こんばんは!
深夜の峠越えだ。



走っていて気持ちは良いが、やはり色々と怖ぇな。
さて今夜は三田の駅前でも徘徊しようか。「ミタ」ではない。「サンダ」とそのまま読み下す。地元西宮の北西に位置する。
旧三田藩三万六千石の由緒を汲む古い町だ。一方で我が地元周辺同様、大阪神戸のベッドタウンとして急速な開発も進められた。その新旧二面、未だ湛えてくれているのか。はたまたなにぶん小さな街ゆえ、完全に都市化の波に呑まれ、(例の)マンションだらけの画一的なツマラナイ街へと変貌してしまったのか。
・・・
距離的に近い(ほぼ隣町)一方「見知らぬ街の魅力」もあり、実はモンキー号でナイトクルーズをキメていた頃からの候補地であった。
が、3.4馬力のモンキー号で深夜の峠越え、それだけで相当ダルいが、さらに峠越えの道中「原チャリ難所」が立ちはだかっているのだ。過去記事でも触れたが、ちょっと紹介しよう。
磐滝トンネル。

この2018年まで有料区間であった長さ1.7kmの「ド直線」道路、特にこんな交通量の少ない時間帯ともなれば、100km/h以上の猛スピードで駆け抜けるクルマなんぞザラに居る。
これがトンネルの中。

片側一車線で路肩ナシ。逃げ場ナシ。原チャリで突入した際のストレスたるや想像するだけでドン引きというモノ。
磐滝トンネルを回避して三田方面へ向かおうとすれば、宝塚か神戸経由を余儀なくされ大変な遠回りになる(トンネル脇の旧道は二輪通行止め)。早くから候補地として挙がりながら、ナイトクルーズ50番目での登場となった事情がコレだ。
トンネルを抜けると程なく国道176号へ出る。

後はしばし道なりに走れば到着だ。
つい先日まで残暑にうんざりしていたというのに、寒いぞ。

22℃と言えばジャスト適温だが、バイクで走っていると寒いのだ、コレが。

薄手のブルゾンを取り出す。
三田市に入る。


「どんな街だろう」常々思いつつ、国道176号を篠山方面へ通り過ぎるだけであった。さていよいよ「街の顔」エキマエ拝見と行こうか。
途中小さな駅を発見。「三田本町駅」とある。


いかにも「ザ・セントラル三田」的名称だが、お目当ての三田駅はこのもう一つ先。
線路沿いを進む。

それらしい灯りが見えてきた。
到着。



三田駅前だ。
まずは駅舎周辺から見てみよう。

立派な駅舎である。
駅前ロータリー。


ロータリー越しに通りを振り返る。大きなショッピングモールがある。
JR三田駅エントランスだ。


跨線橋を兼ねた駅舎。改札はもう閉まっているが、駅舎の通り抜けは可能。ナイトクルーズ中の「ホッとポイント」の一つだ。


なるほど「割と立派なエキマエ」である。
・・・
おっ!「銀座通り」か。

商店街散策に入ろう。






銀座の中に六本木もあるぞ。


可愛らしい「銀座」である。
まあファミレスやチェーン居酒屋といった比較的大型で目立つ店舗は、大方あのショッピングモールや駅ビル内にデンと座っているのだろう。
別の商店街のゲートがある。


ひと町ほど先が明るいが、あれかな。
ふむ。


ここ、少し雰囲気が違うぞ(ニヤリ)。
渋~い料亭発見。


ここにも。
商店街を通り抜けると、武庫川だ。



家の近所を流れている奴の上流に当たる。
名称は変わるが、橋を渡り商店街が続く。


アーケード。私の大好物だ。
「街の電器屋さん」である。

今や国宝級と言える。
交差する本町通り。


さらに昭和レトロだ。
これは一般のお宅か。


渋過ぎる。
やがて広い通りに出た。

本町通りを振り返る。
市役所が近いようだ。

行ってみよう。
最近のお役所にしては質素で好感が持てる。

無駄に豪華、宮殿のような我が西宮市役所よ、少し見習い給え。
市役所駐輪場。シシーバーにカッパ(?)を掛けている。

丑三ツ刻にコレ、マジでビビった。
市役所前から駅前へ向かう大通り。「ふれあい大通り」と名付けられているようだ。

ここを行っても面白くなさそうなので、先程の激シブ商店街まで戻るとしよう。
「目印」の商業ビル。


こちらもなかなかハイカラな造りだが、残念ながら空家のようだ。
この焦がし板壁とか。

由美かおるの錆びた看板でもかかっていたら100点満点である。
牛乳屋さんか!

