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ケイン号の叛乱、1954年

艦長はどうして偏執症になったのか

アメリカ、エドワード・ドミトリク監督 124分

1943年、パールハーバープリンストン大学を卒業したキース少尉は駆逐艦ケイン号に乗り込んだ。

間もなく艦長更迭が行われ、新艦長のクィーグ中佐が着任した。キース少尉はクィーグの前艦長のデヴリースとは正反対なキビキビした態度に感心した。

魚雷の曳航演習中、クィーグが1人の水兵を叱責することに夢中になって指揮を忘れたため魚雷の曳航綱が切れてしまうという事件が起きた。

艦長が事件の責任を部下一同になすりつけたことを知った。保身と小心のクィーグ艦長への信頼は一挙に失われた。

艦は猛烈な台風に遭遇し、艦長に指揮を委せていたら沈没も免れぬと思った副官のマリクは決然とクィーグに反抗して艦の指揮をとり、キース少尉の応援を得て艦を救った。艦はサンフランシスコに帰港し、マリクとウィリーは反乱罪で軍法会議に附されることになった。

 

裁判はマリクたちに不利だったが、弁護人のグリーンウォルド中尉は巧妙な質問でクィーグが偏執狂であることを証明し、2人は無罪の判決を受けた。

 

反乱罪として裁かれる軍事裁判の様子がじつに緊迫感に満ち、検事側、弁護側の応酬が見事だった。ふてぶてしいクィーグ艦長の証言だった。艦長役のハンフリー・ボガートが熱演している。

しかしクィーグ艦長を追い込んだ乗組員たちにも責任の一端はあったと弁護人のグリーンウォルド中尉は酔った勢いでマリクたちに言う。




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