2025/03/01 に開催された TokyoWomen.rb #1 で初登壇したことを書きます。
登壇した日から数ヶ月経ってしまいました。本当は RubyKaigi までに書き終えたかったのですが時間がかかってしまいました。
登壇したいと思ったきっかけ
プロポーザルを提出することも、登壇することもはじめてでした。
人前で話すことをやってみようと思ったのは、昨年の Kaigi on Rails の STORES さん主催のランチ会で、makicamel さんとお話したことが大きなきっかけでした。
初日、STORESさん主催の https://coubic.com/storesinc/2786478 に参加させていただきました。この会もとてもたのしかったです。STORESさん、ありがとうございました。
そのとき、お隣に座っていた makicamel さんに教えていただいたこちらのスライドが刺さっています。https://speakerdeck.com/koic/somebody-to-ruby?slide=43
普段、1日8時間働いてたらなにかしら話すネタはあるはず。
今までもカンファレンスに参加はしていても、自分から登壇やLTしたりすることはありませんでした。でも、発信している方がまぶしい、いつか挑戦してみたいという気持ちはありました。
自分も、普段業務で理解したり苦労したことで他の人が知らなくて役に立つことがあるかもしれないので、自分の次の目標は、地域rbに参加してLTしたいと思います(宣言)
Kaigi on Rails 2024 余韻がさめないうちに - 日々のこと
これを教えてもらったときは業務で知ったことや学んだことを LT で話したいと思っていたのですが、初めての登壇は、業務とはほぼ関係ない個人的な興味で調べたことのシェアになりました。
TokyoWomen.rb イベントでの自分の発表順は偶然 makicamel さんの後で、とてもうれしい気持ちになりました。
makicamel さん、登壇に挑戦するきっかけをくださって本当にありがとうございます。
そして、昨年の Kaigi on Rails で前職の同僚の方が登壇されていて、自分もトライしてみたいと思ったことも大きなきっかけでした。
プロポーザルを提出するまで
1月くらいに、X(旧 Twitter)で TokyoWomen.rb の開催予定を知りました。
2019年に参加してすごくよかったイベントで、その頃は TokyoGirls.rb という名前でした。
当時はまだこどもが保育園児だったのでイベントや勉強会の参加はあまりしていなかったのですが、これをきっかけにいろんな勉強会に少しずつ参加するようになった思い出深いイベントでした。
聞いた発表もとても励まされたり勉強になる内容が多く、参加して良かったと心から思ったイベントでした。
ブログに感想の記事を書いてたこともきっかけで、るびまにもイベントレポートを書かせていただきました。
hibinokoto.hatenadiary.jp TokyoGirls.rb Meetup vol.2 開催レポート
そんなイベントが発表者を募集していました。
https://t.co/XWjueNHDZV
— TokyoWomen.rb (@tokyowomenrb) 2025年1月4日
女性登壇者限定(参加は性別問わず可能)なRubyイベント、TokyoWomen.rbを開催します!このイベントにはいわゆるLT会の形式で、公募枠があります。テーマは「Rubyっておもしろい!」です。ぜひプロポーザルの投稿をお願いします!#tokyowomenrb
とても思い入れのあるイベントだったので、せっかくならこのイベントで話すことにチャレンジしてみたいと思い、プロポーザルを提出してみようと決意しました。
「Rubyっておもしろい!」というテーマでの募集だったため、「自分が考える Ruby のおもしろさってなんだろう?」と考えました。
「Ruby のおもしろさ」と聞いて思い浮かんだことは、書きやすい、すぐ書ける、コードを書いていてたのしい、クリエイティブコーディング、DSL、コミュニティのたのしさ・・というようなことでした。
いろいろ考えているうちに、自分が好きな Method#source_location というメソッドのことを思い出しました。このメソッドはメソッドの定義場所を知りたいときに便利なのですが、どんなしくみでメソッド定義場所をとってきているのか、Ruby らしい動的なしくみでメソッド定義場所を取得しているのだろうかということが気になり、せっかくなので調べてみることにしました。
調べてみたら今より一層「Ruby おもしろい!」と思うかもしれないし、知りたいし調べてみるのもたのしそうと思ったのでした。
毎日仕事をはじめるまえに15分くらいずつ、Copilot Chat や ChatGPT と壁打ちしながら調べはじめ、Ruby の C のコードを読むことになり、わからないなりにも Cのコードを追っていくことではじめて知ることも多くおもしろく感じました。
調べながら知ったことをシェアしたら自分と同じように興味を持ってくれる人がいるかもしれない、と思ったので、プロポーザルを書いて提出しました。提出したのは募集最終日でした。
今年の1月から2月は仕事がかなり忙しい時期でした。
プロポーザルの提出期限は一度延期されました。最初に設定されていた期限までには話したいことをまとめるのに間に合わなかったのですが、締め切りが延期されたため、これなら間に合うかも!と思い、とてもありがたかったことを覚えています。
また、話す時間も最初は確か15分の枠のみだったのですが、5分、10分、15分と選択可能になったので、10分くらいなら話せそう!と背中を押してもらえたような気持ちになりました。
これでいいのかな、おもしろくないかも、と思いふるえつつはじめてのCFP出した
— nobu09 (@nobu09_) 2025年2月2日
でも出せてよかった
プロポーザルが採択された
プロポーザルを提出して数日後、採択結果のメールが来ました。
メールを開いてみると「採択」と書いてあり、うれしくて光栄で、だけど緊張が入りまじった気持ちになりました。
2月は絶対に体調をくずしたりできない、と身が引き締まりました。
TokyoWomen.rbに出したプロポーザル、採択のメールきた、どきどきしてる
— nobu09 (@nobu09_) 2025年2月6日
がんばる
準備
わかりやすい登壇資料の作りかたがわからなかったので「プレゼンテーションZen」という本を読みました。
本を読んで、漫画や映画のようにストーリーを考えていくのが良さそうと思いました。
本で紹介されてるやり方に沿って、付箋でスライドごとのイメージを書いていきました。 その付箋を元にしゃべりたいことを口に出して話してみて、話しづらいところは付箋を調整していきました。

