ニラ玉も、餃子も、非常にレベルが高かったので、僕は、他の料理も食べてみたくなった。
この日は、もう1軒行きたい店があったため、後ろ髪を引かれる思いで退店したが、また是非訪れたいと思う。