押井守作品を見てるのかと思った。犬が猫=魚に憧れるけど猫は鳥を追いかけて結局見送るって話よね。宇宙猫になったシーンでパトレイバーだの攻殻機動隊だのがスゲー頭をよぎったよ。いやまあ半分冗談だけど半分本気で。ってか後半で黒い毛が光の加減でやけに白く見えるのとか、パト2の東京が白く染まるシーンを連想せざるを得ないというか……あ、「ヒックとドラゴン」も思い出すけど。
見ていて思ったのは、人間の観察力ってすごいんだなーってこと。オレは犬を飼ってたことがあるので「あーこの犬ラブラドールレトリバー? ゴールデンにしては毛が短くない? でもこの優しさはゴールデンっぽいよな……」「柴ならもうちょっと軽い動きで良いよな……」みたいに解像度高く判断できるんだけれども、猫はどこまでリアリティを意識した芝居なのかがわからない。カピバラとかになるともう全然で、人間身近な動物は無意識のうちにちゃんと動きを観察してるんだなーというのがよくわかる。
しかしまあこんなセリフのない話で映画1本、良くもまあ飽きずに見せるもんだよ。映画を見ながら心の中で「カピバラ先輩!!」とか呼びかけちゃうもんね。映像の美しさや洪水の恐ろしさ含めて、映画館で見て良かったと思える作品でしたわ。