話しやすいように付箋を調整できたら、その付箋を元にノートにスライドの絵を書いて、横に話すことをざっと書いていきました。
漫画のネームとか、絵コンテみたいなイメージってこんなのかなと思いつつ書いてました。(そんな大仰なものではないけど)


ひととおりスライドの流れを決めたので、スライド作成に取り掛かりました。
Keynote と Googleスライドのどちらを使うか決め、使うフォントや色を決め、スライドのレイアウトを調整しました。いい感じのレイアウトになかなかならなくて、意外と時間がかかりました。
今回、Keynote を使うことにしました。
スライドは、ノートに書いた内容を見ながら、転換になるスライドを最初に作り、その間を埋めて作っていきました。
最初、1枚目から細かいところに気をつかって書いていったら1枚1枚に時間がかかってしまい、このままでは終わらん!となったので、雑に最後まで作ってからあとで細部を調整することにしました(アジャイル的なやり方で)
このあたりの登壇資料の作り方もChatGPTと壁打ちしながらやりました。
連休にがっと時間取ったのと、平日に勤務前に少しずつ時間とってスライドを作っていきました。2月に3連休が2回あって本当によかったです。
そうして、発表の1週間前にスライドが出来上がりました。
そこからしゃべる練習をはじめました。
毎日1回、通しで声に出してしゃべってみました。
発表時間を10分にしたので、時間を測り調整しながら練習しました。10分で話すには結構時間が足りなくて、15分にしてもよかったなと思っていました。
夫もエンジニアなので、作ったスライドを見てもらって意見ももらいました。 そこで、発表内容から、この資料やこの本読むといいよとお勧めしてもらいました。「Rubyのしくみ」をすごく読みたくなりました。
発表1週間前は、同僚に発表を聞いてもらったり、自分でしゃべっているところをスマホで録音して、それを聴きながらわかりにくいところの説明を調整したりしました。
3/1 発表当日
当日の朝から、落ち着かなくてそわそわしていました。
お昼食べる時間が微妙になかったので、六本木に着いてから喫茶店で、登壇前の景気付けにプリンを食べました 🍮 おいしかったです。

会場に着いて、元同僚の方たちに会えたり、コミュニティで会ったことのある方と話したり、少し緊張がほぐれました。
自分の番は2番目でした。
いざ話し始めてみると、10分におさめるには話すことが多かったので夢中で話していました。

終わった後は自分の発表に対するリアクションないか、Twitter で見たりしてしまいました。
反応書いてくださってる方いるとすごくうれしいものでした。今後、人の発表を聞いたら感想はどんどん発信するようにしたいなと思いました。
発表終えて、イベントの休憩時間に廊下で元同僚の yanagi さんに「source_locationのsource_locationをしたんですね!」と言ってもらいました。たしかに!
「source_location の source_location をすると nil が返ってくる」という話をしました。 C言語で実装されたメソッドに対して source_location をすると nil が返る挙動になのでそのようになるのでした。
irb(main):002:0> MyClass.new.method(:my_method).method(:source_location).source_location => nil
登壇を終えて
ひさしぶりに前職ご一緒した方や勉強会で知り合った方に再会しておしゃべりしたり、他の登壇者の方とお話できたり、とてもたのしかったです。
機会をつくってまたしゃべろう!という気持ちになりました。
この日は「しくみ」についての発表がいくつかあって「しくみが気になる人たち」に入れた気がしてうれしかったです。
しおいさん【招待講演】たのしいSocketのしくみ / Socket Under a Microscope speakerdeck.com
maimu さん Rails 1.0のコードで学ぶfind_by_*とmethod_missingの仕組み speakerdeck.com
塩井さんの発表で「これはさっき出てきましたね」と自分の発表内容に触れていただいたり、他のセッションやTwitterで好きなメソッドを共有してくださった方もいて、うれしかったです。
また、Twitter で、発表を聞いてコード読んでみようと思った、おもしろかったと書いてくださる方がいて、うれしさが渋滞していました。
自分もそれに触発されて、もっと Ruby のコードを読んだり深掘りしていきたいと思いました。
そして、いつも、参加させてもらう側だったコミュニティにはじめて少しだけ還元できたようなきもちになりました。
私は昔、大学の頃にバンドをやっていたのですが、登壇を終えた当日は満足したライブができたあとの充足感に似たものを感じました。
挑戦してみてよかった、また挑戦したいです。
