ふらふらと、空に上がっては、地面に落ちていき、またふらふらと上がっては、地面に落ちていく、そんなたよりない風船を見かけた。その風船を追って写真を撮っていくうちに、初めのうちは面白がって見ていたんだけど、途中から、おもわず、がんばれー、などと(心の中で)声をかけてしまう。もともとは、赤と白のくくりつけられた二つの風船で、はじめのうちは元気に飛んでいたんだろうけど、いつしか赤い方がわれてしまい、白い風船は、こわれてしまった赤い風船をひきずって、それでなかなかうまく飛べない。最後、金網にひっかかって動けなくなった時に、そのまま放って先へ行こうかと思ったのだけど、なんとなく、やっぱり引き返し、ぼくは、つながれたひもをライターで焼き切った。














