「アホ」って単語が目に焼きついちゃって所々で意識が引っ張られる。まーでも全体的にアホっぽい話ではあるよなー。ここ最近のドキュメンタリーって小説よりも奇みたいな出来事を求めがちだけれども、それにしたってアホっぷりが抜きんでている感じ。いや、変なインフルエンサーが仮想通貨で詐欺をした話とか、そういうのもとんでもなさは凄かったけれども、このドキュメンタリーに出てくる着ぐるみは、そういうのとはまた違ったバカバカしさが感じられてしまうんだよなー。
いや、仮想通貨で儲けた詐欺師が変なラップとかでYouTuberしてた話って、結局自己顕示欲が抑えきれなかったって話なワケじゃないですか。それはまあ全然理解できる。このドキュメンタリーでも、自己顕示欲の発露であることは示されながらも、しかしこの犯人は素顔を晒してないわけじゃないですか。身元を明かさず、謎のマスコット的なキャラクターとして、注目を集めている。そりゃまあ、犯罪者としてはその方が正しいやり方なのだろうけれども、じゃあそもそも目立とうとすんなよ、って話でもあるわけで。いやー、変な話。
そしてその変な話をさらに加速させているのが身元引受人の人だよね。用意周到なようで全然追いかけられていない、謎の探偵パートのリアリティったらない。そして急転直下で無関係の犯人確保が行われ、帰ってくるお金。いやー、そういう意味のわからん奇跡的な展開も含めて、めちゃくちゃアホっぽいドキュメンタリーだよコレ。