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山口県光市母子殺害事件報道に対してBPOから勧告

4月14日は被害者の命日だった。
判決が出される予定の4月22日よりも、被告は被害者の命日を重く受け止めていたと報道されている。今枝弁護士がその心理について、少しふりかえっていた。
http://beauty.geocities.yahoo.co.jp/gl/imajin28490/view/20080413/1208082790

 報道されていますが、F君は、自分の刑事事件の判決よりも、弥生さんと夕夏ちゃんのご命日である4月14日をより重視しているということです。F君に触れていた僕は、そのことには、まったく疑いを持ちません。
 F君は、刑事事件が上告審に移行したがまだ弁論期日指定がないころ、つまりそのまま無期懲役が確定する公算が高いとみられていたころに、自身の23歳の誕生日を前にして、自ら教誨を受けることを希望し、教誨を受け始めました。
 なぜ23歳の誕生日を前にしてかと言うと、弥生さんが亡くなったのが23歳のときであり、自分の手で亡くなった弥生さんよりも長く生きていくことについて自問自答し、宗教者の救いを求めたということです。



さて、勧告が出たこと自体は、出されないよりずっと良かったと思う。
[BPO]放送倫理・番組向上機構の ホームページが新しくなりました。 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |
勧告自体とは別に、興味深い記述もあった。
[BPO]放送倫理・番組向上機構の ホームページが新しくなりました。 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |*1

 「マスコミの被害者やその周辺に対する取材合戦は激しく、事実に反する報道が多く行われ、被害者の名誉を傷つけ、精神的苦痛を与えています。間違った報道をされると、それが事実として世間に思われてしまい、うち消す方法がありません」(同会のウェブサイトより)。
 日本新聞協会(NHKを含む)と民放連はこうした悲痛な訴えを受け、「中でも被害者に対しては、集団的取材により一層の苦痛をもたらすことがないよう、特段の配慮がなされなければならない」(日本新聞協会、01年)、「取材対象となった人の痛み、苦悩に心を配る。事件・事故・災害の被害者、家族、関係者に対し、節度をもった姿勢で接する。集団的過熱取材による被害の発生は避けなければならない」(民放連、03年に後段を追加)等の指針を定め、事件・犯罪・裁判報道のあり方の見直しを行ってきた。
 こうしたなかで、テレビ各局は、光市母子殺害事件の被害者遺族が「極刑を望みます」「もし犯人が死刑にならずに刑務所から出てくれば、私が自分の手で殺します」「命を取られる恐怖と向き合って反省し、人の心を取りもどしてほしい」等々と、被害者遺族としての無念の胸中を語りつづける姿をたびたび放送するようになった。

「取材合戦は激しく、事実に反する報道」という批判への対処として「被害者遺族としての無念の胸中を語りつづける姿をたびたび放送」という方法を取ること自体が間違っていたとしか思えない。
本来、求められたのは報道の慎重さではないのか。無念の胸中を語る遺族を取り上げるだけでは、方向性を変えた加熱報道でしかない。本村洋氏にしても、前面に出すぎていると叩かれたり、実際にネットの一部でバッシング対象となっているくらいだ。
遺族の心理状況をおもんばかれば、むしろ発言を安易に広めないような慎重さも必要ではないか。


BPOには重要性の低い勧告が多い印象もあって、あまり重く受け止めてもらえないのではないかという懸念もあるが、報道量は思ったよりは少なくない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000971-san-soci

 個別の番組の名を挙げた指摘はしなかったが、「被告弁護団対被害者遺族という対立構図を描き、前者の異様さに反発し、後者に共感する内容だった」とし、「公平性の原則を十分に満たさない番組は、視聴者の認識、思考や行動にストレートに影響する」と指摘した。

だが、どの記事を見ても、何が問題だったか不明瞭なのが難だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000136-mai-soci

 問題となったのは昨年5〜9月に放送されたNHKや在京キー局などのニュースや情報番組。いずれも1審、2審では殺人罪を否認しなかった弁護側が、最高裁の差し戻し後の広島高裁で一転して殺意を否認したことを取り上げたもの。弁護側より遺族の会見を詳しく伝える番組がほとんどで、弁護側が傷害致死罪を主張したことを「命ごいのシナリオ」と呼び、「弁護側の目的は死刑制度廃止を社会に訴えること」と決め付ける内容もあったという。

Yahoo!の毎日記事が、なぜか毎日jpより少しくわしく伝えている程度だ。しかもこれですら弁護団が法廷で死刑制度廃止を主張していないことを知らなければ理解しにくい。


ちなみにニュース関連の2ちゃんねるでは、あいかわらず。『そこまで言って委員会』は報道番組ではないという主旨の、一種の開き直りまで見られる*2。専門板ではないのに冷静な意見も見られるのが、せめてもの救いか。
【光市母子殺害】BPO「多くが極めて感情的に制作されていた」 裁判制度に関するゆがんだ認識を与えかねないとの見方を示す

5 :名無しさん@八周年:2008/04/15(火) 19:38:40 id:jiy5FQpm0
犯人や被害者の供述に声優使うのやめろよ

この意見などは深くうなずける。この事件に限らず、声優を使う場合は、できるだけ感情をこめないよう、あくまで供述を発声しているだけと理解できるようしてほしい。

47 :名無しさん@八周年:2008/04/15(火) 20:15:37 id:PSAqiuPa0
>>41
「反省していない」という証拠は出ているんだが・・・
例の手紙な。
まあ、あれが地雷を踏んだわけだよ・・・

あと、被害者遺族が嘘をついて刑が変わる状況じゃない。

「例の手紙」については、やりとりした複数の手紙全体を見れば反省している部分もうかがえると、高裁で判断されていた。「反省していない」という証拠にはならないのだ。多くの手紙から一部を抜き出し、視聴者に誤った印象を与えた報道の問題を、結果的に証明する書き込みだ。
どちらにしても釣りらしき書き込みが多くて、まともな議論ができそうな場所ではない。

*1:引用文中の「同会」は「犯罪被害者の会」のこと。

*2:もちろん単にネタと逃げるだけで、デマを垂れ流す番組と認めるわけではない様子。




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