ご注意: 私は万博会場に行ったことがないので、自分で検証したわけではありません。おそらく接続できると思いますが、うまくいかなかったらごめんなさい。Passpoint対応の端末を持っていくのが絶対にお奨めです。
EXPO 2025 大阪・関西万博の会場には、OpenRoamingに対応したフリーWi-Fiがあります。イベントでのOpenRoaming推しは、国内では最大規模でしょう。
OpenRoamingって何?という話は公式サイトにお任せするとして、ここではOpenRoaming / Passpointに非対応の端末で接続する方法を紹介します。規約外の使い方ではありません。
通信クラスタ()向けなので、ふつうの人にはお奨めしません。接続できるかどうか、自己責任でお願いします。無線LANで悩んで貴重な時間を無駄にするのはもったいないです。
Passpoint非対応の端末とは?
OpenRoamingという無線LANローミングシステムは、Passpointと呼ばれる技術がベースになっています。Passpointを一言で説明しようとすると難しいのですが、「SSIDが変わっても同じ無線LANプロファイルのままWPA2/WPA3 Enterpriseで安全に接続できる仕組み」ぐらいでしょうか。
というわけで、OpenRoamingの基地局に接続するには、Passpointに対応した端末が必要です。最近のAndroidスマホやiPhone、Windows 11などは、Passpointに対応しています。
しかーし、少し古め (Android 11以前とか)の端末で、Passpointに対応していない機種がまだ残っています。新しい端末でも、Passpointがうまく動かないバグ持ちのものがあります。
WPA2 Enterpriseでつないでみる
WPA2 Enterprise と WPA3 Enterprise 両方を含むのですが、面倒なので、以下ではWPA2 Enterpriseに統一して書きます。(実は技術的にも大差ありません)
Passpointは、WPA2 Enterpriseがベースになっていて、その前に「SSID自動選択機能」が付いたようなものです。接続先のSSIDさえ知っていれば、WPA2 Enterpriseの設定だけでも接続できたりします。
WPA2 Enterpriseって何よ?という人で、もし大学でeduroamを使っていたり、キャリアWi-Fiの1X認証という名前を聞いたことがあれば、そいつのことです。
まずは無線LANに接続するためのアカウントが必要です。万博では Osaka Free Wi-Fi の無線LANプロファイルを紹介しているので、それを使うのが無難です。
プロファイルのダウンロードに進んで、利用規約に同意、ソーシャルアカウントでサインインすると、プロファイルがダウンロードできるようになります。
ダウンロードの操作をすると、しばらくして、「プロファイルの設定が失敗される場合はこちらをお試しください」という表示が出ます。

これをずっと下までたどっていくと、「ユーザ名、パスワードを作成する」というボタンが現れます。ここでユーザ名とパスワードを確認できます。

あとは画面に従って設定してゆけばよいのですが、一つだけ変更点があります。
万博会場のOpenRoaming基地局 (Cisco提供)のSSIDは、Visitors-WiFi_Expo2025 です。ネットワーク名の欄に、cityroam の代わりに、Visitors-WiFi_Expo2025 と入力します。
ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する基地局には SSID cityroam があるので、Osaka Free Wi-Fiの解説にはそのように書かれているのです。これを万博会場のものに変更するだけです。
端末によっては、証明書のオンライン検証の欄で「検証しない」を選ぶと、うまく接続できないことがあります。「証明書のステータスをリクエストする」の方が成功率が高いようです。
iPhone / iPadはどう?
残念ながら、iOS / iPadOS は、Passpointの設定が付与されたSSIDがお嫌いなようです。SSIDをタップしても、ユーザ名とパスワードを入力する画面が出てきません。
Apple Configurator などを使って、自前でWPA2 Enterpriseのプロファイル (.mobileconfig) を作ると、うまく接続できるかもしれません。
おねがい
紹介した方法は、万博会場以外の基地局で、OpenRoamingに対応しているけどSSIDが異なる場合にも、応用できます。
参考までに、cityroamというSSIDは、国内のローミング基盤の「Cityroamフェデレーション」に参加している事業者が吹いているものです。
最後にお願いですが、ユーザ名を間違えないように入力してください。例えば wi2 が wl2 になっているなどの間違いがちらほらあります。ユーザ名を間違えていると、端末が再接続を繰り返してしまいます。
もしうまく接続できなかったら、そのネットワーク (プロファイル)はすみやかに削除してください。
せっかくの機会なので、ぜひPasspoint対応の端末を会場に持ち込んでみてください。もしうまく接続できなかったら、会場で無線LAN接続で悩むより、様々な出し物を存分に楽しんできましょう。OpenRoamingのお試しは、万博会場でなくてもできます。
おしまい