奇妙な味わいのスリラーだった
韓国、ユ・ジェソン監督 94分
売れない俳優の夫ヒョンスと妊娠中の妻スジンは幸せに暮らしていた。ある夜、眠っていたヒョンスが突然目を覚まし「誰かが入ってきた」と言い出し、すぐにまた眠ってしまう。家の中に不穏な空気が充満する。異様な音が聞こえる。

翌朝、下の階の住人から、明け方の騒音が1週間続いていると苦情が入るが、ヒョンスもスジンも身に覚えがない。その夜からヒョンスは眠りにつくたびに異常行動を繰り返すようになり、頬をかきむしり、生肉や生魚を丸のみにしたり、窓から飛び降りようとしたり、夢遊病者のような行動をとり始める。

夫婦は睡眠クリニックを受診しレム睡眠障害だといわれる。無意識の中の異常行動なのか、それとも何かに取り憑かれたのだろうか。スジンの母は医者はあてにならないと言い、超自然的な力に頼るべきだと話し、巫女から手に入れたお札を夫婦に渡す。
巫女は男の霊が憑いていると言う。その男は以前下の階に住んでいた老人だったが、亡くなっていた。
ゾクッとするような異様な怖さの映画だった。実際の映像にホラーの要素はあまりないが、なぜかホラー的な恐怖を感じた。