中国占術に浸かっていると先日のエントリの『吾妻鏡』の話に限らず、足元の日本国内の話がどうしてもなおざりになってしまう。実は江戸以前の奇門遁甲や八門遁甲は現代でもちゃんと伝承されており、高橋圭也さんなんかはその継承者の一人だったりする。もっとも高橋さんから教えてもらった*1ところでは、
なぜなら、古書店で現在でもよく見かける人物往来社刊の「日本兵法全集」の中の「甲州流兵法」「北条流兵法」「山鹿流兵法」などの「天官」(日取りの項目です)の項目のところに、その作盤法や使用法こそ記されていませんが、その図版だけは出ているからです。
ということで、作盤結果くらいは古書店をあさると見ることができるのだそうだ。高橋さんは、
実を申しますと、私は上記の各流の八門遁甲の作盤法と使用法を20年前にある書物の中に見つけ、その著者に何とか渡りをつけて、無理やり頼み込んですったもんだの末にやっとこさ、その作盤法と使用法の詳しい解説を受け、その他にもいくつかの古い時代の八門遁甲の講義を受けました。
ということで、日本の兵法に伝わる各種の奇門遁甲を学ばれたそうだ。現在、高橋さんは兵法の講座を開かれているのだが、これまでの日取り法に続いて次回から奇門遁甲の講義が始まるそうだ。兵法に伝わる奇門遁甲は今のところ全て日盤だが、金函玉鏡とは全く異なる作盤を行うと聞く。興味のある人は連絡してみると良いだろう。
*1:私信による。