茶事は、すると決めたら、どんな所でも出来ると信じています。
マンションで、ベランダを露地に見立てて、サッシに簾を半分下ろして、
にじり口のようにして楽しんでいらっしゃる方もおられます。
我が歩々庵は、リフォームの際に炉を切ってもらいましたが
寄付は、リビングを使っています。
洋間のリビングに床の間はないので、サイドボードの上に色紙を飾っています。
寄付

星河清涼風 (禅語)
せいがせいりょうのかぜ 若しくは、 せいがりょうふうすがし
読み方はどちらでも良いようです。
星河とは、天の川のこと、美しい天の川を眺め、涼しい風が吹いている。
その風は、身も心も清めてくれる

七夕には、短冊に願い事を書きますね。
元々は、お裁縫や、お習字の上達をお祈りするものだったそうです。
オランダ土産の木靴の針坊主に、五色の糸をそれぞれに通した縫い針を刺してあります。
ピンクと水色の星型のまち針は、織り姫と彦星・・・の、つもり
奈良のお土産で頂いた、携帯用の硯と墨
筆は、真ん中で繋いであり、半分の長さになります。

先ずは、白湯をお出しすることになっています。
白湯といっても、お香煎や桜湯
私は黒豆茶をよく使います。
お茶の先輩のOさんから頂いた本
たのしい手作り お懐石十二ヶ月 (塩月弥栄子先生)
の中に、梅酒や、冬はホットウイスキーもありましたので、
自家製の甘み抑えめの梅酒をお出ししました
蹲踞の代わりに、おしぼりです。
折据を回して、席順を決めて頂き、お詰めさんに当たったお客様に、さっそくお手伝いで、お配り頂きました。
初座

お軸は
一雨潤千山 (いちうせんざんをうるおす)
ひと雨がやがては、地上のあらゆる物を潤していく
雨の日は、鬱陶しくもありますが、草木を育て、その恩恵は動物も人間にももたらされます。
正に慈雨です。
長板の二つ置きの設えになっています。
風炉の時期になりますと先ずは、懐石です。

向付は鯛の昆布〆
加減醤油をかけて、上に山葵を乗せました。
ガラスのお皿は、先生から頂いた物です。
透けるのが楽しいので、下に笹を敷いてみました。
露の打ち方が雑ですねぇ~
右が味噌椀。茄子の赤出汁
二椀目の茄子は、素揚げした茄子を使い、変化を楽しんで頂きました。

煮物椀は、海老真丈
真丈には枝豆も入れてみました。
手前にヒラタケ
真丈の上に三つ葉と青柚

焼き物は、金目鯛の西京漬き
ちょっと焦げました(^_^)
預け鉢は、叔母がこの茶事のために送ってくれた真竹と、
叔父からの蕗を煮ました。
筍は、先、真ん中、根元と、それぞれを召し上がって頂き、
蕗は、昆布だしで煮たものと、きゃらぶきにしたものを用意しました。

筍は、姫皮も美味しいので、炒め煮にしてお出ししました。
この可愛いお鉢は、母のお店のお客様のDさんのアゼルバイジャンのお土産です。

生まれた初めて作った鰻巻き
ぶっつけ本番も良いところですが、好評でした。
焼き上がった時に、形がイマイチだったのですが、
母の、巻き簀を使いなさい! のひと言は素晴らしかった。
おばあちゃんの知恵袋ですね。
梅酒の梅を、ひかえめのお砂糖で煮たものです
これが、とっても美味しく出来ました。

八寸
海の物(川の物)は稚鮎の山椒煮
これは、飛騨から取り寄せました。とても美味しかったです。
山の物は、土佐の甘長唐辛子を焼き浸しにしたものです。
どちらも大き過ぎました。
続きます