勤めていた時には、休日に洗濯や掃除をまとめてしていた。仕事を辞めた今も洗濯はある程度まとめてするけれど、掃除らしい掃除はだんだんしなくなっている。
理由の一つは、猫たちがいなくなって完全な一人暮らしとなり、さほど汚れもしなくなったことが大きい。猫がいた頃は、部屋のあちこちに、常に「きんと雲」の赤ちゃんがふわふわただよっていた。黒っぽい服でソファに座れば、立ち上がった時には霜降りの服になりかねなかった。
もう一つは、いまさらであるが、毎日、都度つどちょっと気をつければあまり汚れないということに気づいたことだ。特に水回りの汚れは、ほとんど原因は水滴や湿気だ。台所のシンクは、一日の最後にサーッと水滴を拭きとっておけば曇らないし排水溝あたりがぬめることもない。洗面所も同じだ。今までは、時々蛇口や排水溝のあたりのぬめりや黒ずみが気になった時に、古歯ブラシに洗剤をつけてゴシゴシやったりしたが、毎日水けを拭きとって休むようにしたら、ほとんどその必要はなくなった。
お風呂も、使った後蛇口や金属部の水滴を拭いておけば、いつまでもピカピカを保つことができる。シャワーヘッドは、穴にカルキの結晶がつくのか、時々掃除しないとシャワーがピューッとあさっての方向に出るようになってしまうが、これも毎回拭き取っておけばいつまでも気持ちよく使える。
シャンプーやトリートメントのボトルのポンプも時々詰まって変な出方になるので、爪楊枝を使って掃除したりしていたが、最近、ノズルの先端に残った液が固まって詰まるのだからと気付き(今頃!)、毎回ここにシャワーの湯を当てて流すことにした。
家族がいたら難しいことも多いだろうが、一人だと自分が決めて自分が守るだけだから徹底は簡単だ。ただ、毎日の決まった作業がどんどん増える。まあ、一つひとつは本当にちょっとしたことだし、嫌な時は休んでしまっても大勢に影響はないけれど。
家具の上や床は、気になる都度モップを使う。我が家の掃除機は16年前のミーレのキャット&ドッグ。強力だし、なぜかこの掃除機をかけていると床がピカピカになってしまう優れものだが、欠点は非常に重いことだ。16年前50代の初めだった私も70歳が目前となり、この重たい掃除機をかけるのは一仕事、特に夏場は暑さも加わって大変だが、しょっちゅうモップをかけていれば、あまり掃除機の出番もない。
こんなわけで、来た人にはきれいにしてますねと言われることが多いけれども、恥ずかしいくらい掃除らしい掃除はしていない。もちろん、視力も低下して、見えていないだけという可能性も大きいが、体力が落ち、若い頃のようにガシガシ掃除もできなくなるので、細かな汚れが見えにくくなるというのは、理にかなった、まさに天の配剤だなと思うことにしている。

ちょうどネット上に我が家のと同じタイプのものの画像があった。新しいものはもう少しコンパクトになっているようだ。
ロボット掃除機を使っている方の記事を読むと、なんだか可愛らしくて使いたくなってしまうが、我が家のような古い住宅は微妙な段差が多く、ロボット掃除機さんにとってあまり良い職場環境ではなさそうでためらう。