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落下の解剖学 2023年

人間の深層心理にせまる法廷劇

フランス、ジャスティーヌ・トリエ監督 152分

フランスの人里離れた雪山の山荘で、視覚障害者の11歳の少年ダニエルが、血を流して倒れている父親サミュエルを発見した。父親はすでに死んでいた。ダニエルの悲鳴を聞いた母親のサンドラはすぐに救急車と警察を呼んだ。

最初は転落死と思われていたが、不審な点も多く、ベストセラー作家である妻サンドラと前日に大喧嘩をしていたこともあって、妻は夫殺しの疑いをかけられる。妻はドイツ人で夫はフランス人だった。二人の共通語は英語だった。

 

殺人か、事故か、それとも自殺か転落の状況からはよく分からなかった。裁判に持ち込まれる。サンドラは知り合いの弁護士ヴァンサンに弁護を依頼する。

落下前日の喧嘩の様子を夫は録音していた。その凄まじい口論が公開されると法廷内に衝撃が走る。夫婦の間の秘密や嘘があらわになってゆき、複雑な人間の深層心理に引き込まれてゆく。他人にはわからなかった夫婦の関係と裏の顔が法廷で公開される。

 

サンドラはバイセクシュアルであり、女性との不倫の経験もあった。妻だけが作家として成功して、夫はいつまでも芽がでなかったので嫉妬していたことも分かる。この映画のハイライトシーンだった。

 

しかし状況の疑わしさだけで殺人の証拠はまったくなかった。状況証拠だけで物的証拠はなかったのだ。「自殺したというより、小説家が夫を殺したと思う方が面白い」という無責任に言う者もいた。

 

最終的にダニエルの証言が裁判の行方を左右する。法廷で裁判を傍聴しているような没入感のある作品だった。

152分という長尺だが最後まで目を離すことはできなかった。




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