あー、さすがに有名どころは押さえてるな……「アメリカの友人」はまだだから機会を設けて観たいところ。
まーなんといっても近年観た作品の中でかなり良かった「キャロル」の原作者というのがインパクト強いよなあ。「太陽がいっぱい」とか「見知らぬ乗客」とかミステリの傑作を書いたってのももちろん素晴らしいんだけれども。というか、まさかそれらが同一の作者によって書かれたものだとは思ってなかったもんな。
そしてまたこの映画の構成もなかなか憎いというか、「キャロル」を冒頭に持って来ておいて、彼女の人生をだららーっと語った後、ラストにまた「キャロル」のラストシーンで締める……というのがまあ大変よろしい。序盤から、身近な着想を得るタイプの作家であることを繰り返し述べてきただけに、ラストでそのエンディングが持つ意味というのがさらに引き立つっていうのがねえ……
また、この年代の同性愛ってあまり取り上げられた記憶がなくて、そこら辺もとても興味深かった。ストーンウォール暴動って1969年だよね。その前の同性愛をテーマにした作品を観たことがないわけではないんだけれども、ニューヨークでどのように受容されていたか、みたいなのはこういうドキュメンタリーで学ぶとなるほどなーとなりました。