そのうち見なきゃなーと思ってはいたんだけれどもようやく見ることができたよ。
全編に欲望が満ち満ちていていいなあ……もちろんキャラクターの関係性が一番のキモだろうし、そこでかなり過剰に漏れ出しているものに脳をやられてしまうところはある。
のだけれども、自分はそこまでそういう回路が発達していないので、むしろヴィクトリア朝のイギリスをいかにしてエンターテインメントに落とし込むのか、というあたりで感心してしまうなあ。あーはい次はこのアイディアをシナリオ内に落とし込むのね、というのを追いかけるだけで楽しい。題材的に結構面倒くさいところもあるものだと思うけれども、そこに踏み込んだだけの見返りはあるんだろうなあと思いました。アヘンのエピソードとか、どのようなバランス感覚でエンタメに落とし込むのかとかは結構難しいからねえ……
まーでもそういう意味でいうと大英帝国への忠誠心みたいなところはヌルッと逃げている感じがして、そこはまあ限界だよね、と思わなくもない。いやそれに真面目に取り組むと、もうちょいちゃんと階級社会や帝国主義の問題点に触れなきゃならなくて、このくらいのあんばいに落とし込むのはむしろ冷静なジャッジではあるんだろうけれども。