『キャロル』と連続して見てしまったオレは大混乱に陥ってしまった。百合に挟まる男じゃん!! いやまあ、このキャスティングなら絶対にあの映画の芝居を参考にしているよねえ。
しかしまあ、なんというかあまりにもわかりやすい栄光と転落の話で、もうちょい脚本練ってあってもよかったかなあという気もする。確かにラストに繋げるにはコレだけの長尺が必要だったのかもしれないけれども、しかしだったらもっと色々紆余曲折あって欲しかった。っつか長いよね。
ケイト・ブランシェットの役柄も、ちょっと紋切り型過ぎないかなあ。もう少し行動に説得力がないと、ストーリー上の装置でしかないような感じがする。カウンセリングのくだりの説得力というか、恐怖感がもうちょっとあって欲しかったのかなあ。フラッシュバックで過去の傷は何度も描かれているけれども、それでハッとさせられる感じでなかったのが悪かったのかしら。
しかしデルトロが幽霊を偽装することに警告する話を作っているのがまあ面白いよね。まあ確かに『シェイプ・オブ・ウォーター』とかも、「ここから映画が始まりますよ」ってイントロをキッチリつくっていたもんなあ。フィクションとノンフィクションを分けるという行為は、今まさに必要とされていることではあろうけれども、しかし分けられないところがあるからこそ問題が生じているような気もしてなかなか難しいな。