ジョーカーの元ネタになったということで再生リストに入ってたんだけれども、うーむこれはモテない男の隠れた願望詰め合わせセットという感じですげえなあ。もちろんストーリーとしてはあの笑顔が彼のコンプレックスになったという建て付けが必要なのはわかる。わかるんだけれども、あの笑顔そのものが他人にそこまで影響力を持つかというと、うーん、全然そういう気がしない。だからそれを理由に世界から爪弾きにされるというロジックが、あまり共感できない。いや記号としてそういう風に見ればよいといいう理屈はわかる。わかるんだけど……うーん。根本的に、肉体が常に笑うように改造されてしまう、という設定はかなり表現が難しいように感じた。
いやもちろん、笑顔で感情がこぼれちゃうシーンとかは、やっぱり笑顔であるからこその説得力はある。サイレント時代のメイクとかライティングが相まって、子どもが見たらそりゃトラウマになるだろうなあ。まあでも、確かにイギリスって感じはしないですね。いかにもドイツで作ったんだなーって感じはします。
クラウンの笑顔って、やっぱりあの化粧が素晴らしいんだなあ。改めて考えると、ジョーカーというキャラクターの意味づけも、メイクなのかそうでないのかでだいぶ違ってくる感じがしました。