こんばんは!
月イチの伏見行き未明クルーズだ。
出不精防止を主眼とした習慣であり、行き先もルートも一緒。そこで今回記事本文の方は、私の大好物「変態バイク」について語らせて頂ければと思う。
テーマが「変態バイク」ゆえ、見た目変態のジクサー号、隠れ変態のST号どちらでもイケるが、相当な冷え込みが予想される午前4時の高速走行だ。防寒手袋でも指先がかじかむのは確実で、この状況下で大型バイクはあまり乗りたくない(操作系の固い古い奴は特に)。
ジクサー号のいっぱいいっぱいな高速走行、楽しくて仕方ないし、何より今回取り上げる「変態バイク」に車格的に近く、感覚もシンクロし易い(と思う)。
という事で、予報通りのお寒い中、名神高速に突入する。






向かい風がキツい。非力なジクサー号、フルスロットルだ。走行ラインも風に煽られあっち流されこっち戻され。イヤ楽しい。
先日名神高速をPCX160で爆走する猛者を見かけたが、楽しかろう。解ります解ります。
小っさくて軽い奴ぁ楽しいぞぉ~!
と、逆排気量マウントをかけておき、今記事「主役」の登場だ。
ええな、これ。久々に欲しいと思った新車だ。
ロードスポーツ(ネイキッドとは言わない)にアップハンと丸タンク、段付きシートを「とりあえず載せました」。そんなやっつけ仕事全開の70年代芋ジャメリカン。
何を隠そうコイツが少年時代の「憧れのマシン」なのだ。我こそ生まれついての変態ライダーなり。
ホンダならば「○○CUSTOM」。
さすが世界のホンダ。50cc~1000ccまで、芋ジャメリカンも全クラスラインナップしていた。
ヤマハは「○○SPECIAL」。
同じデザインでXS650のツインエンジンを搭載した激シブモデルもあったなあ。
スズキ。スズキは・・・なんだったかな。
おう、マメタンだ。
そしてカワサキ「○○LTD」。
我らがカワサキ、完全なクルーザーとはひと味違う「このスタイル」に何やらコダワリもあったようだ。
初代バルカン400。
私の記憶では、このEN400が「芋ジャメリカン」最後のモデル。当時「時代遅れのデザイン」と散々揶揄されつつのラインナップであった。
カワサキのセルフオマージュモデルは皆ヒット作品になっている。我々バイク乗りの良く知る所だ。
最後まで推し続けた芋ジャメスタイルもこの流れに乗れるかどうか。ニヤリとさせるカワサキの商法である。





こんな私でもオートバイなんてのをとっかえひっかえできる身分になったのは「あの」ホンダスティード登場の後だ。時既に遅し。愛すべき芋ジャメリカンは中古車さえ市場から消え失せていた。





ではカスタムしてはどうか?
「以降」の国産モデルはレプリカブームを経てよりスポーティーさが追求された事、頼みのアメリカンもロー&ロングのスタイルが定着した事、両者に共通するネック位置の低さが災いし、芋ジャメリカンの切り立ったフォルムが出せない。
古いZ系と違い、ゼファーのネックが低い事も確認した(要するにカスタム失敗した)。ゼファーにアップハンを入れても芋ジャメリカンではなく族車になる。
当時「あのフォルム」が出せる数少ない市販車として空冷のスポーツスターがあったが、見た目的に存在感を主張し過ぎるVツインエンジン。シルエットを似せてもスポーツスターはスポーツスターであった(むろん試したとも)。
ゼファーにしろスポーツスターにしろ、カスタムに当たり非常に入手困難なパーツとして、あのドテッとした段付きシートが挙げられる。
クルーザーにしては前後寸足らずの車体に段付きシートをねじ込んだため、シートの後ろ半分が不自然にブ厚く盛り上がり、むしろそれがあの野暮ったい車体フォルムのアイコンになっている。
「カッチョ良いシート」は逆にOUT。で、「カッチョ悪いシート」なんて売ってない。
「できそうでできない」芋ジャメカスタムであった。







くだらない事に金を使って来たモンだと己のバイクライフを振り返りつつ、W175LTDの感想だ。
うーむ、やはりネック位置の低さが・・・。昔失敗した「ゼファー芋ジャメ改」に何となく似てるような。
が。
クルーザーとして一から設計されたモデルではなく、ロードスポーツにアメリカンな外装パーツを何も考えずブッ込みました、的やっつけ感、凸凹感。「芋ジャメコンセプト」はよく再現されている。
その粗削りさこそ「ファクトリーB級チョッパー」の真髄なのだ。







輸入車という物、代理店が近くにあるか否かで購入のハードルが天と地ほども違う。特に私のようなモノグサにはコレ、絶対条件である。
興味を抱きつつも、それが原因で今まで縁のなかった奴として「グリップチェンジ」と「ボクサーツイン」がある。後者に関しては、ミツオカが隣町尼崎に店を出したらしく、そのうち気が向いたら冷やかしにでも行ってやろう。
で、W175だが、うむ、この辺走ってるの見た事ないな。どうやら私にとって敷居が高い方の輸入車らしい。
国内正規販売している230か800にLTDバージョンを追加してくれたらサイコーなのだが、なにせ「美しいモーターサイクル」なんてガラにもないコンセプトで売るモデルだ。可能性はゼロだろう。
ST号をカスタム?

確かに芋ジャメカスタムベース車として理想的な一台である。実は購入当初から構想として持っていた。が、ストック状態での「MKⅡモドキ」、この変態っぷりも捨て難く、悩ましい所だ。
相変わらず、近くて遠い芋ジャメリカンである。







1ドル=360円固定相場時代、ハーレーなんて金持ちだけの乗り物であった。
そのステータス性を誇示すべく、電飾やメッキパーツで愛車を飾り立てる「全日本ハーレー会系デコカスタム」。やり過ぎて仏壇のようになっている車両も見かけるが、我が国固有のムーブメントだ。
それと切り離せない「庶民の友」芋ジャメリカン。いつかはハーレー、今は泣きながらちょっとだけイージーライダー気分。これまた日本ならではのモーターサイクル文化に他ならない。
W175LTD。このモデル、日本国内に持って来てこそ本懐と思うのだが、いかがだろうか、カワサキ様。
・・・
と、変態バイクに思いを馳せつつ伏見大社の境内を散策し、主に通路(参道)の画像をUPさせて頂いたが、お気付きだろうか。
ちなみにこれは大鳥居横のトイレ付近。


こちらは駐輪場。


明らかに人が少ない。
正面の楼門前ですらこの様子。

2~3年前までの静かな早朝の散策が戻っている。
近年、京都の名所なんてどこもかしこも足の踏み場もないような満員電車状態であったが、京都に限らず国内観光、お隣さんが我が国への渡航制限をかける今がチャンスかも知れない。
お読み頂き、ありがとうございました。
