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大江戸番付事情

 

いやーホント読んでてイライラする本だった。

日本橋の辺りに良くいるので「あーここらへんにこういうものがあったのか……」というのがビシバシ出てきてめちゃくちゃ面白いし、そうじゃない雑学系の話もためになって愉快なものが多いんだけれども、中途半端に作者の自意識が顔を覗かせてキツいんだよなー。何かにつけて西洋的思考を持ち出して、日本スゴイ! な話をされるのが本当に意味わからんっていうか。本当に文化が相対的なものだったらそんなに外国下げなくても良くないですか? 対抗意識持たなくちゃならないのって、結局コンプレックスが強すぎるだけじゃないですか? って気持ちになっちゃう。本来そういうとこに意識持ってかなくてもいい話だよね、コレ。

あとまあ全体的に知識が足りてなくない? という感じもするよなあ。文庫版のあとがきで、知識が足りなかったので改訂したみたいな話が合ったけれども、全体的に調べが甘くないですかね。わかんない箇所も憶測や決めつけで解説まがいのことをしているように思えて、ちょこちょこうさんくさく感じてしまったよ。

とはいえちゃんと解説がハマるところが面白かったのは間違いないです。雲泥比べとかは番付のクオリティも高かったんで大変読み応えがありました。江戸の文化は謎解きとか洒落とかが本当に多かったのね……




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