- 作者: 泉昌之
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: 文庫
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ぼくもしつこいもんですから一夜あけてもう一度ORICOのコマーシャルと泉昌之「スーパーウルトラジャイアントキングG」(以下「キングG」)を比べてみたんですけど、いやいや、こおゆうのってハナしいね。泉昌之の漫画って、ストーリーを言葉で要約するととても短いんですよ。「駅弁を買って箸をつける順番に悩む話」とか「ニンニクラーメンを食ってうんこが我慢できなくなる話」とか。このキングGだって「主人公が変身して、暴れてる怪獣よりもでっかくなって、つまんで食っちゃう話」って、それだけですから。
そおゆう一息で言えてしまうようなストーリーがあれほどにおもしろくなる原因ってゆうのは、泉昌之漫画の執拗なまでの細部描写へのこだわり、細部への眼差しにあるわけですよね。あまりにもくだらなすぎて(コレ愛情表現)誰も目をつけなかったであろう視点を読者は見せられて、今まで見ていた日常の風景が、視点の持ち方ひとつでこれほどまでに歪んでしまうのか、みたいな、そおゆうおもしろさとゆうか、笑いの表現(ぼくのしょおもない説明だとアレなんで読んでない人は読んでみて下さい)。
久住昌之の原作(アイデア、視点の持っていきどころ)と、泉晴紀のダイナミックすぎる絵、ダイナミックすぎる構図、その二人のコラボレ〜ションが泉昌之(久住昌之+泉晴紀のコンビ名:一応)漫画の世界。・・・・・・中略・・・・・・とりあえずこのキングGってゆう漫画のポイントを考えてみた。
A・怪獣が大暴れ(見上げる視線)⇒画像1&2(昨日のっけたやつね)
↓
B・主人公ピンチ(見上げる視線)
↓
C・キングGに変身(まだ、見上げる視線)⇒画像3〜6
↓
D・@@@@@@(間)⇒画像7⇒画像8
↓
E・主人公が怪獣よりでかくなる(見下げる視線)⇒画像8〜
なんかこおやって文字で書いてると、ほんとにつまらん事言ってるなあ俺って気がしてくるけど、まあ許して下さい。祝日だから大目に見て下さいマシマシ。いや、何が言いたいかってゆうとですね、結局この漫画の一番おもしろいところってゆうのは、A,B,Cと話を引っ張って、DをはさんでEでドカンとこれまでの視線が真逆に引っくり返るところなわけですよ(スンマセン。ぼくの説明はかなり悪いと思うんで、ぜひ漫画読んで下さいね)。
それで、Eで視線を引っくり返らせるための、一番重要なポイントは、Dにおける『間』のとりかたなわけです。漫画を読んでない人も、とりあえずOricoのコマーシャルを見てみて下さい(http://www.orico.co.jp/point/sml/okite.html⇒Macの人は見れないかもしれない)。・・・・・・見ました?画像8で、一瞬間があきますよね。オチへむかっての(そして同時にそれ自体がオチでもある)、間。
ぼくが今回のあれでハナしいのは、どう考えても泉昌之作品のアイデアであろう、この「間」がそのまま使われてる事なんですよ。この「間」をそのまんま頂くってゆうのは、作品そのものをそのまんま頂くってゆうのと同じですよ(って、実際主人公の形状からナニからナニまで作品そのまんま頂いた感じのCMなわけですけど・・・・・・)。まあいいや、腹もへってきたし、今日はこのへんで。ごめんなすって。
*いちおうことわっておきますけど、ぼくはいわゆるところのパクリ問題、全体的な(音楽やら漫画やら映画やらあれやこれや諸々)ソレに関してはあんまり興味ないです。作者の権利がどうのこうの、うんぬんかんぬん、それはどうにもややこしい話みたいなんで。なんかそおゆうのは書けば書くほど泥沼になる気がしますし。とりあえず今回のキングG事件も、自分の好きな作家のアレがあんなふうにアレされてる、うわぁ〜って感じで、一人で盛り上がってるだけですから。ああ、ハナしいハナしい(ちなみにこの「ハナしい」って言葉は友部正人の歌詞(『乾杯』)からのパクリね。あほ。パクリちゃうわ。オマージュや)。