この間まで『ひだまりが聴こえる』で、難聴の航平になんの偏見も抱かず明るく接する友人太一を演じていた小林虎之介くんが、その太一とは正反対とも言える、髪を金色にして半グレのような仲間と付き合う定時制高校の生徒岳人(たけと)を演じている。
その岳人に少なからぬ影響を与える存在になるらしい定時制高校の教師藤竹に、窪田正孝くん。研究者としては優秀そうなのに、突然大学の研究室をやめて定時制の教師になったこの藤竹先生も、何やら生きにくさを抱えているらしい気配がある。
運転免許がないと思うような就職もできないからと定時制で学び直し始めた岳人のところには、半グレとおぼしい友人がしばしばバイクで訪れては、麻薬の売人の仕事に戻るよう誘う。
岳人とのやりとりの中で、彼の計算能力の高さや、本人も知らずにいるディスレクシアを見抜いた藤竹は、彼の科学への興味を足掛かりに孤独な心に近づいて行こうとする・・・までが第1回で描かれた。
と、これはNHKで始まった『宙わたる教室』の話だ。原作は伊予原新という方の小説らしい。岳人のクラスにはイッセー尾形演じる老人もいれば、明らかに外国人と思われる女性もいて、木村文乃さん演じる養護教諭の保健室には、起立性調節障害の女生徒(伊東蒼)もいて、これからどのような物語が繰り広げられていくのか、期待が膨らむ第1話だった。
