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モンスター・パニック!

 

えっちょっと待って! 前も多分どこかで見たことがあるけれどもすっかり頭から抜けていてビビったんだけど、メル・ブルックスの子どもなの? いやー、解説読んで超ビックリした。『WWZ』も『ゾンビ・サバイバルガイド』も読んでるけど、全く認識していなかったよ。

ただまあ、この本がどうかというと、うーん、そんなにおもしろくはないかなあ。まあ前までの印象が強いから、もっとモンスター大集合! みたいな内容を勝手に想像してしまったのが良くないかもしれない。閉鎖空間でのサバイバル! 人間ドラマ! みたいなのは全く予想していなかったし、しかもそのドラマが面白いかというとそんなに……と感じられた。

残された日記と関連する文書で構成されるフェイクドキュメンタリー、という形式自体は悪くないと思うんだけれども、それがあまり生きているように思えなかったんだよなあ。虚実を行き来して真相に行き着けない恐怖みたいなのが、もっと全体にあっても良かったんじゃないかなあ、とは思った。むしろこの惨状を見つけた捜索隊の人の視点とか、そういうのが読みたかった感じもする。

あとはモンスターの魅力がそんなに伝わらなかったかなあ。そこら辺はイエティへの思い入れの違いとかが大きく影響している感じがする。

ロバート・ケネディを大統領に

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JFKの映画やらドキュメンタリーは散々見たからさすがに色々知ってるんだけれども、ロバート・ケネディの方は意外と全然知らないよなあ。兄に続いて暗殺された、という情報はもちろん頭に入っていたけれども、予備選のしかもカルフォルニアとか、超重要なタイミングだったことは全く認識してなかった。ダラスは映像を何度も見たけれども、大統領と大統領候補の違い? こっちのほうはわかりやすい映像が残っていないのもあるのかなあ……

しかしまあ、こうやってロバート・ケネディを軸にストーリーを作ると、JFKの死とリンドン・ジョンソンの存在がこんなにもわかりやすく浮かび上がるんだなあ。ロバート・ケネディって司法長官で結構ヤバいことやってなかった? っていうのが、兄の死での転向というポイントを挟むとこんなにわかりやすくなるのか。ってか、後半の振る舞いはベタベタなリベラルの典型に見えて、ホント彼が大統領になってたら歴史が変わってタカもしれんなーと思う。あと個人的には、リンドン・ジョンソンの理解が深まったのがでかい。公民権法とかを作ったイメージだし、その後に控えるのが悪名高きニクソンなワケで、ポジショニングがかなり混乱するんだけれども、なんとかイメージが掴めた気がする。

にしても、ここで出てくるのが陰謀論か! こないだの1975年のドキュメンタリーで陰謀論がキーワードとして出てきたけれども、こういう風に見せられると時代の傾向としてめちゃくちゃ納得しますね。ってか、死の後の尺の多くをそれに当てるとは思いもしなかったよ……

ザ・ニューヨーカー: 創刊100周年を迎えて

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あ! この間見たばっかりのページがある! 映画も見たことがあるヤツがちょこちょこ出てくるぞ!

いやまあ、アメリカのジャーナリズムだとニューヨークタイムズとワシントンポストはなんとなく認知はしているんだけど、やっぱそれはウォーターゲート事件がでかいのかしら。「The New Yorker」ももちろん名前は聞いたことはあるけれど、そんなに重要な雑誌であることは認知していなかった。作品の中で色々重要な理由が述べられているけれども、まあ100年雑誌が続いているということは、それだけこの本が重要ってことだよな。

そしてまあ、レイチェル・カーソンとかジェイムズ・ボールドウィンとかカポーティとか、そういう他のジャーナリズムよりもキッチリとした読み物の路線で影響を与えてきたのも納得感がある。報道写真で世間にインパクトを残したり、調査報道で巨悪の不正を暴いたり……というのとはまた違ったアングルで、なるほどこれが新聞とは違った雑誌の果たすべき役割かーという感じがする。マスコットとか文字のルールやらが高級な感じなのが、ある意味自虐的に触れられていたけれども、いやでもそういう敷居の高さも重要だったんだろうな。

白と黒のスプーン ~料理階級戦争~: シーズン2

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勢いに乗ってSeason2。これもまあ一気に見終えたよ。いやー面白かった。

Season1は、振り返って見ればナポリマフィアのストーリーって感じ。アンシェフがファインダイニングの人だということもあるのだろうけれども、やはり全体を通してそっちの技術を持った人は有利な印象がある中で、パスタとパエリアで勝ち抜いていくナポリマフィアの説得力がガンガン増していくのがめちゃくちゃ面白い。コンビニの敗者復活戦の審査員のリアクションとか、まあ本当に説得力があるよねえ。

