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『定年就活』 - 定年退職した女性の就職活動

「定年を扱った作品」の第三弾は、堀川アサコ『定年就活 働きものがゆく』(角川文庫、2022年)。40年間の会社員生活を終えて定年退職した花村妙子60歳。働かないと落ち着かない。でも働きを見つけるのは大変なこと。働きがいのある職場、正社員のポスト、仕事以外の生きがいなど、自分の目標がどこにあるのか、よくわからないまま、就活を行う妙子の落ち着かない「心の内」が浮き彫りにされています。

 

[おもしろさ] 「働いていないと落ち着かない」

60歳で定年退職した花村妙子。通勤の必要がなくなったいま、「自由の中に放逐された」わけですが、それは想像を超えて「落ち着かないもの」だったのです。のんびりしていることに、罪悪感を覚えてしまうからです。「働くのが好き。ケチで貧乏症」という指摘は的を得ているのかもしれません。本書の特色は、働いていないと落ち着かない性分の妙子の複雑な心の内を描き出している点にあります。

 

[あらすじ] 「おかあさん、これからどうするのよ」

株式会社オジンの係長を務めている花村妙子60歳。高校を卒業し、同社に就職。淡々と40年の歳月が流れました。オジンでは、60歳と65歳のいずれかで、定年退職の時期を選ぶことができます。職場に不満はなく、働くことに不平もありません。まだまだ会社に貢献できると考えていました。しかし、仕事ではなく趣味や家事に専念したいという願望や、まだ元気なうちに別の仕事も経験してみたいという思いを優先させ、定年退職の道を選びます。6年前に夫の信之に先立たれ、一人娘の真奈美も結婚して東京に住んでいます。退職当時は、美術館に行く、夫が遺した本を読む、友人とコンサートに行く、旅行に行く、油絵とか手芸とか、何か趣味を始めようと考えました。未だに、そのどれにも手が付けられていません。「おかあさん、これからどうするのよ」という真奈美の問いかけ。そこから始まったやり取りのなかで、啖呵を切った妙子は、就活せざるをえなくなります。40年以上働いており、ベテラン中のベテラン社会人だと思い込んでいた妙子。「就活なんて簡単にできるもの」と思っており、しかも「非正規」で働くという発想がまったくありません。苦労の末見つけた「経理」の仕事は、算盤で計算するという伝統についていけず、男性用トイレの掃除が義務ということにも耐えられず、結局、辞めることに。その後、真奈美夫婦の養女・瑠希と初めて対面。「土木の仕事に就きたい」と考えている彼女は、進学先の「お嬢さん学校」として有名な高校「東雲学院」を辞めたいと言い出し、真奈美と対立。家を飛び出してきた瑠希と妙子との同居がスタートします。妙子は、ハローワークにも通い、仕事探しを再び始めることに。

 




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