
こじらせている。
食べたいと思ったら食べたいのである。
ここが北カリフォルニアの片田舎であろうと、私があんみつが食べたいと思えば、あんみつは今すぐ作って食べなくてはいけないものになる。食いしん坊の思考は凄まじい。
子供が観ていたアニメで、赤ちゃんが空の上で大量生産されて、親のいる地上にコウノトリさんが運ぶみたいなものがあったけれど、あれがもし現実だとしたら、ワタシが作られた時、何らかのシステムエラーが生じ、数滴額に垂らされるはずの「食いしん坊のエッセンス」の瓶が割れて、全身に浴びてしまったのかもしれない。
食べたいが止まらない。

思い立ったその瞬間、あんこを炊きはじめ、
皮を焼いて
どら焼きを作り、キッチンでお抹茶を点てて、無作法ながら三口で食うどら焼きほど美味しいものはない。
そのどら焼きを、実家から持ってきた虎屋の紙袋に入れ友達にも渡す。偽造虎屋ですら感激されるのは海外あるある。
執念のあんアイス

どら焼きのあんこを仕上げる直前、豆のほっくり感が残る状態で少し避けておいて冷蔵庫で冷やしておく。それをバニラアイスクリームで食べるんだ!アイスクリームと食べるんだ!と思いついたらもうその日はそれだけになる。
丁度豆が炊き上がった時に、野球のギアを買いにスポーツ用品店へ行くという我が家の男性陣。その車に私も乗り込み、用品店近くのスーパーで下ろしてもらった。男性陣は用品店へと向かう。スーパーでハーフガロンのバニラアイスと1ガロンの牛乳を買い、灼熱の太陽の下、彼等のいるお店へと急ぐ。途中あれ?実はお向かいだけどすっごく遠い?と思いGoogle mapで調べると、あと徒歩8分!"目の前"の距離を舐めていた。広いぞアメリカ!車で1分は徒歩でこんなにかかるのかー!店内に入り、涼んでいる私を見た夫がビクッと驚く。「こっちの買い物終わったらピックアップするのになんでいる?!」それは私がわたしに聞きたいわ。食べたいという気持ちが理性を超えたらこうなった。早く帰りたくて自らの足で合流の道を選んでしまった。

翌朝、あんアイスを昨夜無事食べられたので食べたい欲は満たされていたが、おっきな牛乳とアイスを担いで歩いた(小走り)代償が肩に刻まれていた。
「昨日のアイスで負傷してた」と夫に写真を送ると、「オレもゴルフバッグでよくそうなる」と返ってきた。
あんアイス🟰オレのゴルフ🟰好きなことの為なら頑張れるという新しい式が完成した。
黒蜜

黒蜜は黒糖タピオカミルクティーの爆発的ヒットによりアメリカでもみかけるようになったが、手作りが断然美味しい。

沖縄の黒砂糖は日本で調達したものをハイジュエリーの様に大切に保管している。
黒蜜の作り方はとても簡単。小鍋に黒糖を適量入れて、お水を少し加えて中火で黒糖を溶かす。それをお好みのとろみに煮詰めて完成!
10分もあれば出来てしまう😋作り立てより半日ほど寝かせたものが抜群に美味!バニラアイスに黒蜜をかければ🍨すっかり和風アイスになってしまうのだから作らにゃそんそん!
餡子と私と時々黒蜜、世界のどこにいても食いしん坊の居場所はお皿の上にあるよね、とよく三者で話している。
おまけ
こじらせ食いしん坊の餅つき