『ブラタモリ』がレギュラーで復活した。オープニングの曲とかナレーションとか、ちょっとずつ変化を入れながら。そうそう、「たもて箱」もなくなっていた。ずっと見てきた者にとってはどれも少々寂しい気がするが、それでもこの番組が復活したのだから良しとしよう。
記念すべき復活第一回は桑名でスタート。三夜連続で伊勢神宮への旅を取り上げるとのこと。「何事もなかったかのように、普通に始まります」というタモリさんらしいコメントがあった。そういえば、最終回(今となっては最終回ではなかったわけだが)も、実にさらっと通常通りに終わったのだった。
江戸時代、伊勢神宮には全国から年間500万人が訪れたそうで、実に国民の6人に1人の勘定になると言う。籠や馬もあったとはいえ、ほとんどの人はテクテク自らの足で歩いて行ったのだろうから、どこから伊勢を目指したにしろ、相当な日にちがかかったはず。日にちがかかれば当然宿泊が必要なわけで、それだけの休日もあり費用も負担できたというわけで、もしかしたら、現代の日本人よりもはるかにリッチではないかとさえ思える。
今回特に面白かったのは、日永の追分の手水場でたまたま水くみに来ていた男性が、タモリさんに向かって「どちらから?」と尋ねた場面だ。あの特徴的な濃いサングラスをかけた人物が、しかも周囲を撮影スタッフに囲まれている状態でこの質問とは、素朴な方がいらしたものだと感激すら覚える。でも、案外そんな場面に出くわしたら、まさかそんなことがあるわけがないと思ってしまうのだろうか・・・。
これから京・大阪へ向かう東海道と別れ、いよいよ伊勢路に向かうというところで第一夜は終了。タモリさんの口からまたどんな興味深い蘊蓄が語られるのか、楽しみにしたい。タモリさん、どうか健康でこの番組を長く続けてくださいますように。

NHKのサイトより
追記 伊勢を訪れた人数を2000万人と書いてアップしてしまったが、6人に1人だと数が合わないぞと思い確認したところ、500万人だった。お詫びして訂正いたします。