うーん、「ジョーズ」のドキュメンタリーでは、撮影がトラブル続きで、サメ自体もほとんど画面に出せなかったみたいな話があったと思うんだけれども、まあ当然画面に出せば良いってもんじゃないんだよなあ……いくらサメの模型が精緻になったところで、それが怖いかどうかってのは全く別問題だね。当たり前の話だけど。というか、全編通して「どうして前作はあんなにハラハラドキドキできたんだろう?」って不思議に思う。スピルバーグってやっぱりとんでもなく偉大な映画監督なんだなあ。
話としては、主人公が狼少年というか、サメが来るサメが来るって言い続けていて、実際にサメが来ているという話ではあるんだけれども、そのギャップがあまり生きていないストーリーだよなあ。誰も主人公の言うことを信じないが故に、大きなイベントが企画されてしまうとか、そういう並行して走るストーリーがないと緊張感が高まらないというか……
あと、ラストの決着も逆算からできているのはわかるんだけれども、さすがにその計算が見え過ぎて困っちゃうよなあ。サメを説得力もって倒すのってほんと難しい。
そもそも全編を通してサメがめちゃくちゃストーリー展開に都合良く協力してくれているストーリーになってて、モンスターの行動原理って難しいなあと思わされました。