いやーこれめちゃくちゃいいなあ……話としてはもっと長く見ていたかったけれども、まあ、念願の震災の絡みもブチ込んでストーリー作ったら、あの辺りでピリオド打ちたい気持ちもわかるっつーか。この濃度でオレオレ詐欺をエンタメに昇華しちゃうの、マジすげーと思います。ウシジマくんもそうだったけれども、マンガの強さをビリビリ感じるなー。
まあ何はともあれ主人公のキャラクターが素晴らしいよなあ。色々有能なところはあるけれども、見た目デブで、しかもクズなところはもう本当にクズなのに、それがコレだけ人間くさく愛着ある感じに描写されてるのは本当に凄い。だっていきなりこんな鼻水垂らしてるキャラだぜ??
っていうかこの話、主人公のアホみたいなハッタリを、登場人物だけじゃなくて、送っている側が、どれだけガチで願っているかっていうのが、めちゃくちゃ大事な内容になってるよなー。ストーリー共同製作の側が、現実に当たって集めた肌感覚が、作品全体を超強力に下支えしているというか……子どもの虐待の問題を、たんなるエンターテインメントの道具として消費するのではなくて、きちんと向き合って自分の社会の問題として捉えて貰いたい、という願いが、端々から伝わってきて、正座して読まざるを得ませんわ。