いやー噂には聞いていたけれどもつまらんなあ……本当にコレまでと同じシリーズなのだろうか、という感じがする。
しかしまあこれどう考えても大英帝国の凋落の影響だよなあ。サッチャーまでの首相にはなんだかんだ世界の中での存在感があったように思ったし、エリザベス女王も国際外交の中できちんと存在感を発揮できていたわけじゃないですか。ところが、特にシーズン5のラストでは香港返還が象徴的に描かれているように、このシーズンってかなりイギリスの凋落が激しくて、政治的にフォーカスするべき出来事が圧倒的に少ない感じがするのよねえ。あまりにもダイアナ妃の存在感が強くて、その対比としての描かれ方なのかもしれないけれど、結果としてメロドラマ調になってしまうというか、結婚とお家騒動みたいなところがドラマの中心になりすぎてしまって、それはなんかこうこのシリーズの片輪に比重を置きすぎだよなあ、と思う。
あるいは、これまで差し込まれていた過去編のドラマがあまり描かれなかったのも、この一本調子の原因なのかもしれないなあ。上の年代のドラマがほとんど全てクリアになってしまって、そのせいでドラマの立体感がかなり薄れているというか……まあ「イパチェフ館」みたいなエピソードもあるわけだけれども、ドラマとしての吸引力はちょっと薄いというか、あまり上手く消化できているようには思えなかったなあ……