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ナイトクルーズ46 エキマエ考「ゲートウェイ」。

こんばんは!

 

ゲートウェイ」、乗り換え駅だ。降り立った旅人はその足でいずこかへと去って行き、駅舎の外にまで足を延ばす者はむしろ少ない。そんな気の毒なエキマエの散策である。

 

過去に幾度となく利用して来たが「そう言えば駅前の記憶がない」という巨大なゲートウェイ駅が近くに二つある。ご存じ新神戸駅新大阪駅だ。

 

新神戸から市営地下鉄で一駅先が三宮。新大阪は在来線乗り換えでやはり一つ先がJR大阪駅(地下鉄御堂筋線も乗り入れる)。両駅共、あえてその周辺に商業娯楽等「賑わい施設」は必要としない。

 

面白い物も珍しい物も多分ない。が、こんなにも近くに存在した「見知らぬ街」、この一点でひねくれモンの私を惹きつける。一風変わった個性的な「エキマエ」を期待したい。

 

・・・

 

新神戸駅前の駐輪場。

「原付駐車場」とあるが中型以上のバイクも多く並ぶ。その様子を見てフラフラと近寄ってきたのだが。

 

そればかりではない。

ご近所の方が俺様駐車場として絶賛ご利用中のようだ。

 

現在深夜1時を回り、駅の利用者は完全に引いている。少しの間なら、誰にも迷惑はかかるまい。

 

よし、ここはねじ込み駐輪アリだな。

小さなジクサー号、利用規約にある「枠内」にはちゃんと収まる(詭弁)。

 

「速い奴」は通過して行く小さな駅だ。

が、そこは新幹線駅。外目にもホームの長さはハンパない。

 

生田川を跨ぐ。

ロータリーの前が親水公園になっている。

 

で、「エキマエ」はこんな感じ。

ビジホにオフィスビル、あとはマンションといった所か。予想通り、こんな時間にドンチャン騒ぎの飲み屋街などは見当たらない。

 

 

利用者や利用機会がやや限定される小さな駅という事もあり、今回の記事では当初新大阪駅のみを訪問する予定であった。が、是非紹介したい商業ビルがここ新神戸駅前にある。

 

新神戸オリエンタルシティ

上層階のANAクラウンプラザホテル、下層階がショッピングモール「コトノハコ神戸」、あと劇場から成る。

 

下層階は深夜でも通り抜けが可能だ。

入ってみよう。

 

瀟洒なビルである。

が、お気付きであろうか。「綺麗過ぎる」。

 

多くの人で賑わう場所ならば、結果として少々薄汚いのが常だ。そんな「商業施設としての使用感」がない。

 

ふむ。

実はここ、昔から空室率がエグい事で有名である。なぜ?

 

三宮元町直近。誰もここまで来ない。以上だ。

 

これまた「バブル遺産」と言えばそうなのだが、心情的にどうも。

 

オリエンタルパークアベニュー、頭文字取ってOPA。前身だ。ご記憶の方もおられるだろう。かつてここを切り盛りしていたのが、カリスマ経営者・中内㓛氏在りし日のダイエーなのだ。

 

ダイエー。「追憶の商業施設」の一つだ。長い間、本当に長い間、私のしょーもない買物の相手をしてくれた。改めて謝意と敬意を表したい。

 

♪いざ行け炎の若鷹軍団

 

華やかなりし頃、地元タイガースと併せ、遠く離れた福岡の球団も応援していたモノだ。

 

ちなみに2025年現在、ダイエーの看板のみが辛うじて残されている様をちょくちょく見かけるが、あれは違う。

 

偉大だった中内さんのメモリアルだ。

寂れても寂れてもキレイにしていてくれる神戸の皆さんありがとう、である。

 

・・・

 

いつもの阪神尼崎駅前喫煙所だ。

神戸から新大阪へ向かう際、ここを経由すると若干遠回りになるのだが、ここ以外、途中の一服ポイントが覚束ない。

 

淀川区十三(じゅうそう)。

ナイトクルーズで何度か訪れた「夜の街」だ。

 

西中島交差点を左折。

間もなく到着する。

 

うむ!

