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喜舎場盛也(アール・ブリュット&アトリエぱんげあ展覧会)

いま東京の中野ブロードウェイ各階段横の壁で、日本のアール・ブリュット&アトリエぱんげあ展をやっているんだけど(21日まで)、そこに飾られている喜舎場盛也という人の作品にちょっと衝撃を受けてしまった。もしかして、ものすごく有名な人なのかしらと思って検索したけどあんまり出てこないのでものすごく有名というわけではないんだと思う。ここには色んな作家の多様な作品が飾られているので、見る人によって気になる作品は違うと思う。喜舎場盛也の作品は見ている側が心安らぐわけではないし精神が安定するわけでもない。規則的あるいは不規則的に並べられた漢字の曼荼羅。その総体は漢字にあらず記号でさえない。まず棒でほじくって、次に目玉を取り出し巣穴の横に置き、そこから飛び出す蟻の隊列を間近で眺め続ける目眩の刑罰であった。不安になった僕は、何か精神の拠り所、不安をもたれさせる場所を見つけようと、帰りの電車の中で考えていた。ポケットに手を入れると西友のレシートが二枚出て来る。うごめいている。中上健次のエッセイを思い出した。彼が子供の頃、学校の授業で絵を描かせられて、空を描こうとするんだけれど、持っているクレヨンには小石がまじっており、画用紙に塗りたくった青に所々傷が混じっており、そしていま考えてみると自分の作品はこの画用紙に描かれた空を裂く傷のようなものではないか、…そんな事を書いていたエッセイがなかったか。もう十年以上前に読んだ記憶があるだけなので、あった気がするけれど、なかったかもしれないし、僕の創作も混じっているかもしれない。でもたしかにそのような内容のエッセイがあったと記憶する。何が言いたいかというと、喜舎場盛也という人の作品はその「傷」なのであって、画用紙に所々混じるようなものではなく、全面曇天を裂く、傷の隊列なのだった。
http://www.spiritartmuseum.jp/jp/permanent-collection.php?artist=050(SPIRIT ART MUSEUM 喜舎場盛也)
http://www.spiritartmuseum.jp/jp/permanent-collection.php?artist=016(SPIRIT ART MUSEUM 吉澤健)
http://www.spiritartmuseum.jp/jp/permanent-collection.php?artist=026(SPIRIT ART MUSEUM 木本博俊)




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