若い人はここがどんなお店か分からないかも知れない。
・・・。

もう何も言う事はない。
イヤこれはスゴい。「三丁目の夕日」か「ちびまる子」か。


私が見た「昭和の風景」の中でも最も古いもの、「じーさんばーさん家の近所の商店街」を思い起こさせる。
三田市民には申し訳ないが、当初あまり期待はしていなかった。が、この予期せぬ大収穫。これは、昼間もう一度ゆっくり散策に訪れても良いだろう。
後で調べて分かったのだが、藩主九鬼家の資料館も近くにあるようだ。かの「水軍」を率いた名門である。
通りを抜けると、最初に立ち寄った小さな「本町駅」に行き当たる。

なるほど、三田駅から一つ先の「旧市街最寄り」か。
本町通りと交差する別の大通りを駅に向かって戻る。



ミニコミ誌か?


いやはや昭和レトロの宝庫である。









現在はここが駅前メイン通り(?)、そんな感じがする。
・・・
続いて三田駅前から直線距離で5km弱北西にあるニュータウン、「ウッディタウン」へ向かう。


尾根を貫くニュータウンへのアプローチだ。
実は一つ三田(旧市街)寄りのニュータウン、「フラワータウン」へも立ち寄ったのだが、フラワータウン駅・駅舎がどれか特定できず撤退。全くこのニュータウンって奴、通りすがりの他所者には分かりにくい(ブツブツ)。
到着。ウッディタウン中央駅だ。


こちらも立派な駅舎である。
神戸電鉄公園都市線(三田の各ニュータウンを結ぶ枝線)はここが終着駅。

なかなか珍しい風景だ。
と、それは良いのだが、うら寂しいトコやなー。

深夜で人通りがないのは先程の旧市街も同じだが、人の暮らしの温もりがあり、寂しさは感じなかった。
結局、山を削ったニュータウンは山っぽいし、海を埋め立てたニュータウンは海っぽい。これまた「宇宙の真理」か。
などと考えつつエキマエ拝見といこう。

駅前ロータリーだ。
これは珍しい。駅前ロータリーに学習塾だ。

「利便性」「動線」念頭の計画都市ならでは、か。普通、駅前ロータリー直近の「学習塾」なんてボッタクリ英会話スクールくらいのモノである。
(笑)。コレ見かけたの何十年ぶりだろう。

心配ご無用。今日びエロ本もエロビデオも街中で売ってないのだよ。
割と大きなホテルが駅に隣接している。

さもありなん。三田駅から直線距離約5kmと先述したが、(恐らく)山の急斜面を避け道路も鉄道も大きく迂回しており、ここは旧市街からかなり遠い。半ば独立した町なのだ。
引き続き駅前を散策する。





「いかにも」なニュータウン駅前商業エリア。
モダンかつ整然とした佇まいだが、端々が荒れ出している。

これまた「ニュータウンあるある」だ。
この駅前商業エリアの通り一本外側からは、もう果てしなく住宅が続く。



と、よくあるニュータウンの顔を見せてくれた三田ウッディタウンだが、今夜は先に散策した旧市街との対比、別世界感かなかなか面白かった。「新旧二面」である。
・・・
深夜を過ぎればひとけもなく不気味なほど静まり返るのがニュータウンの常だが、ここウッディタウンも散策中、一人として人とすれ違う事もなかった。
まさにそれを象徴するような一枚を今回の締めのショットに。
「開いてませんあなたのローソン」だ。

お読み頂き、ありがとうございました。