それに対して、Season2はなかなかメインの軸がない感じではある。振り返ってみると、チェシェフはSeason1のストーリーをひっさげての登場で、そこから特徴ある料理で勝ち上がったので、ストーリーがあってもおかしくないような感じだけれども、彼の話って感じは全然しないよなあ。逆に料理モンスターの方にフォーカスが当たってて、それはそれで可能性のある軸だとは思うんだけれども、彼にはちょっと弱味がなさ過ぎた感じがする。後半に少しずつ感情が表に出てくるあたりは良いんだけどね。

まあしかし、ラスト2回のチェシェフの覚醒! みたいな展開は本当に説得力がある。料理モンスターが倒されるような説得力ってなんだろう? ってずーっと考えてたんだけれども、まさか彼の変人性がキーになるとは思ってもみなかった。ラストの「自分のための料理」とかも、急に番組の理解度が爆上がりした感じで、やっぱりほろりときちゃいましたね。

エディ・マーフィ

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正直エディ・マーフィって役者がよくわかってない。自分の映画の感覚だと、主演をやる男性黒人ってウィル・スミスってイメージだったもんなあ。

しかしよく考えてみると確かにウィル・スミスはコメディの感じがしない。っていうか、主役を張るような黒人男性でコメディめいたことをやる役者って……確かにあんまりイメージが湧かないな。男性だとトム・ハンクスみたいなポジション。なるほどだからサタデー・ナイト・ライブって番組は重要なんだなーと思う。っていうか、エディー・マーフィがサタデー・ナイト・ライブ出身なの理解してなかったしな。いやーほんとすごい役者の登竜門だったんだなあ。

そしてまあ、ウィル・スミス以前というか、黒人男性俳優がバンバンメインを張るひとつ手前で可能性を押し広げた人なのね。ってかあの『星の王子ニューヨークへ行く』の床屋のシーン、アレひとりで役を演じ分けてたヤツなのかよ。すげーなー。マイク・マイヤーズもそうだけど、俺は全然気付けなかったよ。そういうのに普通の人はわかるんだろうか。なんか言語の壁もありそうだよな。特殊メイクのおしゃべりで、少しずつ役が固まっていくというのは、なるほどめちゃくちゃ納得感がありました。

名もなきジャーナリスト: 「あの少女」を撮ったのは誰なのか

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えええ……こんな報道写真史上トップレベルのものに撮影者が違うとか疑惑があるってマジ……? という困惑と、いやでも当時のベトナムだし何があってもおかしくないよなー、という気持ちが半々。というかロバート・キャパの例の写真だって、ヤラセじゃないかみたいな話があったよねえ。やはり戦場の写真というのは一筋縄ではいかないもんなのか。

しかしまあ、今になって編集者が良心に従ってこういう告白をした、というのがそもそも感動的なんだけれども、そのおかげで長年自説を言い続けていたカメラマンが発見される、というのがまた奇跡的だよなあ。このインターネットが発達した時代なんだし、自分が撮ったということを主張すれば、何らかの形でアピールが届いてそうだよねえ。そういう気力さえ奪われた状況だったのだろうけれども、だからこそこの展開が心に染みるところはある。

あとはやっぱり状況の分析だなあ。明らかにややこしい状況だと思うんだけれども、CGを使ってこういう風に画像を見せられるとめちゃくちゃわかりやすい。アレを見せられたらもう反論は難しいんじゃないかなあ、と思わされる。

白と黒のスプーン ~料理階級戦争~: シーズン1

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いやこれ面白すぎるでしょ。一気に見てしまったわ。

まずなんといってもスケールがスゴい。韓国料理界のことなんて全くわかんないけれども、まずは人気店のシェフを80人集めて黒のスプーンとし、彼らのリアクションで20人の白のスプーンを立てているのがすごくいい。こういう対戦もの、しかも100人も登場人物がいる料理対決って、どうやってそれぞれのキャラを起てるのかってすげえ疑問だったんだけれども、あーなるほどこういうやり方なのか! とめちゃくちゃ納得感がある。

でもって、キャラのストーリーをさらに深掘りできる対戦が組まれているのが本当に心憎い。サバイバルを勝ち残った黒の20人が、白の20人とタイマン対決! という流れだけでももう満点をあげたいのに、そこから団体戦やら何やらの趣向が素晴らしくて、勝敗というよりはむしろ課題の出し方が一番のネタバレになる感じ。

あとは肝心のシェフたちのキャラクターも素晴らしいんだけれども、何よりいいのは審査員ふたりの人選かなあ。人格のコントラストもさることながら、料理へのコメントの説得力がハンパないよ。料理マンガって、読者に味わわせることができないから、基本味ではなくロジックと、それを支えるマンガ力で勝敗がつくわけじゃないですか。でも、この番組は実際に料理には味があるわけで、その善し悪しを視聴者が説得される形で説明しなきゃいけない。だから審査員の言語化能力がめちゃくちゃ大事になるんだけれども、それが本当によくできててね。

いや、これ日本版やんねぇかな……めっちゃ見たいんだけど。




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