大統領が自ら生き残ってテロリストと戦う、というまあわかりやすい筋書きだけれども、とにもかくにもこのふたりの大統領のキャラ付けとポジショニングと役者の勝利だよなぁ。イギリス首相が元軍人、というのはまあいいとして、それに対置するのがアメリカの元アクションスターというアイディアが抜群に良い。アクションも、その場の特性をある程度生かしつつ、超人過ぎない映像になっていたのが大変良かった。最初のロシアでのヘロヘロのバトルとか、とても良い感じですよね。
しかしこれたぶんコレ、ジョークが原語で理解できたらもっと楽しく見られたんだろうなー。アメリカとイギリスのびみょーな関係とそれに絡んだジョークとか、さすがにニュアンスがとれない。もったいない。
しかし急にウェス・アンダーソンリスペクトとか言われても困る内容だよな。確かに所々謎のユーモアはあった感じがするけれども、あそこの移動シーンはちょっとリアリティが違いすぎるでしょ。逆に、ウェス・アンダーソンのシンメトリーな構図でカメラに話しかけるってフォーマットは、映画全体の質感をめちゃくちゃコントロールしてんだなーと思いました。
あとまあ、ヒューイくんが大変おいしい役を貰っていてとても良かったです。ってか、あそこだけ妙に愛情があって謎だったなあ……