映画45周年を記念して、クイズを出題。
「オオカミ一家」は、ニホンオオカミらしい痕跡が新聞で報じられる。それを見つけると言ってしまったのび太に、未来では群れがいることをドラえもんが教えて、山へ行くが……
2007年3月に1時間SPの半分をつかってアニメ化*1された初期短編を、善聡一郎コンテでリメイク。ちょうどクライマックスをむかえている
『わんだふるぷりきゅあ!』と同じ題材をあつかっている*2。
今回はこのアニメでは珍しくカメラを固定せず、大判の背景美術に複雑なカメラワークをつけているカットが目を引いた。子犬に驚いて逃げるのび太で今回の演出方針を提示して、本筋に入ってからニホンオオカミの隠れている樹林の木々の高さや山の広さを印象づけている。
原作のオオカミは、雄大な山々を見せながら人間が侵入してきていることを語る。今回のアニメ化では、山間に高速道路が通って遠景に街が見えているように描写。その風景を印象づけることで、後にハンターが山を進む場面でニホンオオカミの足跡をしっかりたどっていることも表現してみせた。
原作は初期作品なのでドラえもんがタヌキあつかいされないが、今回は2007年版につづいて、ニホンオオカミと出会う場面でのび太オオカミがタヌキを獲物にしたと解釈される。ギャグとして楽しいだけでなく、その場にいるドラえもんを無視せず話が進み、のび太が餌をとっていると思われてオオカミの仲間として受けいれられる説得力も微妙に増している。
「架空人物たまご」は2018年の再放送。大杉宜弘チーフディレクター時代なので作画は良好。
『ドラえもん』架空人物たまご/ドラドラスパイ大作戦 - 法華狼の日記