以下の内容はhttps://honeylab.hatenablog.jp/entry/2025/06/15/091113より取得しました。


令和カラオケ羅生門まとめ

ジャパニーズ文化代表のカラオケ

テープ、8トラから始まり、LDをとともに日本のカラオケ文化を牽引した通信カラオケ

この通信カラオケの技術の礎となったのは、DTMでよく使われるMIDI音源

MT-32やSC-55、88、XG音源など、パソコンやゲームの界隈では一般的な外付けモジュールとして目にする機会は多かったものの、通信カラオケでそれがユーザーの目に触れる機会は多くありませんでした。

なぜなら相手は業務用機器。カラオケコマンダは定価では数百万円する上、一般流通にはあまり出てきません。しかしいまはヤフオクで過去のカラオケ機材が数千円で手に入ってしまうため、マニアの格好のオモチャとなりつつあります。

 

私が以前分解して同人誌にあれこれまとめたDAMのカラオケ

honeylab.booth.pm

DAMシリーズは、YAMAHAと共同開発が行われているため、基本的にXG互換のMIDIデータ、音源が使用されていますが、特定の型番はいまだに明らかになっておらず、珍しくこちらのYoutube動画でその姿を見ることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=ArYog2T7fRM

このモジュール、実機の音源基板がそのまま収められていると思われ、また、XG1000の本体ソフトウェアの解析結果から、単体でもおそらく鳴らすことができるはず、ということを前々からみんなで言ってはいたのですが、なかなか実現までやってみるか、という人が現れずにいました。そんな中、XG1000の遠い先祖である、DAM-6400に内蔵されている音源を単体再生できたという知らせが。

上記のように、音源基板を取り出して適切にMIDI信号を突っ込んでやると、見事に音が鳴ったとのことです。

ちなみに、XG1000ぐらいの世代のカラオケ機では、本体がLinuxで動作しており、USBデバイスとしてFPGAで構成されたマルチポートMIDIバイスが存在し、その先では普通に312500kbpsのMIDI信号が流れている、という構造になっています。
音源チップからでる信号ははデジタル(I2Sみたいなの)なので、そのデコーダがボードに載っていない場合はDACを外付けしないと音が鳴りません。

 

続いて、DAMシリーズの中で大変異色な機種「G70」というのがありまして、こいつ、シリーズの中でなぜか、本当になぜか内蔵基板がRolandになっているのです。


そして、過去に分解された情報から、SC-88Pro相当のものが入っている、という噂がありました。

 

それを元に分解アタックされた結果、見事にその通りで、やはり単体音源として再利用可能だったようです。

 

 

特にSC-88Proは音源セットなどの関係で需要があるようで、ヤフオクで今まで1円でも売れなかったようなG70のガラクタがなぜか突然売れ始める、という現象が起きているとのことです。

ってハチプロ高!!

この辺も、実際カラオケはハチプロの音がするよなー、でもほんとかなー、って思っていた人たちが、中身をちゃんと見てやっと本当にハチプロだった!ってってるのがおもろいよね。

 

そんな感じで盛り上がっていたので、せっかくなので私ももっと古いやつから音源ボードを剥いで動かしてみました。

ターゲットはVictorの孫悟空Rolandと書かれたMIDI音源ボードが刺さっていました。

 

 

ピンを適当に当たったり、Rolandの他の音源のサービスマニュアル・回路図などを参照すると、どうやら簡単にMIDI音源化できそうです。

 

 

DACを持っていなかったので、同じVictorに載っていたやつを剥がして繋いだのですがなぜか音がしない・・・


仕方ないので、別の古い機体、JOYSUNDのMJ-10にもRolandの音源が載っていたので、それの先につながっていたDACを繋いでみたところ

 

見事再生成功。

 

音源に対して音色セットの要求をしてみたところ、SC-88無印相当までの音色が入っていたので、これは88相当の音源なんだと思います

 

ところで、、、載っている「RA09-002」というチップは「XP6」という名前で各種Rolandの音源や楽器に使用されています。この型番で調べていたところ、こんなものを見つけました。

www.vogons.org

なんと、このカラオケ音源内蔵モジュールを引っこ抜いて、DACをつけ、USBMIDIとセットで製品として中国で売られていたというのです!

https://www.vogons.org/download/file.php?id=193135&mode=view

すげぇぇwwwさすがすぎるwww

いや、先にやられてたのちょっとショックだわ。っていうか、インターネットとかでこういうふうに情報が出てくるよりももっと前に、これをできる、って作っている人たちはいたんですねぇ。すごいすごい。

この変な製品に入っている基板には「02ーSC-NK」と書かれています。ほぼ同じ部品が使われたバージョン違いの「01-SC-VI」を私は持っていました。SCはきっと「SoundCanvas」のことおそらくNKはカラオケ「BeMax」をリリースしていた「日光堂」、そして「VI」はこの「孫悟空」をリリースしていた「Victor」の略だと思われます。基板自体も本体の他の基盤とはプロセスで作られているように見えますので、Rolandは業務用としてたくさん音源モジュールをOEM製造していたんですね。おもろいおもろい。

 

さて、こんなふうに過去のカラオケ基板の生きているかもしれない体から音源ボードだけモイで遊んでいる姿を見ていて、ふと老婆の声が聞こえてきませんか。

 

「この板を抜いてな、この板を抜いてな、音源ボードにしょうと思うたのじゃ。」




以上の内容はhttps://honeylab.hatenablog.jp/entry/2025/06/15/091113より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14