これらの写真を並べて、ここを見ておられる方は、いったいどのような感想を持たれるのだろうか。デジタル画像が四枚並んでいるだけである、という事実以上のものをぼくの写真は発する事が出来ているのだろうか。
「きみは写真で何がしたいの?」と問われて「人物写真を撮りたい」と答えた僕に対し、師匠は一言「じゃあまずそのだらしないヒゲを剃れよ」と言った。ぼくのポートレイト行脚は、初めに靴さがし、そして散髪から始まった。当時の自分は100円ショップで買ったイボイボサンダルしか持っていなかったからだ。ぼくはカメラ師匠から、特に難しい、技術的なナンヤラを教わったわけではない。ただ、ナメた態度をなおせ、と言われただけだ。写真の撮りかたや、写真だけでなくあらゆる物全般に対する見かた考えかたは人それぞれだから、ぼくのこういった文章や写真そのものを「チャラい」と切って捨てる人もいるだろう。そしてぼくの写真や考えかたを切って捨てる人間、その第一番目には、いつも自分自身の姿がある。「俺は俺を肯定する」というのは「ザ・ワールド・イズ・マイン」というものすごく有名な漫画に出てくるこれまた有名なセリフなんだけど、今日の日記のタイトルはそこから。「は」を「が」にかえた。それだけで、意味がちょっとちがってくるような気がした。否定、否定、否定、否定、の繰り返しの中で、結局のところ最後には「俺が俺を肯定する」と、嘘でも自分自身に対し強く言いきっておかないと、ぼくらはどこにも歩き出せない。ぼく、と書くところを「ぼくら」と書いてみたのは、ぼくはもしかしたらそれなりにいるかもしれない「ら」にあたる人たちに、自分のことばを届けたいと思ったからだ。
これらの写真を並べて、ここを見ておられる方は、いったいどのような感想を持たれるのだろうか。デジタル画像が四枚並んでいるだけである、という事実以上のものをぼくの写真は発する事が出来ているのだろうか。
と、いうわけで、そろそろ怒涛の更新月間は終わり。生活が本格的にやばくなってきたので、しばらくは出稼ぎでもして、またそのうち戻ってきます。ではまた、近いうちに(?)お会いしましょう。
平民金子(sugkg@yahoo.co.jp)



