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遷移宮と兄弟宮

3室と9室を分けるもの

最近、九星術絡みで色々雑多なことを取り留めも無く考えている。その1つが3室と9室で何が違うのか、だ。

William Lilly は著書の“Christian Astrology”で3室と9室について以下のように書いている*1

The Third House.

...... small journeys, or inland-journeys, oft removing from one place to another ......
(大意……小さい旅、または内陸旅、1つの場所から別の場所への移動……)

The Ninth House.

By this house we give judgement of voyages or long journeys beyond seas;
(大意 9室から航海または海を渡る長い旅について判断します。)

3室(兄弟宮)と9室(遷移宮)の両方で旅行ないし移動を扱っているけれども、William Lilly の“Christian Astrology”では内陸と航海で3室と9室を分けているように見えなくもない。もっとも William Lilly の時代には航海は月単位の移動が通常だったので移動に関わる時間で区切られていたという可能性は否定できない。ただ海を渡るかどうかということであれば、風水という言葉のもとになった郭璞『葬書』の一節が頭をよぎる。

經曰、氣乘風則散、界水則止

九星術などの拡散律速型では移動中に何等かの気の作用を受けたことの集積から移動の効果を得られるわけだけども、それが水によって区切られることになる。もっとも最近なら川には固形物である橋が架かっているので、そこを通じて気が流れるから国内の移動のほとんどは水によって区切られることの影響は受けないだろう。

では九星術で3室と9室の区別に相当するものは何かと考えたら日-時と月-年になるだろう。実験的に検証することは多分可能で、実家から九州に行くのにフェリーで行くかそれとも橋を渡って行くかで違いを出すことができる。私の仮説が正しいならフェリーで行けば月盤、橋を渡れば日盤ということになる。

*1:原文は Deborah Houlding さんの所から御借りした。




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