- 発売日: 2021/05/31
- メディア: おもちゃ&ホビー
こんにちは。本気で本です。
本日のテーマは芥川龍之介です。
先日、本年度の芥川賞が決まったから、というわけではなくて、
芥川龍之介は、僕が全作品を読んでいる数少ない純文学作家の一人であり、また、しばらく前に、現実生活で現在進行形で芥川を読んでいる司法書士の人と知り合ったので、その出会いにインパクトがあった、というのがあります。
ちなみに僕は芥川龍之介と書いて未熟と読みます。
バカにしているわけではないつもりですが、
明治生まれの東京帝国大学(現在の東大)卒の著作のほとんどが短編の作家で、自死の理由として「僕の将来に対する唯(ただ)ぼんやりした不安」という言葉を残し35歳で服毒死。
あのねぇ、脳出血で入院して、てんかん持ちになっても生き続けている49歳の僕からすると、
「なに言ってんだ、このインテリの中二病が!」
と言いたくなります。
この動画の冒頭にOPを貼ったアニメ「文豪ストレイドッグス」は、過去の文豪をモデル(というかイメージだけ借りてる感じ)にした探偵や犯罪者たちが異能力と呼ばれる特殊能力を駆使して、戦いあうお話です。
作中に登場する芥川龍之介の異能力は「羅生門」という名の能力で、人でも、空間自体でも、事象でも、切り取って消滅させてしまう力です。(まぁ、この作品の異能力は、ジョジョのスタンドみたいなものです)
で、現実の話ですが、僕が数年前に出会った司法書士さんは、趣味が読書と自己紹介された方なので、当然、僕は、
「どんな本を読まれるんですか?
仕事で使える専門書とかですか?」
とたずねると、
「古い小説を読みます」
と答え、
「古いってどんなのです?」
「本さん、ネットの青空文庫ってご存じですか?」
青空文庫は著作権の切れた(パブリックドメイン)の小説をネット上で閲覧できる無料のサイトです。
僕もたびたびお世話になっています。
「ええ。僕もたまに見ますよ」
「僕は、あそこで芥川龍之介とか読んでるんですよ」
「失礼かもしれませんが、それは、なんのためですか?
何かの役に立ちますか?」
「そういう意味なら、人間の勉強になるかもしれません。
芥川が終わったら、夏目漱石も全部、読みたいですね」
「なるほど、なんか、すてきな読書ですね」
なんて会話があって、僕は本人があまり好きでなかったという芥川龍之介の名前がいまもしっかり広く残っている実例を確認したのでした。
この文の下のイラストは、妻が、僕のリクエストにおうじて、芥川龍之介本人をさらっと描いてくれたものです。
では、また明日です。
失礼します。


- 作者:芥川 龍之介
- 発売日: 1994/03/01
- メディア: 文庫