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悪なき殺人

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作品において一番ヤバい転換点が、遠く離れた旧植民地という点がまあだいぶ作為的で面白い。普通こういう偶然を成立させるのってかなり難しいと思うんだけれども、そこを黒魔術で説得しちゃうというのがまあ大変面白い。こういうトリッキーな脚本ってそのトリッキーさが悪目立ちしてしまう危険を孕むものだと思うんだけれども、それが旧植民地との因縁と黒魔術によって「まーそのリアリズムならアリか……」となってしまうのはめちゃくちゃ面白かった。

しかしそれ以外でそんなに面白い脚本か、といわれるとそんなには、という気もする。最初のストーリーが作品全体のフックになっているのかどうかがよくわからん。ミスリードには確かになっているんだけれども、しかしミスリードのためのミスリードになっている感が拭えないというか、もうちょいこう彼女のドラマが全体のテーマを暗示するみたいな感じになっていても良かったのではないか。単なるパズラーとして作品を見ると、うーん、ちょっと物足りないよなあ。セックスで人生がおかしくなってしまう悲喜こもごも……というのはまあわかるんだけれども、だったらもうちょっとフィルムからセックスに対する執着とか情念みたいなのが伝わってきても良い感じはする。結構みんなヤバいことをやっているはずなのに、印象がフラットなんだよなあ。まあ、それが第三者から見たセックスの奇妙さみたいな表現になってるのかもしれないけど……むしろラストの殺人未遂みたいなのが一番エロいまであるもんな。




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