あらまあ! コレはなかなか悪くないぞ……
なるほどこのタイミングでこういうSF映画が撮られていたのね、という納得感が結構ある。地味で汚くてブルーカラーの宇宙生活がこのタイミングでこの精度で描かれていた、というのはだいぶ新鮮。というかこの基地のセットがかなり面白いよなあ。人間が宇宙で生活する空間をデザインしている感じがすごくある。犯人との追いかけっこのシーンは、もうずーっと見ていたいくらいに面白い。
でもって話としてはコレ辺境で保安官だしかなり西部劇っぽいよね。そもそもがフロンティアスピリッツな感じの話なワケだけれども、そういう場所では力による正義がまかり通りかねない、というのが染みついているのかしらねえ。持っている銃がかなりアナログな感じなのも、西部劇を思い出させる原因のひとつではある。ただ敵が大資本の理論というのはだいぶ意味合いが違うか。人権を無視した効率化に対峙する、というのはやっぱり時代が背景にあるのかしらねえ。
あとまあ、協力者が女性なのもなかなか面白いところではある。しかも若い美女って役どころじゃなくて、バリバリの医者で友情みたいな関係で終わるという……ジェームズ・ボンドやってたショーン・コネリーだからこそ、こういう役柄をやるんだーって意外性があって二重に面白かったです。