こうして「停める場所」さえ用意してくれるなら、迷惑駐輪もインチキ駐輪もせずに済むと言うに。

 

駅舎を仰ぐ。

デカいな。

 

おっ!後で有難~く利用させてもらおう。

路上喫煙全面禁止の流れは大阪市内も同様。が、こうして喫煙所を随所に用意してくれる。やはり大阪は私のようなレベルの低い男に優しい街である。

 

まず駅舎を軽く拝見。

階段上って二階が正面口。一階は業務用途か団体通用口だろうか、ガランとした空間が広がる。

 

正面口横のオブジェ。

「動輪今昔」といった所か。乗り物好きの興味をそそる。

 

駅ビル内に飲食店街と、ちょっとしたショッピングモールがある。

ここは新幹線駅であると同時に「在来線ローカル駅・新大阪」でもある。

 

新神戸駅と比較すると利用機会は幅広い。やはり「商業駅ビル」は欲しい所か。

 

正面口から歩き出す。

ん?この駅、「エキマエ」が無いぞ?

 

駅舎を中心に線路や道路が蜘蛛の巣のように張り巡らされ、駅周辺の土地が細切れになっている。これでは「らしいエキマエ」の造りようがない。一方でゲートウェイ駅「らしさ」はガツンと実感する。

 

特にこれ。

ロータリーの外周に沿って走る、新幹線改札口へ直で向かうスロープ。

 

さらにスロープの外側を並走するこの引込線のような奴。

この二本によって、駅と駅前が完全に分断されている。

 

何となくエキマエらしい風景とも言える。

が、向こうへまっすぐ行けないのである。

 

お陰様で、と言うか。

こういったワタシ好みの風景がそこここにある(余談)。

 

関西に住んでいると、新大阪駅前~♪なんて宣伝文句を四六時中見聞きするが、それは一体どの辺りを指すのか。難解なエキマエだ。

 

こんな時はとりあえず高い所に上るが良い。遠い祖先はもちろん、野生動物でさえもやっている。

在来線を跨ぐ歩道橋だ。

 

おおー!

駅のビューポイントだ。

下には在来線のホームが見える。

 

歩道橋を渡った先。

リーズナブルな中小規模のビジホが軒を連ねる。

 

が、やはり「エキマエ」はあちら側のようだ。

地図で確認しても、在来線を跨いでしまうと若干東にズレる感じだ。

 

先程線路越しに見た「新大阪中央ビル」とその周辺。

オフィス街。「エキマエ」の賑やかさはない。

オフィスビルに交じりビジホが多く建ち並ぶ。

 

ならば、と駅裏へ回ろうとするがまたまた線路に行く手を阻まれる。

車庫のようだ。あの引込線、ここへ続いていたのか。これ「エキマエ」でも「エキウラ」でもなく「エキヨコ」である。地理が分からなくなってくる。

 

駅舎の西をかすめる新御堂バイパス。

バイパス伝いに駅裏へ回る。

 

この辺りが真裏か。

正面口以上にオフィスビル一色だ。

 

ニッセイ様。

こちら阪急様。

駅裏は静まり返っていた。

 

駅正面に戻るルートはいくつかあるが、面白いのがここ。踏切を越えて続く道路が大きな建物の下をくぐっていて、その道路沿いにホームがある。

私は鉄道にはさほど詳しくないが、コレなかなか珍しい風景ではないだろうか。線路道路が複雑に入り組む新大阪ならではだ。

 

先程の中央ビルの横を少し南下してみよう。

引込線の下をくぐるのは果たして何度目であろうか。

 

歩くこと数分。

やっとワタシ好みの下品な、もとい煌びやかなネオンが見えてきた。

 

と思ったらもう西中島南方駅(地下鉄御堂筋線新大阪駅の次駅)か。

ここは知っている。西中島南方駅と阪急京都線南方駅がクロスしていて、ちょっとした歓楽街になっている。もはや南方駅前であって新大阪駅前ではない。

 

やはりこのオフィス街が「エキマエ」か。

時間が押し「乗り換え損なった」旅行者のためのビジホ。そして利便性と宣伝効果で「とりあえず駅近」のオフィスビル

 

「必要な物」が粛々とそこに並ぶ。この無機質さが個性か。「ゲートウェイ」二駅見比べであった。

 

・・・

 

またもや私にとって無縁の高級バイク用品ブランドのショールーム新大阪駅前で見つけた。締めのショットにコイツでも。

 

お読み頂き、ありがとうございました。




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