プリンス・エドワード島の素朴さと美しさ
カナダ、アメリカ、西ドイツ、ケビン・サリバン監督、141分
1908年のルーシー・M・モンゴメリーの小説「赤毛のアン」をプリンス・エドワード島の自然情景たっぷりに映像化。
幼い頃に両親を熱病で亡くし孤児院からハモンド家に引き取られたアンは、血のつながりがないためハモンド夫人に嫌味を言われながらこき使われていた。
アンのことが気に食わないハモンド夫人は再び孤児院に預けることを決める。

カナダの美しい島、プリンス・エドワード島。グリーン・ゲイブルズと呼ばれる家で暮らす年老いたマリラとマシューの兄妹は、孤児院から男の子の養子をもらうことにしていた。しかし迎えに向かった駅舎にいたのは、赤毛のおさげを結わえたやせっぽちの13歳の少女アンだった。
アンは空想癖のあるおしゃべりな少女だった。孤児院を追われてきたアンにとって兄妹のところは理想的なもので、必死になってこの家に留まろうとする。
翌日には彼女を孤児院に返そうと考えた2人だったが、おしゃべりで想像好きなアンの無邪気さは2人の心を動かし、彼らはアンを手許に置く決心をする。アンの一番の理解者であり、優しく見守るマシュー、厳しくも、愛を持ってアンを育てあげるマリラだった。
やがてアンは兄妹にとってかけがえのない存在になってゆく。

ある日アンは、親友のダイアナを島でいちばんと周りから噂されているマリラのスグリ酒で誤って酔っ払わせ、彼女の母親から絶交を命じられる。前編はここで終わる。
アン役のミーガン・フォローズの天性の明るさがこの映画を気持ちの良いものにしていた。
ただただ素直な映画、爽やかな風が吹き抜けるような作品だった。