こんばんは!
愛着あるモンキー号でのナイトクルーズ、今夜が打ち止めとなる。
少なくとももう三年乗るつもりであった。

気分良く自賠責の更新を済ませた矢先の、コレだ。
(参考記事)
これでもう、原付一種が安全に走りを楽しめる場所は、やがて公道から消え失せる。
だがこの「自転車通行帯進入青切符」、善意に解釈するならば、極めて無駄、かつ非効率的な私のバイクライフを見直すキッカケになった事は確かである。
もう一つの問題がこれ。

この大型バイクを二台収納できるサイズのコンテナ、やはり月々の賃料は高く、安月給な私のサイフを常に圧迫している。
経済的理由もさる事ながら、このサイズ、物件自体が極端に少なく、なかなか希望の場所に「空き」が発生しない。
現在借りているこの物件も自宅から遠く、毎度々々行き帰りの「バイクチェンジ」に想像以上の時間が取られ、結果、遠乗りをしなくなった。ここ2~3年で最も「走った」のは、時間的にはモンキー号、距離的にはムーブ号、といった所か。
賃料も安く近場にいくらでも空きのある「バイク一台分」物件に借り替え、そこにSTを収納しよう。未だレストアも完了しておらず無責任に売れる物でもないし、何よりマッドマックスシリーズでバイクに興味を持った者にとって特別な車両である。「飾り物バイク」はそれに相応しいこの一台だけで良い。
クセの強い操縦性と呆れる程の大パワーで全く乗りこなせなかったRP22、そして楽しく走れる場を行政に潰されつつあるモンキー号を手放し、ギリ入るサイズ、原付二種か200cc未満の「軽々」二輪を一台、我がアパートの極狭駐輪場に押し込む。
これで私のバイクライフ、少しはマトモになるであろうか。
・・・
さてモンキー号のラストランを飾るべく煌びやかな場所への訪問も検討したのだが、例えば大阪神戸の繫華街へ出掛け、相棒モンキー号を暗がりに停め徒歩で徘徊を楽しむのも何か少し違うような気がする。
そこで、前回のお散歩クルーズで一つ気付いた事、コイツだ。

人工島西宮浜が東隣にある埋め立て地とダイレクトに橋で繋がれている事は以前から知っていた。まあ同じ市内でもある訳だし。
が、調べてみると市内東端の埋め立て地、鳴尾浜から西隣の甲子園浜、そしてこの西宮浜を経てもう一つ西の南芦屋浜、さらにその先の深江浜(神戸市東灘区)まで道路が横一本に繋がっているという。
この一般道、阪神高速湾岸線と並走していて眺望はあまり期待できないが、昨夏爆走した大阪ベイエリアの「ミニ版」が近くに存在した、と。前回のクルーズではこれが最も大きな収穫だったかも知れない。
それではモンキー号ラストラン、再び海に架かる大きな橋を2速フルスロットルで駆け上がるとしようか。
・・・
武庫川団地を抜ける。

「スタート地点」鳴尾浜の少し内陸寄りにある巨大団地だ。
到着。

今夜初めて走るのは西宮浜から西であって、わざわざ鳴尾浜まで来る事もないのだが、スタート地点から走りたいのがバイク乗りの性である(?)。
「神戸こちら」という内容の案内標示、右手のスロープが進路だ。

反対側を振り返ってみる。

道が続いているようにも見えるが、これは上を走る阪神高速湾岸線の出入り口。この一般道は東向きここがどんつき。ちなみにその先は武庫川河口、渡ると尼崎市だ。
それでは、鳴尾浜~甲子園浜~西宮浜までは幾度となく走っている事もあり、ここは一気に駆け抜ける。

「一気に駆け抜け」たい所だが、スタート間もなく例の2速フルスロットル。20km/hほどの速度で、この大きな橋をゆっくりと登る。

高速道路の横に下に、まるでコバンザメの如く張り付き並走する。割と楽しい一般道だ。



西宮浜到着。

交差点を越えた所に、あの南芦屋浜行きの分岐が小さく写っている。
・・・
橋を渡り、南芦屋浜上陸。

高速道路と並走している事もあり、今の所は景色にさして目立った変化はない。とりあえずこの側道をどんつきまで走ってみよう。
公園が現れた。


少し歩いてみよう。
広いグランドがある。

運動公園の類だろうか。
おっと忘れてはいけない。

公衆トイレショットだ。
このどんつき公園(?)に沿って左折すると、公園の道路挟んで向かいのこの施設、素朴な疑問として、これは一体何だ?


