吃音に悩む英国王の物語
イギリス、オーストラリア、トム・フーバー監督 118分
父のジョージ5世が亡くなり、ヨーク公アルバート(後のジョージ6世)は兄のエドワードが離婚女性シンプソン夫人と結婚するため、王冠を捨て、予期せぬ座についてしまった。

彼には吃音症という悩みがあった。彼は何人もの言語聴覚士の治療を受けるが一向に改善しなかった。妻のエリザベスはオーストラリア人のスピーチ矯正のライオネルを訪ねる。ライオネルはユニークな治療法で王の心を解きほぐしてゆく。
ライオネルは吃音は、身体的な問題でもあるが、同時に心理的な問題であることを見抜いていた。だからこそ、心理的なアプローチを上手く機能させるために「対等であること」にこだわっていた。このことが結果としてヨーク公の吃音克服に役立ったといえるだろう。
ライオネルは吃音は生まれつきではないと言います。

第二次世界大戦が始まり、ヒトラーの率いるナチスドイツの開戦に揺れる国民は王の言葉を待ち望んでいた。
ライオネルの友情と妻の愛情に支えられ、王は国民の心を一つにするため戦争スピーチに挑むのだった。ジョージ6世のスピーチもまた多くの英国民を鼓舞した。
丁度、ドイツとの戦争に突入する時代でもあり、本当にその時代の緊張感が感じられます。
ジョージ6世とライオネルの人間模様を描いた物語です。尚、ジョージ6世はエリザベス2世の父親。