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ホットドッグ

自分個人に限った話で、注意しているのが、写真と文章を組み合わせて日記なりブログなりを書く時には、よほど意識的に、戦略的に書いて(構成して)いかないと、結局写真も文章も弱くなっていくだけだ、という事である。写真はつたない文章を説明するための道具でしかなく文章は写真へと続く箸休めでしかない。ネットとか紙の媒体に関係なく、写真も文章もお互いにもたれあい、お互いの補完装置としてしか機能していないとすれば、読みやすくはなってもどのみち表現としては廃れていく。数年前、写真と文章を組み合わせて日記を書く形式について、インターネット(日記、ブログ)独自の可能性がある気がして、その頃いろいろ自分なりに書いてみたんだけど、結局行きついたのは、このままだと文章も写真も弱くなる、という思考だ。ある時、自分の書いている日記を見て、こんなもんうそっぱちやんけと思った。どれだけ見る人間が増えたところで、金をもらっているサービス業でもあるまいし、自分が満足出来なければ舞台で踊っている意味はないだろう。それからもいろいろ考えながら日記を書いているつもりだけれど、なかなかに最適解は見つからない。十年たっても日記の書き方がわからないというのは、それはそれで奥の深い世界だとも言えるし、くだらない事を考え過ぎているだけだとも言える。広く馴れ合いたいわけでもなく、誰かを導きたいわけでもない。誰が住むのかもわからない巨大な沼、虚空に向けて釣り糸を垂らす孤独で静かな快感が自分の原点だとするならば、そこだけは見失わないようにしたいけれど、かといって山奥の洞窟で一人静かに座したまま悟りを開き、世界を達観してみせるという姿勢ほど、粋から程遠いものもない。適度にもがき、適度にバランスを崩し、適度に不動である、というような針の尖端に、ボールの上で、揺れながらバランスを取っているあぶなっかしい姿勢が自分にはふさわしいと思っている。ホットドッグというのは熱い犬という意味だが、スペイン語では熱いをcaliente、犬をperroと表記する。先日メキシコシティをぶらぶらしていたら何かに熱がっている様子を見せる胴の長い犬のイラストと共に「perro caliente」と大書きされた屋台を引っぱっているホットドッグ屋さんを見かけて新鮮な気持ちで驚いた。へえ、スペイン語ではホットドッグの事をペロ・カリエンテと言うのか。そのままやんけ。でも例えば日本でホットドッグの事を「熱い犬」と呼ぶ人はいないし「熱犬」という名前のホットドッグ屋さんもないわけだからやはりその「そのままやんけ」みたいな所が自分にとってはおもしろく、歩いている間うきうきしていた。ちなみにperro calienteという言葉をグーグル画像検索した結果がこれであり(→コチラをクリック)、スペイン語圏の人達による(?)ホットドッグ画像がずらりと並んでいる。日本でいうならば熱犬か、熱犬熱犬…と同じ事を何度も考えながら「ないやろ…」と思っていると、台湾ではなんとホットドッグをまさにそのままな「熱狗」と書くそうで(→「熱狗」のグーグル画像検索結果)、それを知って楽しくなったのだが、実際何に対して楽しくなったのかはわからないままで、まあそんなに楽しくないのかもしれない。写真は最近の朝ごはんの定番である自家製ホットドッグ。パンを両面、鉄板に押しつけるようにして少し焦がしカリッと焼く方法は屋台で盗んだ技。チーズはスーパーで買ってきたオアハカチーズでこれがめっちゃ溶けよんねん。ホットドッグというとブラインドレモンジェファースンという戦前に活躍したアメリカの古いブルースマンに同名の曲がある(http://www.youtube.com/watch?v=v670qVwzm9c)。数日ぶりに晴れた空。太陽の光に透過する木の葉が風に揺れる様子が窓から見えていて、そのどこかで鳥が鳴いている。また明日。
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