例えば神戸ハーバーランドのように、最初から観光スポットとして開発されたケースを除き、人工島(埋め立て地)に在って極めて異彩を放つ建造物である。
道なりに少し進むと、住宅街が現れた。

人工島に戸建ての住宅街、イヤこれは珍しい(私の記憶では)。ここへ来てそこらの人工島とはまるで雰囲気が違う事に気付く。揚場や工場、倉庫といった「荒物」も見当たらない。
まるで山の手の住宅街のような光景だ。


と、それは良いのだが、ヤバいな。ここ、迷うぞ。
迷いながら徘徊していると、おおっ!RP22だ!

うーむ、やはり名残惜しいが、乗りこなせなかったなあ。まあ「ドラッグマシン」でチンタラ街乗りしても、楽しさより辛さが勝ちますよ、と充分「話のタネ」にはなった。アリガトウ!
むろん戸建てばかりではなく、集合住宅もある。例えばこんなの。

・・・スゲーな。城か!?
ここにお住まいの方々には大変失礼な言い方で恐縮なのだが、人工島で「さえ」この威容である。兵庫県芦屋市、「関西の田園調布」だ。
ただ残念ながら、ウォーターフロントには行けそうにない。

風の噂に聞いた。暴走族対策らしい。
「工場や倉庫しかないような場所で夜騒ごうが、別にええやん。」と、その時は思ったモノだが、こうして当地を訪ねてみて納得。この静かな環境は守られなければならない。
・・・
それでは、この地元の小さなベイエリア散歩道、「終点」深江浜へ向かおう。

画像奥、右にカーブを切るスロープへ進む。
この南芦屋浜~深江浜間に架かる橋、中でも大きな物らしく、傾斜がキツい。

うおお~!坂上がらね~!!

原付一種の「味」の一つだが、これも今夜で笑い納めか。
ようやく下りに差し掛かる。

神戸の中心部が近くなり、街の灯も賑やかさを増す。
ふむ。

南芦屋浜と違いこの深江浜、工場労働者の私にとってはグッと「見慣れた」感じだ。
おおー!

どちらの企業さんだろうか。中でもひときわ目を引くのがこの巨大なケミカルプラントだ。


化学工場周辺のお約束、若干異臭が漂う。

だが工場労働者に言わせれば、異臭もまた「その場らしさ」というモノ。ちなみにワタシ的に過去イチ臭かったのは意外にも製紙工場だ。
あのガントリークレーンをもっと間近で見たいのだが。


フェンスやこの壁のような護岸に阻まれる。
しばし徘徊するもどんつきに跳ね返されまくる。

どうもここ深江浜は護岸が高く、夜の海を拝めそうにない。
よし、もう一つ西隣の大きな人工島、六甲アイランドまで足を延ばしてみよう。あそこならきっとウォーターフロントにありつける。
ただ残念ながら一般道「海の道」はここ深江浜が終点。

国道43号で迂回する。
私の生活道路の一つ国道43号を経て、


六甲アイランド到着。
人工島南端に小さな臨海公園があったハズ。それを探してウロウロ。


こちらもなかなか私好みの風景が広がる。
おっ!確かこの先だ。


到着。
ヘルメットを取ると潮騒が聞こえる。


では、どれどれ。
もっと向こうへ行きたいのだが。


残念ながら工事中か。
しかし今夜も海面が高く迫力がある。


いつもながら歓迎してくれる。私の大好物、怪物じみた漆黒の夜の海だ。
・・・
今回、全く前記事の内容を引きずるような形になったが、二回に分け愛車モンキー号のラストランを飾る事ができ、結果的に良かったと思う。
今後は一回り走りに余裕のある新しいバイクで行動範囲を少し広げてみるか、夜に息を殺しヤカマシい旧車を引っ張り出すのか、このナイトクルーズ、今まで通りの亀更新で細々と続けて行きたい。
お読み頂き、ありがとうございました。
